バーの時間の過し方 メニューはありますか?

バー紀行でこれまで紹介したお店について、メニュー表があるか、ないかを書いてきたと思います。

ラーメン屋を含め、飲食店ですから、メニューがあるのが当たり前の世界で、メニューがないバーというのが数多く存在します。

たまに丁寧にメニューを作っているバーもあります。
カクテル、ウィスキー、ブランデー、ラムやウォッカなど、数限りなくある酒の名前と値段が書かれたもので、読んでいて楽しい半面、そこから自分に合うものを選び出す苦労があります。

そもそも、名前が書かれても、お酒自体に知識がないと、何が出てくるか判らない。
前にこのコラムで紹介したゴールデンボンバーの「酔わせてモヒート」の主人公よろしく、「僕の嫌いなミント味」に出会ってしまう可能性もあります(笑)。

バーに行き慣れない人が特に心配する要素の中で、「何をオーダーすれば良いのか?」という部分が大きい方も多いかと思います。

まぁ、私も当初はバーボン・ソーダしかオーダー出来ない情弱でした。
メニューを出してもらった事もありますが、例えばカクテルを頼むとしても、聞き覚えのあるカクテルをオーダーしてしまうのが関の山です。

個人的な意見ですが、バーに関して言えば、メニューは必要ないと思います。
それは、バーテンダーがある意味、メニュー表であるからです。

お客である私達は取り合えず好みや気分を言ってみる。
「甘めで、炭酸を使わず、サッパリしたものを」等、今、自分が飲みたいと考える言葉を発してみる。
バーテンダーはそのヒントを元に、自分の中にあるカクテルレシピと照合し、数杯の候補を選び出してくれる。

そして、差し出された一杯。これが何とも美味い!
「このカクテルは何て言うんですか?」

こんな所からバーでの会話が始まり、時間が流れていきます。

「メニューがある」という事はこちら側から見ると、選択の余地をかなり限定されることになります。

そして、「メニューがない」という事は、その先にある選択の余地は無尽蔵に広がる事を意味します。

公開日:2015/07/04

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