| 小ネタ集 飲みすぎて記憶がなくなるワケ |
皆さんはお酒で失敗したこと、ありますか?
「お前昨日、上司に暴言を吐いてたぞ」と同僚から言われ、謝罪に行った後輩。
「途中から記憶がない」とお財布の中身を確認して支払いが済んでいるだろうと言っていた某バーテンダー氏。
「朝起きたらちゃんと家で寝てた」などなど、多かれ少なかれ、お酒での失敗はつきものです。
私が聞いた上記の失敗例に共通するのは「お酒によって記憶が断片的、もしくは途中から全くなくなる」と言った感じでしょうか。
お酒と記憶の間にはどんな関係性があるのでしょうか。先ずは記憶のメカニズムについて調べてみました。
記憶には「短期記憶」と「長期記憶」があります。
新らしい記憶は「海馬」と呼ばれる部分に格納されます。
逆に自分の名前、住所、生年月日など、長期に渡る記憶は「大脳皮質」と言う部分に格納・蓄積されています。
海馬に入ってきた記憶は同じような情報(電気信号)が反芻して起こることで受容体(レセプター)の数が増え、それを受け取るシナプスの感受性が高まり、神経細胞(ニューロン・ネットワーク)が形成されます。
これにより必要な情報だけが取捨選択されながら大脳皮質へ蓄積されます。これを「長期増強」と言います。
しかし、お酒を飲むと神経細胞でステロイドが作られ、長期増強を抑制するのだそうです。
これが「お酒の席の記憶がなくなる」という理由のようです。
しかし、前述した「朝起きたらちゃんと家で寝てた」というのは既に大脳皮質に蓄積された情報を元にした行動である事が判ります。俗に言う「帰省本能」ってやつですね。
記憶がなくならないようにするにはやはり「飲みすぎない」と言うのが一番の予防策になるようです。
私自身はお酒の席の記憶がなくなったという経験がないのですが、「一度は体験してみたいなぁ」とバーテンダー氏に話すと「やめた方が良い」といつも止められます。
当たり前ですね。

