| ウィスキーに関する話題 井川蒸溜所 デッサンシリーズ Flora2024 |
数年前にバーで話題になった、井川蒸溜所。
県内に新たな蒸留所が出来るということで話題になり、静岡県東部民にはお馴染みの特種製紙がその蒸留所開所に携わっていると当時、バーテンダーから聞いた覚えがあった。
その蒸留所からウイスキーが出荷されたようです。
先ずは特種製紙や井川蒸溜所について少し、ググってみたいと思います。
明治時代の財界で活躍した大倉喜八郎。
先日、発行された新1万円札の肖像画で有名な渋沢栄一と共に鹿鳴館や帝国ホテルを興し、数々の企業を設立して大倉財閥を築き上げた。
そのうちの一つが東海パルプという、井川蒸溜所の親会社で現在の特殊東海製紙グループの前身である。
1895年、大倉喜八郎は井川の山林24万ヘクタールの山林を購入する。その所有地の中には3000メートル級の名峰が10座あると言う。
全国で26座あるうちの10座の山が井川蒸溜所から見える所有地に鎮座することから、十山株式会社(このウイスキーの製造者)と言う名前が付いたのだそうだ。
井川蒸溜所は標高1200メートルという高所に位置し、厳冬期は人を寄せ付けないらしく、年間に数ヶ月は閉所するという。
そんな高所の蒸溜所ということで、熟成にどのように影響するのかと個人的には思ったりするのである。
今回、その井川蒸溜所から記念すべきファーストリリースが出荷された。
それが「Flora 2024」というウイスキーである。
原料にはスコットランド産のモルトを使用しているようです。
そして、社有地内の
高所でありながら夏場は最高気温30℃、冬場はマイナス15℃まで変化する土地故、アルコール発酵のムラを抑えるために、冷水・温水ジャケットを備えたステンレス製の発酵槽を採用している点も、この蒸溜所ならではといった点でしょうか。
そうやって作られた今回のウイスキーには、ノンピートタイプのバーボンバレル原酒のみを使用していると言い、創業間もない頃に仕込んだ原酒も含まれているようです。
また、広大な自社林内にはミズナラの大木も豊富にあるようで、既にミズナラ樽の製造も始まっているといいます。
名前にもなっている「FLORA」は、ローマ神話では、「花と豊穣」、「春の女神」を指し、スペイン語では「植物」という意味を持ち、「特定の地域や時期、環境に生息する植物群」を指す言葉のようです。
ラベルに描かれた植物は、「タカネマンテマ」というらしく、高山植物の一種のようです。
前置きが長くなりましたが早速、頂いてみましょう。
ノンエイジですが年数は4年弱程度だと思われます。
色はやや黄金色に近い色味。
香りはハチミツ、リンゴのような甘みや酸味に似た香りがします。
口に含むとバーボンバレル特有の嫌味のない甘さ。そしてややアルコールの刺激を感じます。
アフターはスパイスのようなピリリとした感じの後は、総じて華やかな香りが残ります。
短期熟成ですがよく出来たウイスキーだと思います。
静岡県内の新たな蒸留所ということで、10年後とかが楽しみですね。

