雑談 コロナだった2020年に思うこと

年末が押し迫り、今年を総括する記事や動画が多くなった昨今。

その話題の中心は新型コロナウイルス以外には無いだろう。

バー業界を含む飲食店全体が大きな打撃を受けたこの1年。

飲食業のみならず、全世界の人々がその感染に苦しめられ、不運にも亡くなられた方もいらっしゃいました。

そんな中、とあるネット記事に思う所があったので今回のコラムはこの記事に対する私の意見(あくまで私見です)を書いてみたいと思います。

出典:https://note.com/tk_whisky_kitan/n/nf22f14d0c124


この記事の中ではバーがこれまでの困難な時代をどう乗り切ってきたのかとか、今回の困難が何故乗り越えづらいのかを書いていたが、私が引っかかったのは記事の終盤にある「今こそバーに恩返しをすべきとき」という部分。

筆者は「これまでバーが抱えてきた昔のリリースのボトルをリーズナブルに飲ませてもらった飲み手の一人として、バーが苦しんでいる今こそ飲み手が恩返しをすべきタイミングだと私は個人的に思っている。」と書いている。

確かに間違っていないと思うけど、個人的な感想はちょっと違うと思う。

バーが昔のリリースボトルを飲ませてくれることは、別に特別な恩ではない。

あくまで販売を目的として所有していた物を対価を払って頂いているだけの行為に過ぎない。

ここから個人的な意見だが、恩を受ける部分はそんな所ではない。

バーテンダーとのお金のやり取りが関係のない部分に恩を感じている方が個人的には大きい。

それは居心地の良い場所の提供だったり、高いホスピタリティだったり。はたまた、こちらがバーテンダーにお願いしている無理難題だったり。

そういう商品とお金を介さない、彼らの与えてくれる「想い」がバーテンダーに対する恩であり、その恩に報う術として私達客が出来ることはバーに足繁く通うという行動なのだ。


昔、とあるバーテンダーに言われた言葉がある。

「お客は店を選べるが、店もお客を選ぶことが出来る」

この言葉を聞いたのは、コロナも関係なく、ましてや今のようなウイスキーの原酒不足が叫ばれる前の話だ。

(コチラのコラムのエピソード1の時に聞いた言葉です)

平時の話としてバーに通っていた人が寄らなくなった理由はいくつかあるだろう。

それは人がバーに何を求めているかによって様々である。

会話を含めた居心地、客層、置いてあるお酒の種類、カクテルの技術などなど。

これらは全て、バーテンダーが与えてくれるものだ。

バーテンダー自身の素質や性格からくる居心地や会話センス。

自分を含め、お客の振る舞いに対して注意すべき時は注意をすることが出来る姿勢。

古い物、新しい物を含め、お酒のラインナップに気を配れる姿勢。

新しい技術に対して研鑽しようとする姿勢。

どの部分にお客が共感するかは人それぞれであるが、そういう部分がお客を惹きつける魅力になると思う。


ただ、この非常時の状況ではその理由も全く変わったものになった。

特に医療従事者はコロナに感染するリスクを極限まで抑える事を考えた時、「不要不急の外出」を控える行動を徹底するのは仕方のないことだ。

昨今、静岡県内でも静岡市、伊豆の国市、富士市などで院内クラスターが発生し、感染者を急増させる要因を作ってしまっている。

これはどこぞの外国人パブがクラスターを起こすのとは訳が違うのだ。


会社員である私がバーに通うことを「不要不急の外出」と考える方も多いであろう。

店が休業要請に応じて閉店しているならそれも仕方のないことだ。

ただ、世の中は「Stay Home」から「With コロナ」に移っている。

今年の4~5月のような「休業と協力金をセットで」という政策や助成はこれからは無いだろう。

あの頃のような自粛警察と呼ばれる人の((われ))が正義」と言わんばかりのマスターベーションが横行する時期も状況も既に過去の事だと思う。


感染リスクの比較

図1 感染リスクの比較

出典:https://blog.goo.ne.jp/pkcdelta/e/295400c74253f803363080792ea6bc37


パチンコ店がクラスターを出さないように努力している姿も数多く見ているが、これまでパチンコ屋でクラスターが発生したという例もない。

前々から思っていたことだが、タバコの煙に対する換気能力。そして、他の客と話をすることのないパチンコ、パチスロという行為は意外に思うかもしれないが感染リスクは極めて低いのだ。

バーもパチンコ屋も満員電車も感染リスクが変わらないのは図1を見て頂いても明らかだ。

多かれ少なかれ、全ての人が新型コロナウイルスの影響を受け、その中で感染リスクの低い行動を模索している。

先のGoToキャンペーンも然りだ。GoToキャンペーンを大いに活用する人もいれば、感染リスクを気にして利用しない人もいる。

個人的にはどちらが正しいとか、間違っているとかではなく、どちらも正しいのだと思う。

感染も防がなきゃいけない。経済も回さなきゃいけない。

明確な回答のない問題を個々人が感染リスクを鑑み、何が最善で、どう行動するべきかを問われている。

そして、それを他人が批判する権利もないし、感染した者を攻撃する権利もない。

人と関わらずに生活をすることが不可能な世の中で我々に感染リスクは平等にかかっていることを忘れてはいけない。

自粛警察を気取っている人がコロナに感染する可能性をゼロにすることは出来ないのだから。


私などは電車通勤をしている関係で不可避な感染リスクを背負っている部分もある。

感染症なので、感染源が電車なのか、バーなのか、パチスロなのかは感染しても知る由もない。

リスク管理という部分で言えば毎日、静岡県のコロナ関連のHPを見ながら、発生状況をモニターしている。

出典:https://www.pref.shizuoka.jp/kinkyu/covid-19-tyuumokujouhou.html


市町村単位の感染状況を鑑み、バーに滞在する間は最大限の注意を払って今宵もバーに通う。

勿論、バーテンダーから受けた恩を返すために。

公開日:2020/12/27

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