| 小ネタ集 カウンターと椅子の意外な関係 |
とあるバーに行った時の話から今回のコラムを書いてみたいと思います。
そのバーは初来店のバーでカウンターはハイカウンター。
ハイカウンターは着座位置が高い椅子を使用して着席するタイプのカウンターである。(コラム「 バーカウンターの秘密」を併せて参照されたい)
座った状態でカウンターの高さがどの辺りに来るのかってお客である私達は意外と無頓着であると思うが、それが意に反すると話は変わってくる。
その店のカウンターは低くて、カウンターに肘をつくことが出来ない。座った状態で両手が安定しないと言うのは何とも居心地が悪いのである。
また、逆のパターンの店に出会ったこともある。その店もハイカウンターだったのだが首の少し下辺り、肩の辺りにカウンター面が来るのでやはり肘をつくことが出来ず、しかもグラスを持つ際も結構高い位置まで腕を上げないといけない。
何でこんな高いカウンターになってしまったのであろうか。
でも、初来店の店なので、そんな失礼な事は聞くことが出来ない小心者ですが何か?
そうなってくると座面とカウンター面の位置関係ってどの辺りに設定してあるのが一般的なのであろうかと興味が沸いてきた私はバー紀行に掲載されているハイカウンターの店、ローカウンターの店から5店舗づつの座面、カウンター面の高さを計測。その平均値や最高値、最低値を調べてみました。
また、今回はカウンターの奥行きについても調べています。
この奥行きが狭いとバーテンダーとの距離が近くなって、初来店の店だと結構な圧迫感を感じます。
なので今回はついでに計測してみました。
先ずはハイカウンター。
カウンターの高さはほぼ100cmに近い店が多いですね。それに対して座面は平均して70cm。高低差は約30cmです。
この中で最も高低差が高いのが三島にあるアイリッシュパブ、giggleの37cm。座ってみると確かに若干の高さを感じます。
また、高低差が一番低いのは静岡市内にあるショットバー、DA BABILONIAの25cm。こちらは個人的にはあまりカウンターの低さは感じた事はないですね。
次にローカウンター。
カウンターの高さは80cm近辺が多い印象で、ハイカウンターとの差は20cmにもなります。また座面の平均は約45cm。高低差はこちらも約30cmです。
ローカウンターについては高低差の最大値的が平均値から±3cm程度なので、違和感を感じる事はないですね。
また、最低値は沼津市内にあるショットバー、SMOKEでしたがこちらもカウンターが低い印象はあまり感じません。
今回、調べた結果で興味深いのは、高低差の平均値がハイカウンター、ローカウンター共に「32cm」である事です。
この高低差を選んだバーが多いと言う事は、個人の体格差もあるとは思いますが、案外居心地の良さを決定する「黄金値」なのかもしれませんね。

