| バーの時間の過し方 飲食店を利用するということ |
先日、ネットニュースを見ていると、東京の新橋にある焼き鳥屋の話題が載っていました。(詳しくはコチラから)
その店はGoogleマップの評価は1.3(令和5年9月2日現在)という低評価の店だ。
ニュースの内容を引用すると、「一人客NG」、「お酒が弱い方は入店禁止」、「アルコールの追加注文がなくなり次第お会計」などの厳しいルールが課せられている、とのこと。
話は違うが昔、ラーメン店でもそういうルールが多い店があった。
ラーメン業界では有名な神奈川県藤沢市にあった「支那そばや」の店主、故 佐野実氏の店がそうだった当時を思い出す。
私語厳禁、禁煙、携帯禁止、香りの強い香水禁止などの禁止事項があったのだが、これは自分が作ったラーメンをお客に美味しく食べてもらうためのルールだった。
まぁ、私はその焼き鳥屋のことを知っている訳ではないので表面的なことしか言えないが、前述の焼き鳥屋のルールを見ていると、そのルールは店側の都合によるものが多いと感じる。
「一人客NG」は店にとって大きな利益が上がらないし、「お酒が弱い方は入店禁止」はお酒の利益率を考えれば、お酒が出た方が商売として利益率が高いからだ。
「アルコールの追加注文がなくなり次第お会計」というのも、飲み食いが終わっているのにおしゃべりに夢中になって長時間、席を占領することへの利益率の低さからであろう。
バーにも色々と暗黙のルールが存在する訳だが、誰のためのルールかは店主の考え方次第であろう。
バーに限らず、ラーメン屋なども含めて私が飲食店を利用する際に思っている事がある。
それは「その店で飲み食いをさせていただいている」という姿勢だ。
何度かこのコラムでも書いたが、店主はその店のルールブックであり、店主がダメといったらダメなのだ。
「お客はお金を払っているから偉い」と思っている人が一定数存在するが、お金を払えばその店で何をしても良い訳ではない。
お客である私達がその店で飲み食いをしたいと考えるのであれば、その店や店主の定めたルールに従わなければならないのは仕方のないこと。
ただ、その店主が定めたルールに不満があるなら、私達はその店に行かなければ良いだけのことだ。
私達がお店を選ぶ権利がある以上、お店がお客を選ぶ権利もあるのだ。
そう考えればお店とお客というのが対等な立場にあるということが嫌でも判るだろう。
今はネットでいくらでも情報が得られる時代なので、はじめて行く店のリサーチくらいは事前に行い、特に低評価のついた口コミを読んでから行くくらいの準備は必要だ。
ネットの情報を最大限に生かせば、入店してから嫌な思いをする機会も減るだろう。
店にとっての良客は、店のルールに賛同している人である。
そのルールに賛同している人が通うことで、自然と同じ価値観を共有できる客ばかりが集まるようになり、その店が居心地よくなる。
だから、ルールが必要なのだと個人的には思うのである。

