ウィスキーに関する話題 年数表記について

モルト・ウイスキーを飲み慣れない人でも、そのラベルに数字が書いてあるのを見たことがある人は多いと思います。
バーに行き慣れない人でも、CMなので知っている方も多いのではないでしょうか。

この数字が何を意味しているのか、お判りの方も多いと思いますが、この数字はウイスキーの樽熟成の年数を表しています。
しかし、この表記にもちょっとしたルールがあります。
例えば12年と表記されたウイスキーがあるとします。
じゃあ、このウイスキーの中身が12年物のウイスキーばかりかといえば、そんなことはなく、最低でも12年熟成のウイスキーが使われているという事を意味し、12年以上の熟成を経たウイスキーが混ざっています。

あくまで一般的な話ですが、この数字が小さいほどそのウイスキーは荒々しさを持ち、多くのウイスキーが10~12年で商品として出回る傾向にあります。
(勿論、7~8年熟成のモルト・ウイスキーもあります。)

また、最近ではこの年数表記がないウイスキーというのも多くあり、山崎も年数表記のない製品があります。
この「年数表記がない」ことを「ノン・エイジ」と呼んでいます。

ノン・エイジである理由は色々あるようですが、原酒不足などの理由で製品内で使用される年数の高低が乖離し過ぎて表記自体が馴染まない場合や、10年などの若いウイスキーを使わなければ生産量を補えないなど、辛い台所事情が垣間見えます。

そして、一般的にこの数字が大きくなると値段も高くなる事は想像出来ると思います。
これは年数が長くなればなるほど、樽内から蒸発して消えていく損失量(一般に「天使の分け前」と言われる部分)が多くなるからであり、1年間で1~3%がなくなってしまうそうです。
単純計算ですが、12年だと最低でも12%、最大で36%が、18年だと最低でも18%、最大で54%が分け前としてもっていかれる訳ですから高額になるのも仕方ないですね。

公開日:2016/05/15

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