| リキュールに関する話題 サザン・カンフォート |
今回のコラムはサザン・カンフォートについてです。
バーに良く行かれる方はご存知かと思いますが、英表記で「SOUTHERN COMFORT」と白地に赤で書かれた瓶をご覧になった事があるかと思います。
サザン・カンフォートはリキュールであり、現行品は中性スピリッツをベースにレモン、ピーチなど数十種のフルーツとハーブのフレーバをつけ6ヶ月熟成させて作られています。
しかし、あるバーテンダーから昔のサザン・カンフォートはバーボンをベースにしたリキュールであり、当時のボトルが三島の老舗バー、AFTER BAR 石垣に多分、残っているだろうと言う事でコラムネタを探しに行って見ました。
現在のラベルとはかなり違い、黒地に金の文字で高級感溢れるラベルです。
ハーフショットづつ、現行品と共にストレートで飲み比べてみましたがもう、全然別物です。
リキュールなのでどちらも甘いのですが、現行品が果実や薬草の香りが前面に出ているのに対し、オールドボトルのそれはバーボン由来の香りがプラスされ、甘さのコクが深いです。
また、アルコール感も結構違いますが、色味はあまり変わりません。
Wikipediaによれば、2004年のリニューアル以降、21度に度数も下げられたらしく、完全にカクテルの副素材に徹した感があります。
バーボンをベースにすることのコストや生産性の問題などから、昔の製法を捨て、工業製品化していく傾向が強い酒類業界。
リニューアルして更に美味しくなった酒をあまり見かけません。
個人的には寂しい限りですね。

