| ウィスキーに関する話題 紅茶の漬け込みウイスキーを作ってミタ |
先日、仕事で博多へ出張した時のこと。
昭和のあの頃をコンセプトにした「アノ頃BAR ヒ・ミ・ツ・キ・チ」というバーに行ってきました。(詳しくは食べログを参照)
私達、昭和生まれの世代は、昭和の時代って今から思えば大層不便だったけど、凄く楽しかった時代でもあります。
店内に設置されたテレビには80年代のアイドル達の映像が流れています。
1980年にデビューした松田聖子や河合奈保子。そして、「花の82年組アイドル」と呼ばれた中森明菜、小泉今日子、松本伊代、早見優、堀ちえみ、石川秀美、シブがき隊など、当時はアイドル全盛時代でした。
今のように徒党を組んだグループアイドルはその後のオールナイターズやおニャン子クラブが走りでしたが、当時のアイドルはピン(ひとり)のアイドルが多かったですね。(ジャニーズはグループが多かったけど)
また、膨大にストックされたレコード盤があり、言えばそのままレコードプレーヤーで流してくれるようです。
また、店主が作った「あの頃クイズ」など、私達世代には堪らない空間でした。
そんなバーで店主が勧めていたのが「アールグレイ・ハイボール」というものでした。
聞けば、茶葉をウイスキーに漬け込むだけなので簡単だと話していました。
その店では角瓶を使用しているのか、冷凍庫でキンキンに冷やした角瓶のボトルに入った漬け込みウイスキーをソーダで割って提供していました。
私はその場では飲む機会を失った(規定杯数が終わっていた)ので飲めなかったのですが…
紅茶の漬け込みウイスキーについて、ネットで調べてみると、あのニッカ・ウヰスキーのHPで紹介していました。(詳しくはコチラから)
アールグレイの茶葉を使用するらしいのですが、紅茶の茶葉ってどこに買いにいけば良いんだ?
色々考えた結果、ローカルな話で恐縮だが地元にある「サントムーン柿田川」内に紅茶専門店がある事を思い出しました。(詳しくはGoogleマップで)
紅茶専門店なら、間違いなくアールグレイの茶葉を手に入れられるであろう。
そんな事を考えた時、私は別の事も考えていた。
突然話は逸れるが、バー紀の読者も薄々気付いていると思うが、私はガールズ&パンツァーというアニメが好きだ。
まぁ、ラー紀の読者には既知の事実であろうか。
その作中に「聖グロリアーナ女学院」という高校が登場し、その高校の生徒として「ダージリン」、「アッサム」、「オレンジペコ」というキャラが出てくる。
そこで私は考えた。
「アールグレイ以外にダージリン、アッサム、オレンジペコでも漬け込みウイスキーが作れないであろうか」
ただ、私は自慢ではないが紅茶の知識は全くない。
でも、紅茶専門店なら判らないことは聞く事も出来るし、色々と相談できるのではないかと。
そんな訳で初めての紅茶専門店へ出向いたのでした。
流石は紅茶専門店だけあって、アールグレイの茶葉以外にもダージリン、アッサムと普通においてありました。
また、ダージリンの中には春・夏・秋の3回の旬に「ファーストフラッシュ」、「セカンドフラッシュ」、「オータムナル」という種類があること。
更に「オレンジペコ」というのは、紅茶のグレードを表す言葉で、茶葉の先の方から摘み取った茶葉を集めたものらしいです。本当に勉強になります。
と言う訳で今回は、ダージリンのセカンドフラッシュ、アッサムのCTC、アールグレイのオレンジペコを購入してきました。
ウイスキーも製法による味わいや飲み方等の知識がありますが、紅茶も同じように色々と知らないことばかりで勉強になりました。
で、話が長くなりましたが今回の漬け込みウイスキーに必要な材料がコチラ。
ウイスキーはブラックニッカにしました。まぁ、参考にするHPがニッカウヰスキーなので。
そして、主役の茶葉。向って左からダージリン、アッサム、アールグレイ。
茶葉は漬け込んだ後に取り除くので、100均で売ってたお茶パック。
後、甘みを付けるためのガムシロップを業務スーパーで用意しました。
ちなみにガムシロップはカロリーゼロの製品。少しでも抗おうとしています(笑)
漬け込むための容器も100均で調達しました。
先ずは容器を家庭用洗剤で洗い、奇麗な布巾で水気を取った後、軽くアルコールで拭きました。
茶葉を8g量り、お茶パックに詰めます。
お茶パックを容器に入れ、ウイスキーを230ml注ぎます。
更にガムシロップを50g投入し、蓋を閉じて3~6時間の漬け込みで完成するようです。
今回は4時間程度で飲んでみたいと思います。
以前、このコラムでイチゴの漬け込みウイスキーを作った事がありますが、その時は1週間程度の時間を要した事を考えると早いですね。(当時のコラムはコチラから)
ダージリン、アッサム、アールグレイとそれぞれ香りが違うのですが、こんな風に茶葉を直接嗅いでみたのも初めて。
この違いが漬け込み後にどんな風に感じられるのか、興味があります。
また、アッサムは茶葉が丸まった変わった形状だったのですが、CTCとは「Crush, Tear and Curl(茶葉を砕き、裂いて丸めたタイプ)」の略なのだそう。
CTCは短時間で濃く抽出されるようです。
4時間後です。
漬け込みが終わった直後ですが、ちょっと判らないのでお茶パックを外し、中身を良くかき混ぜてみました。
色が一番出ているのは、アールグレイのオレンジペコで、一番薄いのがダージリンのように見えますね。
光の関係かもしれないので、アールグレイのオレンジペコとダージリンを入れ替えてみたのですが、やはりアールグレイのオレンジペコが一番、色が出ているように見えます。
直接、飲んでみるとダージリンは所謂紅茶の味が結構します。
アッサムは紅茶というよりはちょっとお煎茶っぽいニュアンスの香りがします。
アールグレイのオレンジペコは若干、酸味っぽさを感じ、柑橘系を思い起こさせる香りを感じます。
オレンジペコという柑橘の名前が付いているから誘導されていると思われますが、感じたことを正直に書いています。
ガムシロップを結構入れましたが、甘さはそこまで甘くありません。
ブラックニッカの度数は37度ですが、ガムシロップが入っているので実際の度数は計算上は30度程度に抑えられています。
アルコール感もガムシロップの甘さからか、アタック感は弱めで飲み易いです。
では、ハイボールにして飲んでみます。
ダージリンは一番、紅茶っぽい香りがします。判り易い味わいです。
アッサムは味わいとしては濃いですね。ただ、紅茶っぽい香りは弱い印象です。
アールグレイのオレンジペコも紅茶の香りより、柑橘っぽい香りが先行するため、紅茶っぽさがスポイルされています。
と言う訳で今回は紅茶の漬け込みウイスキーを作ってみましたが如何だったでしょうか。
ブラックニッカを丸々1本使用したので、これからは紅茶のハイボールを飲む日々が続くでしょう(笑)
簡単に作れますので興味のある方は是非、ご賞味を。

