雑談 東北の大震災を風化させない

今回のコラムはお酒にはあまり関係ないのですが、5年前に起きた東北の大震災について、少し書いてみたいと思います。

5年前の今頃って、このバー紀行のメインサイトである、「ラーメン紀行」を大々的にリニューアルする予定でした。
ラー紀の中にある「ラーメン紀行の歴史」というコンテンツがあるのだが、16年近く続いているラーメン紀行は何度かサーバーのリプレース(入れ替え)を行っています。
その長い歴史の中でも最も大きなリプレースがその5年前の入れ替えである。
その大きな理由として、バー紀行と併設してデータベースやプログラムが組まれている事が挙げられる。

バー紀行を立ち上げようと決めたのは実は震災前の事で、掲載に向けてのバー巡りも既に始まっていました。

震災直後。
世の中は自粛ムードが広がり、多くのイベントが中止になったり、ブロガーまでもが掲載を躊躇したりと「ラーメンなんか食ってる場合じゃない」という風潮が広がっていました。
しかし、私は掲載も止めませんでしたし、バー巡りも続けました。
当時、私はラーメン紀行の「多事笑論」というコンテンツの中で「ガマンすることは長続きしない」と書きました。
好きなラーメンやバーを個人レベルで自粛することに何の意味があるのか?
そんな事より被災していない私達が金を回して、経済を活性化させることの方が大事なんじゃないのか?と考えた訳です。
正直、大した影響力もないサイトではありますが、更新を続ける事で愛読して頂いている読者を含め、多くの人の目にサイトが触れ、ラーメン屋に行くきっかけにでもなれば金が回ると考えた訳です。
なので、バー紀行の取材も粛々と行ってきた訳です。

そんな私ですが当時。ある決意をしています。
それは震災から少し経過した頃の話ですが、東京電力の福島原発の事故の影響で、放射能が出ているニュースを見てからでした。
昔、チェルノブイリ原発が事故を起こし、酷い放射能汚染が続いているニュースを見た事がありましたが、その影響は100年単位で続くと言われていました。
今回の震災も土壌の放射能汚染などの影響で、未だに仮設住宅から出られない人たちも多くいます。

募金箱当時の私は、「私に何が出来るだろう?」と考えた結果、「バーに置いてある震災のための瓶に募金を続ける」という一つの誓いを立てました。

当時はラーメン屋にも震災の募金箱が置かれていた時期がありましたが、今となっては見る影もありません。
しかし、三島市内のアフターバー石垣には今でも震災の募金のための瓶が置かれています。

私は、このバーに寄る度に、財布の中の小銭の全額を入れ続けています。
先にも書いたようにガマンしてやる事は長続きがしません。
少しつづでも小額でも良い。私はその瓶にお金を入れる度に震災当時の事を思い出しています。
この事については当時のコラムバーと震災と私という中でも書いていますが、それを5年経った今でも続けています。

この震災が本当の意味で終息する頃には私ももうこの世にはいないと思います。
でも、あの頃に思った「東北の人がゆっくりとお酒を楽しめるような日が来て欲しい」という願いのため、私は募金を続けています。

「東北の震災を風化させない」

夜な夜なバーに通いながらも常に東北の方達の復興を願っております。

公開日:2016/03/12

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