| カクテルに関する話題 金色のカクテル |
かなり前ですが同コラム内のバー関連の書籍を紹介するコーナーで「香菜里屋」というビアバーを舞台にした短編小説をご紹介したことがあります。
また以前、このコラムにて「桜宵」というカクテルをご紹介したのを覚えているであろうか。
今回、ご紹介するカクテルもその「桜宵」という短編集の中の「旅人の真実」という話の中で出てきたカクテルで名前を「金色のカクテル」といいます。
(詳細はwikipediaでどうぞ)
方々のバーで「金色のカクテルを」と無茶振りに近い注文をする男。
(勿論、レシピなどはなく、イメージで作るらしい)
それが望むカクテルではないと、「バーなんて名ばかりか」と捨て台詞を吐いて帰る男。
その後、その男の望む「金色のカクテル」が作ることが出来たわけであるが、そのレシピが今回のレシピである。
タンカレー・マラッカジン 40ml
シャリュトリューズ・ジョーヌ 1tsp.
上記をステアして、カクテルグラスに注ぎ、ドランブイ 10mlをマドラーを使ってグラスの底に静かに流し込んで完成である。
(マラッカジンは希少品なので、今回はタンカレーを使用しています。)
シャリュトリューズの香りはあまりせず、タンカレー・ジンの切れのある風味とアルコール感がファーストタッチ。最終的に混ぜずに完飲したため、最後はドランブイの甘みでフィニッシュを迎えることになりました。
底部にドランブイが金色の層を成しており、上から眺めると金色の月のように見えます。
度数は45%近くになり、マティーニに近いですね。
マティーニやハードリカーを飲みなれている方なら大丈夫でしょうが、お酒の弱い人にはオススメできません。
月が綺麗な夜にバーのカウンターで一人、短編小説を読みながらカクテルを楽しむ。
彼が追い求めた味とはどんなものなのかを感じながら読むのも乙かもしれませんね。

