| バーに関する話題 屋号に秘めた思い |
今回はバーの屋号、名前について少し書いてみたいと思います。
私がバー紀行の中で紹介するお店の紹介文には、必ず店の屋号をどうやって決めたのかという事をお聞きしています。
話は違いますが先日、ラーメン紀行の女の子の名前を募集して決めました。
私自身、名前を付けるのって結構苦手で読者の皆さまに託しちゃったのですが、自分のお店となると意地でも自分で命名したいですよね。
何軒も同じ質問をしている内、ある程度のパターンがある事にきが付きました。
それらについて少し語ってみましょう。
■自分の苗字、または誰かの名前
特にオーセンティック・バーに多く見られるパターンがこれ。
「Bar ○○」と言った具合に自分の苗字を屋号にするパターンです。
バー紀行に掲載されている店だと、「AfterBar 石垣」、「Bar YUMOTO」、「Bar 倉田」等ですね。
後、今は無き「Bar 多助」はオーナーのお爺様の名前を拝借したと聞いています。
■お酒にちなんだ名前
さすがにバーなので、お酒にちなんだ名前も結構あります。
ストレートにウイスキーの名前をそのまま付けているバーも見たことがあります。
(Bar GLENLIVET、Bar GRAND-DADなど)
静岡市内にあるバー、「Bar Alchemist」は錬金術師という意味ですが、昔の錬金術師が蒸溜技術を開発したことでこの名前が付けられています。
また、同市内にある「BAR NO'AGE」の「ノン・エイジ」もウイスキーの年数表記をしないという意味でお酒にちなんでいますね。
■店主の思いが込められた名前
ショット・バーになってくるとかなりオーナー自身の思いが強くなってくる傾向にあると個人的には思います。
沼津市にある「RADIO STATION」の屋号に込めた思いは、「人が集う、情報の発信場所になれば良い」という思いが込められています。
また同市内にある「Bar Noise」の屋号には「多くのお客様の会話や笑い声の絶えない店になって欲しい」という思いが込められています。
更に同市内にある「Bar King Kong」の屋号には「とにかく覚えやすいを念頭に付けた」という思いもあったりで面白いですね。
■前オーナーから引き継いだ名前
このパターンの場合は特に理由はないが、お店自体を引き継いだ関係でそのまま屋号として使用している例もあります。
三島市にある「hateruma」や沼津市にある「Cafe Bar Red Chair」などはこれに当たります。
前オーナーの思いを引き継ぐ形で使用していると思いますが、長い年月を経ると自分のものになっていくのでしょうね。
■上記以外の理由の名前
実はこのパターンも意外と多くて、お酒にも関係ないし、思いも込めない。名前を引き継いだ訳でもない。
意外と何となく付けられた名前もあります。
三島市内にある「BAR PORTIER」は「門番」という意味ですが、店の入り口に設えた、重厚なドアにちなんだ名前ですね。
また、同市内にある「Loose The Bar」はアメリカのロック歌手、イギー・ポップの楽曲名から頂いた名前。
「解き放つ」と言う意味があるらしいです。
色々と書いてきましたが皆さん、個性的な屋号が多いですね。
バーに限らず、飲食店の屋号って、やっている方々の思いが必ずあると思います。
そんな話題に花を咲かせながら過す一時も楽しいものですよ。

