| お酒・バー関連書籍の話題 BAR レモン・ハート |
バーを題材にしたり、舞台にする小説や物語は調べてみると意外と多いことに気が付きます。
そんなバーにちなんだ書籍や小説などを紹介する「バー関連書籍の話題」。
今回はその第1回と言う事で「BAR レモン・ハート」をご紹介します。
書籍を紹介すると言った矢先になんですが、この「BAR レモン・ハート」はマンガです。
初刊行は1985年でかれこれ25年以上前のマンガです。
登場人物としてはBAR レモン・ハートのマスター、常連客のメガネさんと松ちゃんがレギュラー。その他のお客は殆ど一見さん(と言うか描かれない)であり、複数回出演したお客さんは圧倒的に少ない感じです。
マスターはお酒の事に精通した方で世界中に存在するほとんどの銘柄をストックしていると言う強者。
バーの地下にはそのストックを置くための場所があると言う記述を読んだ事があります。
一本の酒を手に入れるために海外旅行をしたり、アウトドアが好きだったりと意外とアクティブな一面も持っています。
メガネさんは年中、トレンチコートを着込み、サングラスをかけて新聞を読んでいると言うちょっと変わった方。
お酒の知識もマスターにも負けず劣らずと言った描かれ方をしています。
お客と言う立場からか、他のお客が得意げに間違った薀蓄をひけらかすと、横から入って正すと言う、マスターは立場上、出来そうもない事もします。
松ちゃんは上記二人とは対極にある存在でお酒の知識が全くない酒音痴。
フリーライターと言う職業で女性と知り合う機会は多そうだがいつも成功しない独身中年。(この言葉、私自身もグッとくるなぁ)
お酒は判らないけどレモン・ハートは20年来の常連さんと言う設定です。
バーにはあまり置いてない、ウィスキーのウーロン茶割りを愛飲しており、その飲み方は先日、バー紀行のコラムでもご紹介した事があります。
お人よしでちょっとエッチ。風貌はチョビ髭がトレードマークであまり女性にモテる感じには見えないのですが憎めないキャラクターです。
内容はと言えば、一話完結のストーリーでBAR レモン・ハートを舞台にマスターや常連さんを中心にその他のお客さんの会話がメインになっているものの、お酒にまつわるエピソードや薀蓄が素晴らしく、私のようにバーに興味を持つ者にとっては、その薀蓄の部分は非常に勉強になります。
ただ、お酒のことばかりと言う訳ではなく、人と人との気持ちや思いなどのエピソードにお酒を介在して描かれており、単行本の表紙にも書かれている「気持ちがすごくあったかい!!」と言う言葉がその内容を如実に表していると思います。
ネットカフェなどにも普通にありますのでバーに興味を持ち始めた方は是非読んでみては如何でしょうか。

