| ウィスキーに関する話題 サントリー ワールドウイスキー 碧 |
このコラムでも何度も書いてきた事ですが、ここ数年の日本のウイスキー市場は空前の大人気です。
これまで飲料メーカー各社は色々なウイスキーの飲み方を提案し、国内のウイスキー需要を掘り起こすために躍起になってきた過去があります。
しかし、そんな努力をよそに2014年9月から放送されたNHKの朝の連続テレビ小説、「マッサン」を契機に国内のウイスキー人気は高まってきました。
また、日本のウイスキーが世界的なコンペティションで優勝する事で、世界的な需要の掘り起こしにも成功したのは皆さん、ご存知の事でしょう。
国税庁が発表した平成30年度の酒類の課税状況によれば、ウイスキーの出荷数量は酒税、関税を合わせて約18万klとなり、11年連続で増加傾向にあると言います。
この予想もしなかったウイスキー人気は、皮肉にも原酒不足を招き、各社がこれまで売ってきた銘柄の終売は休売を発表する事態に陥っています。
メーカーの「原酒がない」という事態は「売る物がない」と同義であり、メーカー自体の死活問題に直結します。
前述の統計の結果でも判る通り、関税の部分は海外の輸入ウイスキーの量を示し、各社とも輸入ウイスキーを売ることで利益を上げる事もしている訳です。
バーのバックバーを見ても、その殆どが海外のウイスキーで占められている現実を見れば一目瞭然です。
前置きが長くなりましたが、以上のような事情を考慮してか今年4月、サントリーから数量限定で発売されたのが今回ご紹介する「ワールドウイスキー 碧」になります。
この商品は、世界5大ウィスキーをブレンドして作られたウイスキーで、サントリーの挑戦的な意欲作ですね。
5大ウイスキーが混ざっているので、実際にどんな味わいになるのか、興味が沸くところです。
このウイスキー、モルト原酒ばかりで作られているかと思えば、実はグレーン・ウイスキーも入っており、正確にはブレンデッド・ウイスキーになります。
私自身もそういう前情報もないままにストレートで飲んでみて、「ん?」と思って裏書のラベルを見て知りました。
全体的には甘みがあり、ピート香もそれほど主張せず、余韻としてグレーン・ウイスキーにありがちな穀物系の香りがします。
サントリーのHPでも、特に力を入れた飲み方として「ハイボール」での楽しみ方を提案しており、それぞれの産地の香りを楽しむためのハイボール・レシピが公開されています。(詳しくはコチラから)
このレシピを頼りにバーで5種類の違いを楽しんでみるのも面白いかもしれませんね。

