| バーの時間の過し方 バーでチップは必要か |
先日のこと。
バーで飲んでいるとバーテンダーが面白い話をしてくれた。
とある客が来店された際の帰り際でのこと。
「薄給なので少なくてすみませんが…」
そういって千円札を出したらしい。
話を聞いてみると彼は営業の仕事をされている方で仕事柄、お客と銀座のバーに行く機会が多いらしいのだがその際、バーテンダーに毎回チップを置いてくると言うのだ。
私も含め、チップに馴染みのない日本人であるが、そもそもチップってどんな感じなのだろうか。少し調べてみた。
Wikipedeiaによれば、チップという文化は欧州で始まったようです。
18世紀のイギリスのパブでサービスを迅速に受けたい人のために「To Insure Promptness(迅速性を保証する)」と書かれた箱を置き、そこにお金を入れさせたことに起因すると言います。
「To Insure Promptness」の頭文字が「TIP(チップ)」の語源になったということでしょう。
ただ、この説についても諸説あるようですが。
日本人の感覚としてチップは「丁寧な接客に対する御礼」、「お気持ち」という意識が多いかと思います。
海外、特にアメリカを旅する場合、チップの習慣は根強く、そこで働く人の労働対価として定着しており、「当然の権利」であると言います。
シッカリとした相場が存在し、その金額を「お気持ち」で変えることが許されないようです。
ちなみに海外のバーでは値段に関係なく1杯につき、1~2ドルを支払うのが通常となっているようです。
さて、話を戻して日本のバーでチップを払う必要があるか?という問題ですが、答えはノーだと個人的には思います。
何故なら日本には「チャージ」という異なる文化があるからです。(チャージについてはこちらも併せてどうぞ。)
地方都市の街場のバーでの相場は500円程度。
銀座などの「超」が付く場所では2000円以上の店もあります。
前述の「1杯につき1~2ドル」を例に円換算すると約150円。3杯飲んだとして450円です。
そう考えるとチップの代わりとしてチャージを取っている訳で徴収の形は違えどシッカリと支払っていると考えても良い訳です。
なので別途チップを支払うことは日本のバーでは不要だと思います。
ただ、お店に迷惑をかけたとか、感動するような接客をして頂いたという「気持ち」の部分があるならお釣りを置いてくるなど別途多めの支払いをしても良いのではないでしょうか。
そう考えると前述の営業マンのお客はバーテンダーに毎回、お気持ちを伝えているのかもしれませんね。

