| バーの時間の過し方 いつもの〇〇を |
バー紀行も7年もやっている訳で、読者の中には既に「バー初心者」のレッテルが外れた方も多いのではないだろうか。
そんな御仁には既に「行きつけの店」というのも何軒か出来ていることだと思います。
仕事終わりの帰り道。
駅の改札を抜け、「今日はどこに寄ろうか?」などと思案しながら歩きだす。
駅前のバーのドアをグイっと開けて、いつもの席に座る。
「いらっしゃいませ」とバーテンダーがおしぼりを差し出しながら、コースターと同時に灰皿が出てくる。
「いつものでよろしいですか?」と切り出すバーテンダー。
「うん、お願いします」と私。
そんな会話からスタートする私のバーでの時間。
彼の言っている「いつのも」はジャックダニエルのソーダ割り。
私の「いつもの○○」は所謂、ジャックソーダである。
ジャックダニエルを置いてないバーはあまり見かけたことがない。
なので、初来店の店でもない限り、私の一杯目はこれである。
また、他店では2杯目以降に必ずオーダーするカクテルもある。
それは三島市内にある「Bar Vevedores」の「ほんのりメロン味日本酒のカクテル」というカクテル。
このカクテルが飲みたくて通っているバーである。
行きつけのバーがあるのは人生が楽しくなる事でもあり、悪い事ではない。
しかし、「行きたいバーがある」というよりは「飲みたいお酒がある」というのがバーを選ぶ基準になっているのだと最近思っている。
勿論、気の合うバーテンダーがいて、気の合う飲み友達が集う店もそれはそれで楽しい。
しかし、その店が得意とするお酒のラインナップが私の好みと合わないという事実は、リピートするか否かを大きく左右する。
「行きつけの店」というのは、「いつもの○○」が出てくる店なのである。

