| 小ネタ集 ビールの泡はビールなのか? |
先日、YouTubeのショート動画を見ている時のことだ。
ある法律事務所があげていた動画に面白いネタがあった。
その内容と言うのが泡の多いビールを出された客が発端となり裁判沙汰になったという、如何にもネタっぽい話だったのだ。(詳しくはコチラから)
改めてネットで調べると結構有名な話なのか、複数のページが出てきたので、今回はその内容をご紹介したいと思います。
時は昭和15年。
東京上野のとあるビアホールの客が「泡の量が多すぎる」と店に抗議。
警視庁経済警察部が駆けつける騒ぎとなったという。
警視庁が調べたところ、ビールの仕入れと売上のリッター数が合わない。
1リットル(1000ml)入るジョッキの中に入る正味のビールはおよそ800mlで残りは泡となる。
これは、ビアホールが出来たころからの商習慣であったがそれが違法だということで大日本麦酒直営(現サッポロビールとアサヒビール)のビヤホール、キリンビール直営のビヤホール、ニユートーキヨー直営のビヤホールが一斉に取り調べを受けました。
その捜査の結果「公定価格違反」で起訴されたというのです。
当時の各店の責任者やカウンター係(ビール注ぎ手)も法廷に呼び出されました
問題は「ビールの泡は、ビールであるか否か」が争点となります。
ビヤホール側は、「ジョッキに生ビールを注ぐ時に、生ビールに含まれる炭酸ガスから自然に発生するものだから、泡はビールだ」と主張。
結局、ビールの泡はビールであるか否かを鑑定することになります。
その鑑定を任されたのが当時、東大の教授。日本醸造学会の第一人者「坂口謹一郎博士」。
博士はビールの醸造工程を具体的に学術的に説明。
1.泡そのものはビールである
2.泡のないビールなどはこの世に存在しない
3.泡こそビールの生命で、泡のないビールはビールではない
とハッキリと証言されたのです。
また、ビールの泡のアルコール分は通常のビールよりも高いことを証明したとも言われています。
さすがの検察当局も敗訴を認め、裁判は一件落着しました。
以上のような内容だったのですが、如何だったでしょうか。
ビールの泡って今では当たり前のように「大事な部分」だということが知られていますよね。
ビールの泡は風味が変わるのを防いだり、炭酸ガスを逃さないなど、色々と役割があります。
なので、約2割程度の泡の存在は今では文句の対象にはならないでしょう。
逆に泡のないビールってマズそうですよね(笑)

