| バーに関する話題 チェイサー |
今回のコラムは「チェイサー」について少し書きたいと思います。
皆さんもチェイサーと言う言葉を一度くらいは聞いた事があると思いますが敢えて説明しますと、ウィスキーのストレート等を頂く際に一緒に頂く水の事を指します。
このチェイサー、単なる水道水と思う方もいらっしゃると思いますが実は店によってその内容も様々。
有名なミネラルウォーター会社を使用する店もあれば、六甲のおいしい水に代表されるような私達も頂く一般家庭向けの物を使用する店。
勿論、水道水をそのまま使用する店もあります。
三島市はそもそも水道水自体が結構美味いので私達同市内の市民であれば「飲み慣れた水」を飲む訳ですからそれはそれでアリかな?と感じています。
また、珍しい所では富士山の伏流水を態々汲みに行って使用している店などもあって、バーテンダーがそれぞれお酒に合うと感じるものをチョイスしています。
チェイサーにはどんな水が合うのか?と言う内容で色々な店でお話を聞かせて頂いたのですが、やっぱ一番良いのはウィスキーを作る際の「仕込み水」と同程度の硬度の水が一番合うのではないか?と言う意見が多かったです。
基本的には軟水が一番ではないかと言う話でしたが、東京の方のバーで飲むお酒によって数種類のチェイサーを用意している店もあると言うことで単なる「お冷」ではないのが判ります。
先日、あるバーでの出来事なのですが、チェイサーについてこんなエピソードがありました。
あるオーセンテックバーでのこと。
一組のお客が入店してきました。歳の頃は20代中盤。男女入り混じった5名様のお客です。
取りあえず先ずは一杯づつオーダーが入りました。
流石に若い男女5名も集まればそれなりに話も盛り上がっています。
一杯目のオーダーから3、40分程度が経ったでしょうか。バーテンダーが追加オーダーをさりげなく取りに行きます。
そこで2杯の追加オーダーが入りました。その間も話は盛り上がっているようです。
更に20分程度が経過したでしょうか。バーテンダーがグラスの中身のない事を察知し、追加オーダーを伺いに行っています。その時…
「じゃあ、チェイサー3つで。」
そのオーダーを聞いた時、私は「えっ!?」と思いました。
ここまで読んでお判りだと思いますがチェイサーは「お冷」ではありません。
読んで字の如く、お酒を追いかけるように飲むのがチェイサーであり、店によってはそのチェイサーにもお金をかけている訳です。
一杯のお酒で酔ってしまっているのであればソフトドリンクをオーダーすると言う選択肢もある訳です。
そのような行為は余りにも無粋であり、私には恥ずかしい行為にしか映りませんでした。
店側はそのオーダーにも快く応じてくれますが、バーに行くなら最低限のマナーはお客の方が備えているべきでしょうね。
そんな話をまた別のバーですると、こんな話も聞けました。
その店はチャージを取らないバー。あるカップルが入店されたそうです。
「ご注文は如何いたしましょう?」
すると、彼の方が…
「じゃあ、チェイサー2つ!」
もう、私の理解の範疇を余裕で超えており訳が判りません…

