| バーに関する話題 京都のバーに行ってきました。 |
先週、会社のテニスサークルの慰安旅行で30年ぶりに京都に行ってきました。
1泊2日の予定でしたが9名の団体旅行なので勝手に食事を取ることもままならず、ラーメンに関しては一軒に留まりましたが、バーは何とか二軒行く事が出来ました。
1日目の夜の夕飯は先斗町で鴨しゃぶ。
地ビールや地元ワイナリーのワインを飲みながら鴨肉をしゃぶしゃぶ。
鴨肉自体も美味いですが何たってこのスープが絶品。
最後はラーメンを入れて〆るという内容。満喫しました。
で、この1次会から後は自由時間という事で一人、バーへ向います。
実は三島にあるバー石垣で京都のお勧めのバーとしてK家と言うバーを紹介して頂きました。この店、YUMOTOのマスターが銀座で働いている頃に一緒に仕事をされていた方が京都に帰り開いたバーなのだそうで、YUMOTOではマスターからK家のショップカードも頂き、携えてきました。
後輩のスマホで調べてもらった結果、先斗町から近いと言うことでショップカードの地図を見ながらお店を探索。
途中、地元民にショップカードの地図を店ながら聞き込み。京都の町は通りの名前が細かく決められており、住所にもその場所に行くための通りが書かれているのでかなり判りやすいです。
あっけなく店を発見。初めて行くバーでいきなりデジカメを取り出すような無粋な事はしない(単なる小心者)の私は店の看板だけは撮影。
町屋作りの如何にも京都らしい店構え。素晴らしいです。(詳しくは食べログでどうぞ)
たまたま、カウンター席が一杯ということで店員の方に近くにあると言う別館に案内されました。(詳しくは食べログでどうぞ)
別館までの道すがら。案内をしてくれたバーテンダーに「どなたかのご紹介でしょうか?」と訊ねられたので三島から来ている事やYUMOTOさんの紹介である事を話ました。
すると、そのバーテンダー自身もYUMOTOさんもマスターの事もご存知のようで若干、アウェー感が取れてきました。
そして、別館に到着。こちらもまた素晴らしい店構え。
とにかく、店内に入ってから客席のある部屋まで向う間が何とも良い感じ。
丁度、ディズニーランドでアトラクションに乗るまでの行列して待っている間の通路のように色々と気分的に楽しませてくれるようなイメージ。客席までに行く前に期待は最高潮に高まります。
そこは古い民家を使用した一軒家のようなバー。カウンターこそありますが、高い天井とむき出しの梁が古い民家である事を雄弁に語ります。
また、座敷席があったり、中庭があったり、その中庭の向こうには蔵があり、その蔵の中にも客席があるそうです。
バーと言う西洋から来た物と日本古来の落ち着きが融合したその店内は初来店の私でもどこか懐かしさのような物を感じます。
勿論、オーセンティックなバーですから基本的には店内は暗めで静か。しかし、そこまでかしこまった感じもなく、対応してくれたバーテンダーも30代の若い方が仕切っておりました。
初来店のバーでしたが人脈と言う共通項があるだけでこんなにも居心地の良い空間になるバーと言う場所。
改めてバーの素晴らしさを知りました。
2時間後。
自分の規定杯数である3杯を終え、K家さんを後にした私はそのまま先斗町へ戻りました。
折角、京都のしかも先斗町に来ているのですから先斗町のバーと言うのも体験してみたい!と言う事でここからは完全なアウェー試合。実はK家さん以外はあまり下調べをして来なかったので完全に飛び込みでバーに行ってみようと考えました。
それこそ、バーは一杯あるのですが、狙っているのは勿論、オーセンティックバー。店の看板などを見ながらオーセンティックバーかどうかを想像しながらの店探し。先斗町を2往復くらいして酔いも少しまわってきました。
そんな中。「CLUB DESERT」と書かれた小さな看板を見つけました。先斗町も狭い通りだけど、更に細い脇道を入り、更にその脇道の途中にある階段で2階に上がった場所に店はありました。(詳しくは食べログをどうぞ)
店内はカウンターのみ。小さなバーでバックバーもそれほど大きくはありません。しかし、そこに並ぶ洋酒の数々はどう考えてもオールドボトルばかり。私は当りを引き当てたようです。
先客は常連と思しき女性客1人。曲線を描き、電飾が仕込まれたバーカウンターはちょっと昭和の香りがします。
バーカウンターを眺めているとブランデーが多いように思えたのでお勧めでブランデーを一杯。ナポレオンの60年物らしく、柔らかなアルコールから来る芳醇な甘い香りが口に広がる一杯。ありがたく頂きます。
そしてもう1杯はお馴染みジョニ黒のこちらも60年物。こちらも適度なアルコールの刺さり方ですがシッカリとしたコクのある物。オールドボトルは現存した物以外は世の中にないので正に一期一会の世界。出会えて良かった。
「お客さん、こちらへはどなたかのご紹介ですか?」
マスターに訊ねられたので「いや、完全な飛び込みでスミマセン」と答えました。そして、静岡から来ている事。良いお酒を提供して頂いた感謝の言葉を返しました。
2杯飲んだ所でかなり酔っている自分に気が付きました。やっぱ、一次会でビールとワインを飲みすぎたかな?
チェックをお願いするとマスターがある葉書を出してきました。
「実は静岡に私の後輩がオープンしたお店があるんです。是非、行ってあげて下さい。」
店のオープンを知らせるその葉書には店の住所も書かれていました。
「静岡市葵区鷹匠…」
「これ、私の勤務先から目と鼻の先ですよ」
たまたま入ったバーで繋がる次の店への人脈という流れ。
これこそバーの醍醐味だと今回のバー巡りを通じて感じました。
その静岡の店に私は必ず伺うでしょう。
「人と人を繋ぐ見えない糸」を辿って。

