| バーの時間の過し方 オススメでお願いします |
文頭から話は逸れるが私がラーメン好きになった吉田家という店がある。ラーメン紀行の読者諸氏には有名な話であろう。
この店の普通のラーメンがとにかく好きで足繁く通った。行くのに1時間半かかるので平日は行けないが土曜日には必ず行っていた時期があった。
その店でつけ麺や油そばが試験的に販売された事があった。でも、1時間半かけてもし、好みじゃなかったら目も当てられない。
オーダーするのに非常に躊躇した覚えがあった。
さて、話をバーに戻すが、皆さんはバーで知らないお酒をオーダーする事ってありますか?
特に好きな酒が決まっている人にとっては、味も知らない酒をオーダーするのって勇気がいりますよね。
お酒って一晩で飲める量って限界があります。金額的にと言うよりは体調的にの話ですが。
仮にウイスキー3杯で酔っ払う人がいたとしましょう。
好きなお酒を3杯飲めば、それが一番良い事だと思います。
「対価」という意味では一番コスパが高い飲み方です。
でも、今宵は違った酒を飲んでみたい。そう考えた時、私はこの言葉を発します。
「○○○をオススメでお願いします」
「○○○」の部分は「ウイスキー」でも「ブランデー」でも何でも良いのですが、飲みたいお酒のセレクトをバーテンダーに委ねてしまうのです。
このオーダーをする場合は、ある程度行き着けの店であった方が良いです。
そのバーテンダーがあなたがいつも飲んでいるお酒や嗜好を判っている事が前提です。
この言葉、「委ねる」という意味では消極的な印象を抱きますが、結構積極的な行動であり、バーテンダーに挑戦状を叩きつけているのと同じなのかもしれません。
どんな酒を選んでくるのか、楽しみでもあり、不安でもある。
もし、好みに合わないお酒が出てきたとしても、返品も出来ないし、お金も払わなければならない。
しかし、そのセレクトがドンピシャだった時の高揚感を私は何度と無く体験しました。
また一つ、好きなお酒が増えていく訳です。
そして、バーテンダーに「美味いです!」と感謝の言葉を返すと共に、冒険旅行の成功を祝し、今宵も更なる杯を重ねる。
たまにはそんなアグレッシブな飲み方も良いものです。

