| バーに関する話題 てっぽう町音楽夜会 潜入レポ |
今回は去る5月28日に行われました、第10回「てっぽう町音楽夜会」に参加してきましたので、その様子をご紹介したいと思います。
てっぽう町音楽夜会は春と秋の年2回のペースで5年前から開催されており、主催・参加しているバーを会場に、数組のミュージシャンが演奏を披露する投げ銭ライブという形式で行われてきました。
バー自体は半径300mくらいに位置しているので、お気に入りの演者の演奏を見るためには移動が必要になっていたようです。
今回は記念すべき第10回と言う事で会場を借りて、バーテンダー、演者、そしてお客が一ヶ所に会し、盛大なパーティー形式で開催するという主旨のようです。
会場として選ばれたのは沼津駅前にある沼津ラクーン。6階イベントスペースと屋上にも野外ステージを設置するようです。
チケットは参加店のバーで前売りで購入出来るほか、当日会場でも購入出来ます。
5月28日午後2時過ぎ。
沼津駅に降りたった私は早速、沼津ラクーンへ。天気も良くて野外ステージの雨の心配もないだろう。
沼津ラクーンにはパチンコ楽園のほか、よしもと劇場なども入っているが、よしもとを含めた上層階に行くのは初めてで入口が判らずウロウロ。
何とか入口を見つけるとフライヤーを拡大した看板が見えてきました。エレベーターで先ずは6階の会場へ。
会場には受付があり、当日券を売っていましたが、前売り券を持っている私は華麗にスルー。
開場直後だったのでお客様の入りはまだ多くはありません。ちなみにチケットは首からかけられるように紐が付いています。なので、出入りも自由に行えます。
全部の演者に興味がないとか、お気に入りの演者の演奏まで時間がある場合などは近隣で買い物をしたり、パチンコを売ったり、よしもとでお笑いを見るのも良いでしょう。
受け付けで渡されたパンフレットには演奏のタイムテーブルと演者についての紹介などが書かれています。
出演する演者は6階ステージと屋上ステージに別けられ、約45分のステージを30分ずらした開始時間で演奏されます。
つまり、30分づつ6階と屋上を行き来すれば、全ての演奏が見られるようになっているようです。
今回は全ての演者の様子をカメラに納める予定だった私にはありがたい配慮です。
6階スペースにはお酒を提供するバーカウンター、食事を提供するフードコーナー。後、洋服などの物販のスペースもあります。
未だ、時間があるのでバーカウンターでハイボールを。昼から飲んじゃうのってちょっと心配。私、昼飲みすると頭が痛くなる事が多いので。でも、電車で来ているので飲んじゃいますけど(笑)
先ずはオープニングBGMとしてSaxophiliaの演奏が始まりました。
サックスを中心とした管楽器ばかりで構成されており、開会の場を盛り上げてくれます。
そして、今回の主催者でもあるBAR Faraoの三島氏による完敗の発声で会が正式に開始されました。
ここからは出演されたミュージシャンを駆け足でご紹介していきましょう。
15:00 6階ステージ りこよこ
6階ステージのトップバッターを飾るのは、「りこよこ」というジャズデュオ。
バイオリンとピアノで奏でるジャズは会場の雰囲気と相まって、トップバッターに相応しい内容です。
ちょっと面白い(失礼)のがバイオリン奏者の森里子さん。演奏している動きがかなり激しくて、カメラの像がブレるブレる。カメラマン泣かせな方です。紹介文には「体育会系ヴァイリン」と紹介されています。
15:30 屋上ステージ Mayumi and Gonzo
うって変わって屋上ステージ。こちらにもバーカウンターがあるんですね。
屋上ステージは未だお客もちらほらですが、軽くリハーサルが始まっています。
「Mayumi and Gonzo」は昨年の3月に初ライブを行ったボサノバやブラジル音楽を演奏するミュージシャン。
屋外なのでちょっと大変そうですが、野外フェスのような感じでお客様もこちらの会場の方がノリが良いですね。
16:00 6階ステージ 松原慶史×和田明×大村亘
6階ステージでは次のミュージシャンが演奏を開始しました。
松原慶史×和田明×大村亘はギター、ボーカル、ドラムというちょっと変わった編成のジャズメン3人。
松原慶史さんは以前、沼津市内のバーで開催されたイベントで一度、拝見した事があります。
ボーカルの和田さんはジャズ界の登竜門「第4回ちぐさ賞」で最高賞を獲得した実力者。お若いのにスゴい人のようです。
また、大村さんもプロドラマーのようで皆さんスゴいですね。
16:30 屋上ステージ MmM
またまた屋上ステージへ舞い戻ってきました。
取材とは言え、ゆっくり曲を聴いて、楽しい一時を過すなんてのは私には無理のようです(笑)
まぁ、使命感を持ってやっているので悔いはないですが。
MmMはギター、ブルースハープ(ハーモニカ)、ボーカルという3人組。
でもでも、よーく見ると、ギタリストは自宅向かいの方。
ボーカルは沼津市内の某焼鳥屋の店主。
そして、ハーモニカ吹きは遠い親戚の人でした(笑)
ブルースを中心とした編成。一般的に有名な曲をコピーしているので、実は私は一番聞きなれた曲というか、耳障りがよい。
遠い親戚をリスペクトするつもりは毛頭ないけど、ブルースハープの音色って良いですね。
17:00 6階ステージ Dahlia+
夜会も折り返し地点に差し掛かってきて、知らない内にお客の数もかなり多くなってきました。
Dahlia+はソプラノ歌手2名とピアノの構成。この夜会の音楽の幅の広さを痛感させられます。
普段の生活で先ずソプラノ歌手の歌声を聞くことのない私には新鮮でした。
あの高音が人の声帯で出せるのかと? 人間ってスゴいと思える瞬間です。
17:30 屋上ステージ Beat n Sound project
日が傾きはじめ、少し雲が多くなった野外は少し肌寒い。
しかし、ステージではまだまだ熱が籠もっており、お客様も盛り上がっています。
次のミュージシャンは「Beat n Sound project」。
私はあまり聞き慣れない、ラテンジャズというジャンルを演奏するバンドです。
このバンドの構成もギター、フルート、パーカッションとかなり面白いのですが、その中で群を抜くのがタップダンサーがいること。
タップのステップ自体が他の演者の音とミックスされて、目新しい楽曲として聞えてきます。
18:00 6階ステージ MIWA+MAKI
昼の2時過ぎから上へ下へと行ったり来たりしてて少々疲れてきました。
流石に寄る年波には敵いません。
ステージも終盤に差し掛かり、6階の会場もスゴい数のお客様が来場しています。
次のミュージシャンは「MIWA+MAKI」。
第8回神戸ジャズボーカルクイーンコンテストでグランプリを受賞した若林みわさんとベルギー帰りの宇佐美真紀さんのジャズデュオです。
その他に奏者としてウッド・ベース、キーボード、フルート、トランペットとかなりの大所帯です。
こちらは正統派ジャズと言った雰囲気で声を聞かせるための演奏。
でも、フルートとトランペットの掛け合いとかあって、演奏自体にも色々と趣向を凝らしていますね。
18:30 屋上ステージ Momo&Misako Oriental Dance show
とっぷりと日が暮れた屋上ステージですが、最後の最後にスゴイ隠し玉が登場しました。
「Momo&Misako Oriental Dance show」はトルコ音楽演奏家の大平清氏とパーカッショニストの伊藤結美氏の演奏にあわせて2人のベリーダンダーが踊るというダンスショー。
「ベリーダンスって何だ?」
私、ベリーダンスと聞いて何故かリンボーダンスを思い出しちゃう情弱ですが何か?
そんな訳で多分、初めて見たベリーダンスですがスゴイですね。
もう、男性客は最高潮に盛り上がって、一緒に踊る人、おひねりを下着にはさむ人もいたり(笑)
夜会では毎回、演者のギャラは投げ銭方式なのですが、一番稼いだのではないでしょうか。
19:00 6階ステージ 石川慎一郎商店
時間も19時を回り、お腹も空いてきたし何が摘もうかしら。
今回の前売り券にはドリンクやフードで使えるチケットが2枚ついており、ドリンクやフードを飲食できます。
また、ほぼ500円均一になっているので現金でもドリンクやフードを楽しめます。
カレーが食べたかったけど既に売り切れ。
仕方なくお稲荷さんで空腹を満たしながら、最後のステージです。
トリを飾るのは「石川慎一郎商店」。
このバンドの編成もかなり異色です。
ベース2名(兼ボーカル)、サックス、ドラム。あれ、ギターはどこに行ったのでしょう?
ベースやドラムは「リズム・パート」と呼ばれ、ギターやボーカルの「メロディー・パート」の影に隠れる事が多いのですが、このバンドに限ってはベースとサックスが主役と言った感じですね。
今回、色々なバンドの演奏を見てきましたが、俗に言う、ボーカル、ギター、ベース、ドラムという一般的な編成じゃなくても何とかなるもんだと痛感しました。
20:00 6階ステージ 大セッションステージ
全ての演奏が終わり、野外ステージからお客が降りてきた関係もあってか、6階ステージはかなり混雑してきました。
最後にこれまでの全ての演者が一同に会して、大セッションステージが行われます。
最後なのでお客もかなり盛り上がっています。
かくいう私はと言えば、ほとんど立ち見で撮影していた疲れと飲んだ酒が回ってきていたため、セッションの写真を撮影した直後にフラフラと帰ってしまいました。
この会の最後に参加したバーテンダーが壇上で挨拶をした事を後日、FaceBookで知りましたが、私は帰ってしまったため、その状況をカメラに納めることが出来ませんでした。残念!
という訳で一日中、カメラを携えてのレポでしたが如何でしたでしょうか。
次回は多分、今回のような形式ではなく、各店舗でミュージシャンが演奏する形に戻るかと思います。
お酒と音楽を一日楽しむイベントとして既に定着した感のある「てっぽう町音楽夜会」。
今回はてっぽう町に関係ないバーテンダーもお手伝いに入ったりして、会自体が今後大きくなっていく予感を感じます。
「音楽と沼津のBAR文化を愉しむ日曜日」
正式なアナウンスは出ていませんが多分、次回は秋頃の開催でしょう。
興味のある方は是非、FaceBookをチェックしてみて下さい。
https://www.facebook.com/ongakuyakai/?fref=ts

