バーの時間の過し方 強いお酒を要求する

バーに通っていると、色々なお客を目の当たりにする訳ですが、たまにこんなお客を見かけます。

「何かこう、カーッとくるようなカクテルってありますか?」

とか

「このバーで一番強い酒を下さい」

などなど。

要は強いお酒を要求してくるお客です。

前者の台詞を吐いた客にはマティーニが出てきました。
暫く、その成り行きを見ていたのですが、「何か凄い酔っ払ってきた」と言っていました。
当たり前です。そもそも、結構酔っている感じでしたし限界点も近い感じでした。

後者の客は男女入り混じった複数の若者の来店。その中の男子の一人のオーダーでした。
「こんな強いお酒を飲めるんだぜ、俺!」をアピールしたいのかな?
男って生き物はいつの時代も女性に対して見栄っ張りですからねぇ。

世の中で一番強いお酒と言えば、バー好きなら誰もが知っているであろう「スピリタス」というウォッカ。
96度というほぼエタノールじゃないかという代物です。
私もこれだけバーに通っていながら、実は「スピリタスのストレートというオーダーはした事がありませんでした。
行き着けのバーで試しで飲んでみたいと要求すると「ワンティースプーンだけなら」と出して頂いた事があります。
カクテル・レシピの表記でいうところの「1tsp.」はリットル換算でいう約5ml。
それくらい、提供側が気を遣うという事が判ります。

度数の高いお酒を短時間に摂取すれば、急性アルコール中毒という状況になります。
お酒は体内のアルコール分解酵素によって無毒化されるまでに時間を要します。
個人差もありますが、摂取する時間と分解する時間が極度に間に合わず、血中のアルコール濃度が上昇した時に色々な症状として現れます。

強いお酒が飲めても、その後泥酔して同席している方やお店に迷惑をかけては、全然カッコよくありません。
ほろ酔い程度をキープ出来るペースと自身の酒量を判っている人が「カッコよくお酒を飲める人」だと思います。

ちなみに「スピリタスのストレート」は度数は強いですが甘みも感じられ、当初抱いていた「消毒用アルコール」とは別物。
植物由来のお酒はそこまで工業的ではありませんでした。


公開日:2017/10/01

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