ウィスキーに関する話題 ポートエレン

今回は「ポートエレン」と言うお酒をご紹介します。

ポートエレン私が初めてポートエレンと言う言葉を聞いたのは丁度1年前の事。
地元のYUMOTOと言うバーに出かけた時のこと。カウンター上に一際大きなボトルを発見しました。
そのお酒はリアリービックピートと言うお酒でバー紀行のコラムでも当時、ご紹介した事があります。
そのお酒はアードベック、ボウモア、カリラ、ポートエレンと言うアイラ系のモルトばかりをブレンドしたヴァッテド・ウィスキーでした。
バーテンダーの説明ではそのポートエレンと言う蒸溜所は既に操業を停止しており、世の中に現存する物しか飲む事が出来ない貴重なお酒が混ざっているとの事でした。

話は反れて先日の事。
静岡市内のあるバーで常連さんと話をしている時の事。
そのお客さんはとにかくアイラ系モルトが好きな方で、若かりし20年ほど前は良くポートエレンを飲んだと聞きました。
静岡市内には酒の在庫量が世界一と噂の某有名バーがあり、そこに行けば飲めるんじゃないですか?何て話で盛り上がりました。

数日後。
久しぶりに前述のYUMOTOへ伺った時の事。
静岡での出来事からポートエレン絡みの話になり、自分が初めてポートエレンを知ったのがここである事を話しました。すると…。
「家にストックがありますよ、ポートエレン」
マジですか!個人的には既にないお酒であり、自分は出会えないと思っていましたが意外とサクッと出会えてビックリ!
テンションも若干上がってきます。
「オフィシャルとボトラーズ、どちらになさいますか?」
もうこう言う次に会えるか判らないようなお酒はどっちも行っちゃう自分(笑)
先ずはオフィシャルから頂きます。

オフィシャル今回の物は1978年に蒸溜され、2002年にボトリングされた物。
発売当初でも蒸溜から24年を経過した物で、ボトリングからは更に10年経過している。
閉鎖が決定したのが1983年なのでポートエレンは現時点でも最低29年は経過している訳でその殆どが長期の熟成を経ています。

今回、頂いた一杯はアイラ特有のヨード香が穏やかで、表記上は60度近くあるアルコール度数ですが、角が取れ、まろみのある、穏やかな飲み応えが印象的。
そして、余韻が長く続きます。
「高いお酒=良いお酒」とは思いませんが、「皆が良いと思うお酒=高くなる」と言うのは納得です。

ボトラーズの方も頂きましたが、やはりオフィシャルとは若干違い、やや強めのアルコール感とアイラ特有の香りが若干強い印象を受けましたが、現行のアードベック、ボウモアなどに比べればその表情は穏やか。
詳しい事は判りませんが、同じお酒でも表情が変わると言う事は樽などを変えてあるんでしょうね。

前述したように、こう言うお酒は一期一会の世界に似ていて、その出会い自体に感謝したい気分になります。
そんな出会いで知り合った、静岡のあの人にも教えてあげなきゃ(笑)

Bar YUMOTO様に掲載許可を頂きました。ありがとうございます。

公開日:2012/12/02

ページトップに戻る