| カクテルに関する話題 A.B.C. |
先日、行きつけのバーに寄った時のことだ。
知り合いの常連さんが会社の先輩の方と飲んでいるところに出くわした。
お二人とも顔見知りなので、ご一緒させて頂き、いつもの調子で談笑しながら飲み始めた。
少しして、先輩の方が「X.Y.Z.で」とバーテンダーに告げている。
それを見た後輩の方が「じゃあ、俺はA.B.C.で」と面白いことを言いだした。
X.Y.Z.というカクテルはお酒に詳しい方なら説明不要の人気カクテルですよね。
その存在を知らしめたのは北条司氏の人気マンガである「シティーハンター」。
Wikipediaからの引用ですが、主人公の冴羽僚(実際は獣辺)は新宿を拠点におくプロのスイーパー(掃除屋)。
彼に依頼をする時は、新宿駅東口にある伝言板に「XYZ」の暗語と連絡方法を書き記すことになっている。
まぁ、原作者がこのカクテルと関連させたかは知らないけど、バーでX.Y.Z.の話題になった時には必ず出てくるエピソードである。
話が逸れましたが、私はその場で「A.B.C.」というカクテルが存在するのか、いつもお世話になっている「カクテルDB」というサイトで調べてみました。(詳しくはコチラから)
すると、3つのレシピがヒットしました。
今回はその内の2つをご紹介したいと思います。
先ずは1つ目のレシピから。
アプリコット・ブランデー 30ml
スコッチ・ウイスキー 20ml
スウィート・ベルモット 10ml
上記をステアして、カクテル・グラスに注げば完成です。
見た目はルビーを思わせるような深い赤色をしています。
まぁ、スウィート・ベルモットの赤と樽系のハードリカーの組み合わせですからね。
お味の方はアプリコットブランデー由来の杏の香りと甘さ、スイートベルモットの甘さ、ウイスキーのコクが混ざった感じです。
3つのお酒の香りが喧嘩することなく、バランスは非常に良いと思いますが盛大に甘いです。
アルコール度数はやや高めで25~6度はありますが、ハードリカーを飲み慣れている方なら問題ないでしょう。
お酒が強くない方でも飲みやすいとは思いますが、ゆっくり飲んだ方が良いかもしれませんね。
バーテンダーも飲む前から「これ、結構甘いですよ」と言っていましたが、私はチェイサーが必要でした。(甘すぎて…)
次にご紹介するレシピは以下の通り。
アマレット 1/3
ベイリーズ 1/3
ブランデー(コニャック) 1/3
カクテル・グラスに表記の順に静かに材料を注ぎプースカフェ・スタイルに仕上げて完成です。
プースカフェ・スタイルは少し時間がかかるので混雑時には避けたいところ。
今回は開店直後の他の客が居ない状況で作っていただきました。
このカクテル、コニャックが一番比重が小さいのは判るのですが、問題はアマレットとベイリーズ、どちらが比重が大きいのか?ということです。
作って頂いたバーテンダーもこの2種類について事前に確認していましたが、アマレット、ベイリーズ、コニャックの順で注ぐのが正解のようです。
皆さん、お気づきだとは思いますが、アマレット(Amaretto)のA、ベイリーズ(Baileys)のB、コニャック(cognac)のCでA-B-Cとなる訳です。
お味の方ですがプースカフェ・スタイルなので、常温のコニャックとベイリーズが混ざった物を先ずは飲むことになります。
コニャックとベイリーズは意外と合いますね。ベイリーズのコクや甘さをコニャックのアルコール分がスポイルしてバランスが取れています。
ただ、アマレットが出てくる頃にはもうコニャックは飲み終わっているので結構甘さを感じるようになります。
まぁ、プースカフェ・スタイルはお遊びみたいな部分もありますから、味は二の次、三の次となる場合が多いですね。
こちらも度数は全体で25~6度はありますが、コニャックが40度ありますので注意してください。
と言う訳で今回はA.B.C.というカクテルをご紹介しましたが如何だったでしょうか。
構成素材もバーに置いてある物が殆どなので、興味がありましたらお近くのバーでお試しを。

