| 小ネタ集 カクテルのアルコール度数の計算方法 |
先日の事。
とあるバーで隣の女性客と話をする機会があった。
お友達と二人でこれから食事に行くそうなのだが、その前にバーで一杯なのだそうだ。
空きっ腹に酒をぶっ込む…。
私は日常茶飯事であるが、お酒が強くない女性などは、なるべく食事をした後にバーに来た方が身体にも良いだろう。
「なんか、酔っ払ってきちゃった…」
ほれ、言わんこっちゃない。
彼女の飲んでいるカクテルは「アレキサンダー・シスター」というカクテル。
食前なのに食後酒として飲用されるカクテルを飲んでいる。
「カクテルって意外とアルコール度数、高いですからね」
多分、標準的なウィスキー1杯よりも、アルコール摂取量は多いはず。
ちなみに、アレキサンダー・シスターのレシピは以下の通りだ。
ドライ・ジン 2/4
クレーム・ド・ミント(グリーン) 1/4
生クリーム 1/4
(NBA新オフィシャル・カクテルブックより)
上記をシェイクして、カクテル・グラスに注いで完成である。
カクテル・グラスの容量は一般的に90ml。カクテル自体は60~70ml程度になる。
仮に60mlと仮定した時、ドライ・ジンが30ml、クレーム・ド・ミントが15ml、生クリームが15mlの構成だ。
このバーではビフィータを使用しているが、カクテル用のビフィータは度数が47%。クレーム・ド・ミントはBOLS製で24%。生クリームはノンアルコールである。
カクテルのアルコール度数を計算するには、以下のように行う。
(a) ドリンク全体の容量を計算する。
(b) 素材のアルコール度数×素材の容量÷全体量(a)=素材の占めるアルコール度数
(c) 素材が複数ある場合は、それぞれのアルコール度数を求める。
(d) 上記(b)を素材数の分だけ足した結果=カクテルのアルコール度数
この式からアレキサンダー・シスターの度数を計算すると…
全体量(a)
30+15+15=60ml
ドライ・ジン(b1)
47×30÷60=23.5%
クレーム・ド・ミント(b2)
24×15÷60= 6%
アルコール度数(d)
23.5+6=29.5≒30%
という訳で、アルコール度数は約30%という結果になった。
しかし、この計算式には数字のマジックがある。
ウィスキーのストレートを飲むと、度数40%とは言え、30mlしか飲まない。
しかし、47%のドライ・ジンを30ml飲んでいるのを考えれば、アルコール摂取量はどちらが多いか一目瞭然である。
女性が好きそうなデザート系カクテル。
甘くて美味しいのだが、意外なアルコール摂取量になっている事をお忘れなく。

