| ウィスキーに関する話題 ウイスキーに加水をする |
以前、このコラムで「ウイスキーは加水することで美味しくなることが科学的に証明される(詳しくはコチラから)」という内容を書いた事があります。
ウイスキーという飲み物が不思議なのは、ストレートのウイスキーに水を加えることで風味、味わいなどが変化するという部分です。
ストレートが飲めるようになった場合、「カスク・ストレングス」という、樽出しした加水していないウイスキーを飲む機会に出会える時があります。
度数も55度以上の物が多いので、バーによっては加水用のお水を出してくれる時があります。(ない場合も要求すれば出てくると思います)
その際、よくあるパターンとして、小さなガラス製の注ぎ口が付いたグラスで出てくる場合があります。
で、この小さなグラスから注ぐ訳ですが、ナカナカ注ぎ辛いというか、少量を注ぎたいのに「ドバっ」と出てしまって、『あぁ~!』と静かなバーの店内で内心思う訳です。
以前、銀座のバーで2種類のワイルド・ターキーをハーフショットづつ、ストレートで飲み比べをしたことがあります。
大盛況でナカナカ忙しい感じだったので、チェイサー用の水で加水しようと思ったら案の定、ダバダバこぼれてしまい、「コースターが紙製で良かったぁ~」と騒がしいオーセンティック・バーの店内で一人思う訳です。
以前、北海道はすすきののバーに入った時の事。
年に1度、リリースされるアードベックの2018年の限定品、「アードベッグ グルーヴス」をオーダーした時のことだ。
度数が46度あるのだが、何となく「加水用のお水を頂けますか?」とお願いした。
その時は加水用のグラスにちょこんとガラス製のスポイト(ピペット)が付属していた。
これがまぁ使い良くて、全てのバーがこういう物を用意してくれないかなぁと思ったものだ。
とまぁ私の過去の加水時のエピソードを書かせていただいた訳だが、ウイスキーに加水するという行為はそれが僅か1滴のお水であっても変化が楽しめたりします。
後、グラス内での時間経過によっても変化する程、繊細な飲み物です。
そんなウイスキーですから「ドバっ」と入ってしまってはいけない訳です。
まぁ、ドバっといっちゃったらもう後戻りは出来ないので、その後の加水具合からの変化を楽しむしかないのですが…。
以前、ネットで読んだ内容ですが、加水用の小さなグラスがない時の方法として、チェイサー用の水に指を突っ込んで、滴り落ちる雫で加水するという緊急措置を読んだ事があります。
まぁ、私も何度かこの方法でやったことがありますが、衛生的にもあまりおススメしません。
ただ、昨今はこのご時世ですから感染予防として入店時に手のアルコール消毒を要求するバーも多くなりましたので、まだマシかなとは思いますが。
本来なら加水用のスポイト(ピペット)を持ち歩けば良いのですが、ピペットの殆どはガラス製なので、持ち歩くには注意が必要ですよね。
カバンの中で割れちゃったりすると危ないですし。
そんな中。先日、勤務先の近くにある東急ハンズに行った時のこと。
何気なく商品を見ているとある物に目が止まりました。
それがポリプロピレン製のスポイトだったんです。
しかも、お値段が13円+税。14円で買えちゃいます。
流石に1個だけではなんなので3個も買ってはミタのですが、それでも50円にも満たないのです。
これなら割れる心配もないし、バーに忘れて来ちゃっても大丈夫だし、使い捨てと割り切ることも出来ます。
ただ、数滴を入れるには丁度いいのですが、何ml入ったかは判り辛い。そういうキッチリした性格の方には若干不向きな使い心地かもしれませんね。
で、色々と他の物を物色していた訳ですが、最高のスポイトが見つかりました。それが注射器です。
しかも、信頼のブランド、テルモ製です。でも、お値段100円+税で110円です(笑)
実際に購入したのは1ml用の物。他にも10mlとか、大きなものは30ml(1oz)もありましたが、30mlの注射器ってスゴい太いです。
側面には目盛りも付いていますので、0.1ml~10mlまで正確な計量が出来ます。
ただ、デメリットとしては職務質問とかを受けた時にカバンの中を調べられた際は完全に怪しまれますが、注射針は必要ないので「ウイスキーの加水用です」と堂々と言えば大丈夫でしょう。
こちらもプラスチック製なので割れる心配もありませんし、「電子線滅菌済」の商品になりますので衛生的にもカ・ン・ペ・キ。
100円なので使い捨てでも良いでしょうが、使い回ししてもまぁ、医療行為で使い回す訳ではないので。
ただ、実際に使った感想としては10ml位の方が使い良いかもしれませんね。
と言う訳で今回はウイスキーの加水についてお話しましたが如何だったでしょうか。
加水する事でウイスキーのストレートの楽しみ方は何倍にも広がります。
今度、バーに行った時は加水用のお水を要求してみてはいかがでしょうか。

