ウィスキーに関する話題 マルス津貫蒸溜所に行ってミタ

今回は鹿児島県南さつま市にある、マルス津貫蒸溜所をご紹介したいと思います。

私自身が蒸溜所と呼ばれる場所を訪れたのは5か所で、今回で6か所目となります。

新しいところでは昨年6月。御殿場市にあるキリンディスティラリー富士御殿場蒸溜所にいったのは記憶に新しいところ。

今回は社員旅行で鹿児島にいった際、例の如く2日目を自腹観光に切り替えての蒸溜所見学です。

鹿児島は焼酎が有名な所なので、焼酎の蒸溜施設が多い場所。

ウイスキー蒸溜所ではこのマルスの他に、最近すっかり有名になった「嘉之助蒸溜所」もあるのですが、工場見学の予約が一杯で取れませんでした( ノД`)シクシク…

マルス津貫蒸溜所は予約が取れましたので、宿泊地の指宿から蒸溜所までの様子も併せてお伝えしたいと思います。

----------------------------------------------------

宿泊していたホテルでタクシーを頼み、指宿駅前にやって来ました。

実は昨夜もタクシーで駅前まで来て、地元のスナックとオーセンティックバーをまわってきました。

夜と朝では駅前の雰囲気も大分違いますね。

こちらでレンタカーを借ります。トヨタレンタカー指宿駅前店。勿論、事前予約してあります。

過去にも沖縄などでレンタカーを借りた事があるのですが、借りる営業所と返す営業所が一緒だったので、価格を抑える事を考えてマイナーなレンタカー会社を選んできました。

しかし、今回は指宿駅前で借りて、鹿児島市内で返却する関係から、大手のトヨタレンタカーを選んだ訳です。営業所が各地にあるので便利ですね。

車種は選ばず、一番小さなクラス(排気量)を指定した結果、今回の相棒はトヨタヤリス。

1500㏄なので、いつも乗っている軽自動車よりは軽快に走れるでしょうか。


そんな訳で先ずは実弟のお使いで薩摩半島の最南端にある、長崎鼻に向かいます。

その長崎鼻にある「ながよし酒店」で焼酎の一升瓶を買うのが今回のミッション。

ながよし酒店は買い物をしなくても無料で駐車場が使えるので、ついでに長崎鼻もちょこっと見てみます。

浦島太郎が竜宮へ旅立った岬と言い伝えられ「竜宮鼻」の異名を持ち、乙姫様を祀ったといわれる龍宮神社もあります。

更に先に進むと薩摩長崎鼻灯台があります。

岬から望む開聞岳も絶景です。富士山のように均整の取れた稜線を持つ非常に形のよい山ですね。

----------------------------------------------------

ながよし酒店を後にして海沿いを走る国道226号線を進み、枕崎市内から更に国道225号線へ入ります。

ながよし酒店を出て1時間強で今回の目的地である、マルス津貫蒸溜所に到着です。

事前に蒸溜所見学の予約を入れてはいるものの、基本的には自由見学となっており、受付をするとドライバーであることを示すネームタグが渡されます。

見学する場所は旧蒸留塔、ウイスキー蒸溜棟、石蔵樽貯蔵庫、創業者の本坊家旧邸の寶常((ほうじょう))の4箇所。


先ずは旧蒸留塔から見てみましょう。

旧蒸留塔はちょっとした資料館のようになっており、当時使用していた蒸溜設備が展示してあります。

こちらが鹿児島工場で1969年から1984年まで使用されていた小型蒸溜窯。500Lの容量があるようです。

こちらは錫蛇菅((すずじゃかん))と呼ばれる、芋焼酎の蒸溜に使用されていた蒸溜器。実際に知覧蒸溜所で使用されていたもののようです。


次はいよいよウイスキー蒸溜棟へ行ってみましょう。

受け付けの方から「今日は実際に蒸溜を行っている」と聞いて、ナカナカのラッキーDAY!

建物の中に入ると連続式蒸溜器とポットスチル(単式蒸溜器)が出迎えてくれます。

マルス津貫蒸溜所はウイスキー蒸溜を開始したのが2016年ということで10年も経っていない新しい蒸溜所なので、設備も奇麗ですね。

2階にある見学室に入ると、右手には先ほどまで見ていたポットスチルが見え、左手には糖化槽と発酵槽を見ることができます。

見学することを前提に作られたような施設で、見学者的にはこの1室で仕込、発酵、蒸溜の3工程の設備を見ることができます。

部屋の奥にはモニターが置かれ、ウイスキーの製造プロセスを動画でお知らせしています。

ウイスキーの蒸溜所見学の場合、ガイドの案内員にゾロゾロとついていって説明を聞く訳ですが、製造工程を知っている御仁には、自由見学の方が良いですね。(ウイスキーの製造工程を知りたい方はコチラから過去のコラム記事をどうぞ)

2器ある蒸溜器の内、手前にあるのが初溜釜((しょりゅうがま))。奥にあるのが再溜窯((さいりゅうがま))

初溜窯でアルコール度数20度程度まで度数をあげ、更に再溜窯で約70度のニューポットと呼ばれる無色透明なウイスキーが作られます。

初溜釜の中ではブクブクと泡をたてて加熱されたもろみを見る事ができます。

初溜窯と再溜窯の容量はそれぞれ5,800Lと2,700Lのようです。


ウイスキー蒸溜棟を後にして、次は貯蔵庫に参りましょう。

石蔵の樽貯蔵施設ですね。余市蒸留所の貯蔵庫を思い出しました。

中に置かれた樽は多分、展示用の樽だと思います。内部でアルコールの香りはしません。

樽に書かれた番号に「T」の文字がある場合、この津貫蒸溜所で蒸溜されたウイスキーが入っているとの事でした。


最後に本坊家旧邸の寶常((ほうじょう))に向かいます。

こちらにはショップがあったり、有料試飲のスペースが作られています。

また、邸宅の中を見学する事も出来ます。

応接室らしい部屋を見たのですが、素晴らしいですね。

ドライバーなので有料試飲は叶いませんでしたが、ウイスキーを2本ほど購入しました。

そのウイスキーについては追って、このコラムでご紹介したいと思います。


と言う訳で今回は鹿児島にあるマルス津貫蒸溜所をご紹介しましたがいかがだったでしょうか。

本州最南端のウイスキー蒸溜所ということで辺鄙な場所にあるため、自動車での来所が必須となります。

有料試飲などをしたい時は下戸ドライバーと一緒に訪れた方が良いでしょう。

土日も比較的空いているらしいので、ウイスキー作りに興味のある方は是非、行ってみてはいかがでしょうか。

公開日:2024/06/23

ページトップに戻る