ウィスキーに関する話題 国内の蒸溜所

皆さんは国内で稼動しているの蒸溜所がどの程度あるか、ご存知ですか?
かくいう私もメジャー所の蒸溜所はバーでもよく耳にするのですが、それ以外にも結構あったりします。

日本のウイスキーの銘柄ってその蒸溜所の地名が名前になっているものが多いのはご存知かと思います。
サントリーで言えば山崎や白州。ニッカウヰスキーで言えば余市や宮城峡は有名ですよね。

そこで今回は国内で稼動している、もしくはこれから稼動する予定の蒸溜所について、創業の古い順にご紹介したいと思います。


■山崎蒸溜所
蒸溜所の話をするにあたり、先ずは語らなければいけないのが大阪にあるサントリーの山崎蒸溜所。
日本のウイスキーの誕生は正にこの蒸溜所から始まりました。1923年の開所なので既に90年以上の歴史があります。
私が愛して止まない「山崎」はこの蒸溜所で作られています。

住所:大阪府三島郡島本町山崎五丁目2番1号


■余市蒸溜所
山崎蒸溜所の初代工場長だった竹鶴政孝氏が開所したのが余市蒸溜所です。
創業は1934年。蒸溜を開始したのが1936年です。最初はリンゴ果汁を作る工場だったのですが、2年かけて蒸溜器を作り、蒸溜を開始しました。
この蒸溜所では「余市」が製造されています。

住所:北海道余市郡余市町黒川町7-7-6


■宮城峡蒸溜所
杜の都、仙台にニッカウウヰスキーが第2の蒸溜所として開所したのが宮城峡蒸溜所です。
創業は1969年。私と歳が近いですね(笑)
ニッカウウヰスキーのHPには宮城峡蒸溜所が作られる経緯が載っているのですが、竹鶴政孝がこの地を訪れたのが1967年(昭和42年)の5月。私の誕生月と一緒でした。
この蒸溜所では「宮城峡」をはじめ、ブレンデッド・ウイスキー用のモルト原酒が製造されています。

住所:宮城県仙台市青葉区ニッカ1番地


■白州蒸溜所
1973年。サントリーの第2の蒸溜所として誕生したのが「森の蒸溜所」として名高い、山梨県にある白州蒸溜所。
私は唯一、この蒸溜所だけは訪れた経験があります。まぁ当時の私はウイスキーには全く興味がなく、見学後の試飲コーナーでは運転手であることもあってか「なっちゃん」を飲んでましたけど…何か?
今思えば惜しい事をしました。確か、ウイスキーの試飲は無料で飲み放題だった記憶があります。20年前の話ですが…。
「南アルプスの天然水」もこの蒸溜所内の井戸から汲み上げた地下水を使用しており、同じものがウイスキーの仕込み水として使用されています。
この蒸溜所では「白州」が製造されています。

住所:山梨県北杜市白州町鳥原2913-1


■富士御殿場蒸溜所
前述の白州蒸溜所と時を同じくした1973年。静岡県内で唯一稼動している蒸溜所が産声をあげました。
御殿場市にある富士御殿場蒸溜所。昔はキリンシーグラムの蒸溜所だったと記憶していますが、2002年から「キリンディスティラリー株式会社」となり、キリンビールの100%出資の蒸溜所になったようです。
この蒸溜所は「ロバートブラウン」「エンブレム」「ボストンクラブ」など、ちょっと懐かしい響きのウイスキーが製造されていた蒸溜所。
また、グレーン・ウイスキーの製造にも力が入っており、3種類のグレーン蒸溜器が設置されています。
静岡県民、特に東部に住んでいる私達は一番行きやすい蒸溜所ですね。

住所:静岡県御殿場市柴怒田970


■江井ヶ嶋酒造ウイスキー蒸溜所
1984年に竣工した江井ヶ嶋酒造ウイスキー蒸溜所は江井ヶ嶋酒造という神戸の酒造メーカーの蒸溜所。
しかし、ウイスキー製造免許を取得したのは結構古くて1919年(大正8年)。
前述の山崎蒸溜所が始まったのが1923年(大正12年)と考えると当時の造り酒屋は皆、ウイスキー製造を考えていたんだと言うのが判ります。
私の過去に何度か飲んだことがありますが、この蒸溜所では「あかし」「ホワイトオーク」というウイスキーを製造しています。

住所:兵庫県明石市大久保町西島919


■信州マルス蒸溜所
私も過去に飲んだ事のある「駒ヶ岳」「岩井」というウイスキーを製造している本坊酒造。
この酒造メーカーがウイスキーを製造しているのが信州マルス蒸溜所です。
この酒造メーカーの歴史がスゴイのは何度もその名前が出ている竹鶴政孝氏が若い頃、働いていたのがこの本坊酒造。
そして、彼をスコットランドに送り出したのが岩井喜一郎氏です。岩井氏が竹鶴政孝をスコットランドに行かせなかったとしたら、日本のウイスキーの夜明けはもっと遅れていたでしょう。
そういう意味でも特筆したい酒造メーカーであり、蒸溜所でもあります。

住所:長野県上伊那郡 宮田村新田4752-31


■秩父蒸溜所
今では有名になった「イチローズ・モルト」を製造しているのがこの秩父蒸溜所。
現在、稼動している蒸溜所の中では若い蒸溜所になります。
ワールド・ウィスキー・アワードによって注目を浴びたイチローズ・モルトですが、大手に比べると生産量が少なくて希少性があるウイスキーですね。

住所:埼玉県秩父市みどりが丘49


■厚岸蒸溜所
2016年10月に稼動した国内の蒸溜所の中では一番新しい蒸溜所になります。
綺麗な川に育つといわれるバイカモの生息するホマカイ川の水を使用しています。
また、ビート(泥炭)も取れる湿原が広がる土地。
余市に続く北海道産のウイスキーのリリースが今から楽しみですね。

住所:北海道厚岸町宮園4丁目


■ガイアフロー静岡蒸溜所
最近のバー、特に県内のバーではその話題で持ちきりなのがガイアフロー静岡蒸溜所。
2016年9月28日。ウイスキー製造免許証が交付され、県内2箇所目の蒸溜所誕生に向けて着々と進行中です。
この蒸溜所がいつ誕生し、蒸溜を開始するのかは現時点では判りませんが多分、10年以内には商品がリリースされるのではないでしょうか。
10年後って私、定年を迎える結構いい歳になってます(笑)

住所:静岡県静岡市葵区落合字番屋555番地1

公開日:2016/10/02

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