お酒・バー関連書籍の話題 カクテル手帳

カクテル手帳今回はバー好きな方ならその名前を一度は聞いた事があるであろう、「カクテル手帳」をご紹介したいと思います。

当然の事ながら、私もその存在は以前から知っていて、いつかは購入しようかと考えていた一冊です。

先日、アマゾンのお勧め商品メールにその名を見つけてしまって思わずポチってしまいました。

この本を監修したのは以前、このコラムでもご紹介した「キングス・バレイ(詳しくはコチラから)」を創作した銀座のバー「テンダー」のオーナーバーテンダーである上田和男氏。

ハードシェイクで有名なこの方が書いた本ということで、その内容も既に折り紙付きといった感じでしょう。


デカい帯で、実際に届いた商品ですが、先ずは作りがナカナカ面白い。

表紙には美しいカクテルが映し出されているのだが、はて、何かがおかしい。

良く見てみるとそれは大型の帯になっており、実際に使用する場合はこの帯をはずして使うようです。

帯をはずした本体は「カクテル手帳」の名に相応しく、革を模造したビニール製のハードカバーで覆われています。

ハンディサイズ実際、手に取った大きさは年末に会社がお客様向けに作るノベルティのシステム手帳程の大きさ。

ハードカバーに入っているのでカバンの中で他の物と触れても損傷も少ないだろうし、携帯する事を前提にしたような本なので、その辺りもかなり考慮された作りとなっています。


では、気になる中身をざっとご紹介。

ハンディサイズ掲載されているカクテルの数は130杯。上田氏自身も巻頭で触れているのだが、基本的にはスタンダード・カクテルを中心に掲載しているようです。

この辺りは大事な事で、カクテル手帳を読む対象をバー初心者やカクテルに興味を持ち始めた方とイメージしていることが判る。

そして、「どこのバーでも対応してもらえる」という選考基準も良いですね。

チェリー・ブロッサム私もこのコラムで掲載するカクテルは「バーで頼むことが出来る材料」で構成された物をなるべく選ぶようにしていますが、この基準って一番大事だと思います。

いくら奇麗で珍しいカクテルも飲めないと何の意味もないですからね。

そして、もう一つ興味深いのが「アルコール度数&テイスト マトリックス」という表形式の指標。

アルコール度数を0から40までの5段階、甘さ~辛さのテイストをAからEまでの5段階で表現しています。

マティーニ例えば、A0(一番度数が低く、一番甘い)としてカルーア・ミルク、C20(どちらも中間程度)としてブルームーン(詳しくはコチラから)やチェリーブロッサム(詳しくはコチラから)など、掲載しているカクテルがどの程度の度数とテイストを持っているのか、判るようになっています。

ちなみにE40に該当するカクテルは存在せず、E30に該当するのがマティーニ(詳しくはコチラから)、D40に該当するのがグリーン・アラスカ(詳しくはコチラから)でした。

グリーン・アラスカ自分のアルコール度数や甘さに対する耐性を考えてカクテルを選べるのって良いですよね。

スタンダード・カクテル以外にも前述のキングスバレイのような上田氏が考案したカクテルも掲載されていますので、バーで再現してみるのも面白いかもしれませんね。

私などもそうですが、カクテルに興味を持っている方には是非、お勧めしたい一冊です。




公開日:2020/09/27

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