| 一人旅 最終夜 東京 |
公開日:2008/10/19
| 【前回までのあらずじ】 大阪、福岡とこれまで遠距離移動を全て深夜バスで行ってきた管理人。 帰りの手段として「キングオブ深夜バス」としてその名を知られる「はかた号」に乗って東京を目指した。 その移動距離は約1,100km。乗車時間は14時間と言うドMぶりである。 この旅もいよいよ最終日。この男、無事に帰ることが出来るのであろうか? | ||||
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| 6時40分 はかた号車内。 車内のアナウンスによって起こされた。昨夜、博多を出発したバスはそろそろ休憩を兼ねて長野県にある諏訪湖SAに到着しようとしていた。 | ||||
![]() | 7時。バスは中央道の岡谷JCT手前まで来ていた。 | |||
| 7時過ぎ。長野県の諏訪湖SAに到着した。 今日は秋分の日。外の空気は冷やかで秋の訪れを嫌でも感じることが出来る。 | ![]() | |||
| バスに戻ると座席にソイジョイ2本とポカリスエットが置いてあった。 朝食代わりに食べろと言うことであろう。 朝食が付くことは事前に聞かされていなかったのでサプライズだった。 | |||
| 博多~東京間約1,100kmの乗車時間は約14時間。新宿西口到着は9時半頃を予定している。 残り乗車時間は2時間あまり。見覚えのある諏訪湖SAまで戻って来ると流石に「帰ってきたなぁ」と言う実感が沸いてきた。 バスは中央自動車道を東進して東京を目指す。中央道を利用して東京都内に入ることは私自身、滅多にないことだが、都市の風景に移り行く様子を見ていると少しばかり、安堵の気持ちが私を支配し始めているのが判る。 たった3日間の見知らぬ土地への旅であるが、こと東京に関して言えば見知らぬ土地ではない。 | ||||
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| 9時50分。予定より少し遅れてバスは新宿西口バスターミナルに到着した。 大阪、福岡と事前に行動スケジュールを綿密に練り、トレースしてきた訳であるが、東京でのスケジュールは全く考えていない。土地勘があるので何とかなる。 | ![]() | |||
| 先ずは風呂でも入るとしよう。 多分、歌舞伎町に行けばサウナがあるだろう。 新宿駅西口から歌舞伎町方面に歩き出した。 | |||
| 案の定、歌舞伎町には数軒のサウナが存在した。 | | |||
| 当初、東京での昼食は単身赴任中のシステムインテグレータのT氏と落ち合い、有名なハンバーガー屋に行く予定だった。最近、ラーメンよりもハンバーガーに取り憑かれたT氏のおススメの店だ。 ハンバーガーと言えばマックくらいしか食べない私。たまにはラーメンを忘れて、本格的なハンバーガーも悪くない。 しかしだ。大阪滞在中の夜。T氏からドタキャンメールが入ってきた。メールにはそのハンバーガー屋を紹介しているブログのURLが記載されていて住所も掲載されていた。折角なのでその店に向かうために日本橋人形町を目指した。 | ||||
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| 店は確かにあった。しかし、その人気ぶりに店先には多くの待ち客がいる。 店先のウェイティングリストを覗くと先客は13組30名ほど。昨夜。博多で食べた夕飯は17時半。かれこれ18時間以上、食事をしていない私は無性に腹が空いている。 これガラーメンなら1、2時間は待てる私もハンバーガーでそれが出来るか?答えはNoだ。 「東京なら何度でも来れる。別に今日じゃなくても…」と言う考えが支配しはじめている。 しかし、「この先何度東京に来ても、この店のハンバーガーを食べに来ることはもう無いだろう」と言う考えも頭を過ぎった。 | |||
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| ハンバーガー屋を後にしてやはりラーメン屋を探している。と言うかラーメン屋は一番、手っ取り早く見つける術を持っているからだ。 携帯を取り出しらーナビを調べる。あまりグッと来る店がない。仕方なく人形町駅に戻ることにした。 駅に戻る途中。大通りから少し外れた路地にラーメン屋を発見する。 「てっぺん」と言う屋号。聞いた事がある。何年か前のGW東京ラーメンツアーの折り、東京ドーム近くのラーメン店で同じ屋号の店を取材したことがあった。 腹も最高潮に空いているので迷わず入店。取材することにした。 | ||||
| てっぺんの詳細は取材記を参照してもらいたい。 | ||||
| 久しぶりの食事に腹もご満悦のようだ。 よく考えたらタバコもご無沙汰。 食後の一服をするためにコーヒーショップに入る。 エクセルシオールカフェはドトール系列のお店。 喫煙が出来ることは事前に判っていた。 | |||
| カフェラテをオーダーし、柔らかなソファ席に陣取る。 デジカメに記録した旅の記録をスライドショー機能で眺めながら、しばし休憩…。 同時に夜の取材先も考えた。 らーナビのランキングを眺めていると味はともかくネタ的には面白い店を発見。場所は新宿小滝橋。 結局、また新宿に戻ることにした。 | | |||
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| 新宿歌舞伎町には行きつけのネットカフェがある。 すこし前述したが、このネットカフェにシャワー設備がある。 腹が空くまでまだまだ時間がかかりそうだ。 旅行記、取材記と書かなければならない文書は数知れない。 暫くの間、執筆活動に勤しむことにした。 | |||
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| 夕刻。新宿の街にネオンが点り、不夜城としての顔を覗かせはじめる。 ネットカフェを後にした私は小滝橋方面に向かっていた。夜の取材である。 今回の取材先はココイチである。 「ココイチ?ハンバーガーの次はカレーか?」と読者の声が聞こえてきそうだ。 そう、あのカレーのココイチである。しかし、そこは取材なのでカレーライスな訳がない。 前述した通り、ネタ的に面白そうな店。それが「麺屋 ここいち」である。 あのココイチがいよいよラーメンに進出? しかも、ココイチらしく醤油、味噌、塩などはなく、カレーラーメンしかないようだ。 ココイチと言えばトッピングであるが、どの程度のトッピングを揃えているのか?興味は尽きない。 | ||||
| 麺屋ここいちの詳細は取材記を参照してもらいたい。 | ||||
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| 今回の旅で予定していた全ての取材が終了した。 そろそろ帰路に着くために東京駅に移動するため新宿西口からJRに乗るために駅に向かう。 | | |||
| 東京駅に到着した。 ここからどんなルートで帰るのか? 読者の皆さんも嫌でも察しが付く頃であろう。 そう、帰りもバスである。 今度のバスは東京駅八重洲南口バスターミナルから沼津駅北口に運行しているバスである。 | |||
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| ここで少し、今回の旅の行程について説明してみよう。 今回、遠距離移動の全工程をバス移動にするために現存するバス路線を調べ日程を組み立てた。 その最終系が今回の旅の行程である。 しかし、当初は違うルートを考えていた。行程はこうだ。 | ||||
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| 20日 朝 沼津~東京(高速バス) 20日 夜 東京~博多(深夜バス) 21日 夜 博多一泊 22日 夜 博多~東京(深夜バス) 23日 夜 東京~沼津(高速バス) | ||||
| 初日の20日。先ずは東京に出ているがこれには訳がある。 博多に直行する深夜バス路線は大概にして大都市からしか出ていない。 沼津・三島などと言う田舎町から博多に直行するバス路線はないのだ。 最終目的地が博多である以上、その博多へ深夜バスで行くためだけに昼間、態々東京に出向くのである。 上記の行程だと東京と博多の2箇所しか寄れず、東京~沼津間の行き帰りが「態々感」があり効率的ではない。 | ||||
| そこで博多に行けるバス路線で西にある都市で探してみると、名古屋、大阪等があることに気付いた。 更に静岡から大阪に向かう路線があることも発見した関係で「なら大阪も満喫するか」とパズルが見事に繋がっていき、下記のルートを完成させたのである。 | ||||
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| 19日 夜 静岡~大阪(深夜バス) 20日 夜 大阪~博多(深夜バス) 21日 夜 博多一泊 22日 夜 博多~東京(深夜バス) 23日 夜 東京~沼津(高速バス) | ||||
| 19日の静岡は旅行のために移動している訳ではなく、仕事として移動しているので休暇を取る必要もない。 正味、休んでいるのは20日~23日の4日間になる。 しかも、大阪、博多、東京と3箇所に寄ることが出来、静岡~大阪~博多~東京~沼津と輪を描くように移動できているため、非常に効率が良い。 | ||||
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| 東京駅八重洲南口バスターミナルに到着。 出発は20時10分。今回は高速バスなので1列4座の観光バスである。 カーテンが閉まることもなく、普通に観光バスに乗っている気分だ。 所要時間は2時間強。 東名高速を使用するので見慣れた風景が車窓に流れる。 いよいよ帰って来たと言う感じだ。 | |||
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| 22時20分。沼津駅北口に到着した。 ここからは定期券を利用して東海道線で三島へ向かえば旅も終わりだ。 | | |||
| 今回、深夜バスを体験した訳であるが、意外と悪くないと言う印象を受けた。 テレビ番組の影響でもっと劣悪な状況をイメージしていたが、寝てしまえば何とかなるもんだ。特に中途半端な距離よりは長距離の方が眠ることに専念できることも知った。 「乗車時間14時間」は受けるイメージは確かに辛そうであるが、車内でDVDを再生して楽しませてくれたり、DS等の携帯ゲーム機を持ち込んだり、私のようにノートPCを持ち込んでやはり旅行記、取材記を書いたりと、色々と時間潰しの方法はあるので考えてみるのも面白い。 しかも、一番大きなメリットは宿泊と移動にかかる料金が一緒であることだ。しかも、新幹線利用よりも割安である。 私が唯一、この旅で宿泊した宿の料金は9,200円。東京~博多間のバス料金が約12,000円を考えると移動しながら宿泊も出来るこの料金のCPは計り知れない。 総移動距離約2,200kmの今回の旅。移動と宿泊に費やした金額は4万円を切る。 鉄道に比べ路線の少なさはあるが、組み立てさえ上手く行けば最大限旅費をカットしながら多くの観光名所をまわることが出来る深夜バス。 あなたの旅の計画に是非、加えてみてはいかがだろうか。 | ||||
(おしまい) | ||||





