| 雑談 架空の付き合いとリアルのお付き合い |
今しがたの事なのだが、テレビの情報番組を見ていると今、若者にスナックが流行っているのだそうだ。
まぁ、東京のキー局の番組なので、東京に限っての話にはなると思うのだが。
その番組の中で、実際にスナックに居た若い女性が言っていた。
「SNSなどの文字だけの繋がりではやはり寂しさを感じる」
また、番組の見解として上司がセクハラを恐れて飲みに誘わないことで会社の繋がりが希薄になっているという。
そういった若者が人との繋がりを求め、スナックに目覚めてしまったようだ。
で、見知らぬオジサンと若い女性が「イェーイ!」とか言って盛り上がっていた。
若者ってSNSをどんな風にとらえているのであろうか。
人との繋がりのため?または承認欲求を満たすためだろうか?
また最近、「SNS疲れ」という言葉を耳にするようになった。
確かに私もFacebookで知り合いの書いた内容に「いいね」をしているが、これが意外と面倒くさかったりする。
「いいね」とは内容に対する共感を意味するものだ。
なので、発信者が自分の投稿に対して「いいね」をしている人達を見て、「あの子がいいねをしてない」などと思われて付き合い方を変えられたらどうしよう?などと恐れている、なんてことを思う若者もいるかもしれませんね。知らんけど。
また以前、やはりテレビでSNSを使用する若者の映像を見ていたのだが、高校生くらいの男女5、6人がカラオケボックスに入り、歌もそこそこにスマホの画面を注視している。
何をしているのかと言えば、目の前の相手とLINEで会話をしているという。
この映像を見た時は「この子たちはバカなのか?」と本気で思ってしまった次第だ。
最近、会社に入社した若者が上司との付き合いが「面倒くさい」と感じていると聞いた事がある。
特に会社の飲み会には絶対に出席したくないという。
そんな流れからかセクハラ、パワハラ、アルハラなど、色々な外圧に対して「○○ハラスメント」という便利な言葉ができた。
会社もそういう事に敏感になった結果、上司が飲みに誘う文化もなくなった。
リアルの人付き合いを恐れ、SNSという気軽で希薄な人付き合いで人と付き合ったフリをする。
そして、嫌になれば簡単にブロックする。希薄なお付き合いには打って付けである。
かくいう私もFacebook、Instagram、X(旧Twitter)、Youtube、食べログ、Googleマップなど、様々なSNSを利用している。
私はコンピューターを生業にしている関係からか、SNSは「便利な道具」くらいにしか思っていない。
食べログ、Instagram、Googleマップはあくまでラーメン紀行を世に知らしめるための道具。
どれも一方通行の情報発信ではあるが、食べログではマイレビュアーさんとコメントを通して繋がっている。
ただ、この人達とリアルで付き合おうなんて気はサラサラない。
X(旧Twitter)とYoutubeは情報収集に便利な道具。料理、お酒やカクテル、ゲーム実況、政治、世界情勢関連の動画も見る。非常に優れた道具である。
唯一、若者がいうSNSらしい使い方をしているのがFacebookであるが、こちらもリアルでお会いした方のみ友達申請をしており、見知らぬ人の友達は少ない。
SNS上で友達だからと言って、積極的に付き合っているか?といえばそこも微妙で、やはり真にお付き合いをしているのは普段、リアルでお会いしている方々である。
つまり、人との繋がりや付き合いというものをSNSに依存していないということだ。
このコラムで何度か言ったことがあるのだが、リアルの付き合いに勝るものはない。
それはSNSやVR(バーチャルリアリティー・仮想現実)がどんなに発達したとしても、リアルの付き合いが最強であろう。
ただ、リアルの人付き合いというのは最強である半面、リスクも最強だ。
特に酒の席となるとそのリスクの最強度合いは更に増してくる。
ただ、リアルの酒場は多種多様な人と会える可能性があり、自分の見聞を広げてくれる。
だから、リアルは楽しいのだ。
また、そういう中に身を委ねていると、リスク回避をするための処世術を得られる場合がある。
その処世術を得るためには多くの経験と多くの失敗が伴うことだろう。
ただ、その経験や失敗を避けて、本当の人付き合いなど出来るはずもなく近道はない。

