| 雑談 とある夜の出来事 |
今回のコラムはバーというよりは飲食店全体の話になるので、雑談として書いてみたいと思う。
これは先日、熱海から三島にかけて飲食店をまわった時の話だ。
まぁ、ちょっとした愚痴なので読みたくない人はブラウザバックして頂きたいのだが、聞いていただけますか。
先日の金曜日のこと。
久しぶりに熱海の新規のバーを散策するために電車で熱海駅を目指していた。
今回はラーメン取材は行わず、熱海の老舗洋食店で夕飯を食べ、その後にバーへ行こうと画策していた。
1軒目に目指す洋食店の閉店時間は20時。ラストオーダーは19時半となっている。
電車が熱海駅に到着すると19時過ぎ。そこから徒歩で10分程度で洋食店に到着する予定だ。
時間からするとラストオーダーの10分前なのだがまあギリギリ間に合うということで店に向かっていた。
店は国道135号線と熱海銀座通りが交差する交差点の近くにある。
現地に到着すると時計は19時20分。こちらとしては予定通りに間に合ったと言う認識だ。
しかし、店はなぜかシャッターが閉まっており営業していなかった。
定休日は木曜日でこちらに落ち度はないのだが、目的を果たすことができなかった。
気を取り直して夕飯を食べるために個人経営っぽい居酒屋に入る。
前述した目的のバーが20時からの営業なので、時間を潰す必要があるからだ。
たまたま入った居酒屋も値段が高いばかりであまり美味しくない。
今思えばこの後の展開を予想していたかのような嫌な感じが支配していた。
居酒屋での宴を終え、目的のバーに向かうことにした。
時計は既に20時を大きく過ぎている。
しかし、無情にも目的のバーは明かりがついていない。
仕方なくGoogleマップで近くのバーを検索する。
前述の目的のバーは珍しくカラオケがある店なので、気持ち的には少し歌いたい気分だった。
熱海では有名なオーセンティックバーと同じ建物の2階にあるカラオケバーに入店。
店長と呼ばれるバーテンダーは20代半ばの若い子ではあったが、色々と話をする機会ができた。
そのバーテンダー曰く、「21時とか22時とかに開店する場合もある」という。
まぁ、それまで時間を潰しますか。
三島に飲みに来ることがあるのかと聞いてみると、三島市内に先輩がやっているバーがあるらしく、その店にはたまに行くらしい。
店の名前を聞いてみると以前からちょっと気になっていたバーの名前が出てきた。
この後、三島に戻るので帰りがけに寄ってみるよとバーテンダーに約束した。
ただ、先輩に「こんな客が行く」ということを事前に告げることは控えてもらうことにした。
こちらとしてはある意味、サプライズ的な来店を狙っているからだ。
「タクシーはどうしますか?」とバーテンダーが問う。
前述の目的のバーがワンチャン営業している可能性もあるので、そちらに行ってみたいと伝え、店を後にするが結局、目的のバーは営業してなかったため、店に戻ってタクシーをお願いした。
三島に戻り、バーテンダーが言っていた店に赴く。
昔は「キャバクラビル」と呼ばれていた本町にあるコンクリート打ちっ放しのビルの3階にそのバーはあった。
こちらもカラオケバーなのだが、何度かこのビル内の店舗には入った事があるのであまり気負いはない。
入店すると2名の若いバーテンダーが迎えてくれた。
熱海の店からの紹介であると告げると、オーナーが不在だという。
そのオーナーが熱海の彼が言っていた「先輩」になるらしい。
夏祭り後の三島は祭りの後の静けさといった感じで静かな夜だ。
滞在時間中、2名の若きバーテンダーとかなり話をした。
新規のバーでそれなりに楽しい時間を過ごす事は出来たので結果的には良かったのだが、今夜は行きたいと思っていた店に行くことも、会いたいと思っていた人に会うことも叶わない夜だった。
以前、このコラムで「閉店時間」について書いた事がある。
その中で「営業時間は店と客とが交わした約束である」と書いた事がある。
ラーメン屋などもまわっている私はラーメン店でも営業時間内に到着しても店がやってない場合がある。
まぁ、よんどころない事情で店を開けない場合もあるだろう。
それなら店の入り口に「臨時休業」である旨を伝えるなどの配慮が必要なのでは?と思うのだ。
また、SNS全盛のこの時代にあって、スマホ一つでお客に臨休を伝えることも可能なのである。
コロナ禍になって久しいこのご時世。客足が減っているという事実も確かにあるだろう。
ただ、こういう時期だからこそ、誠実にお客に向き合う姿勢が必要であるのだと個人的には思うのである。

