| 小ネタ集 珍品!ティスティング・グラス |
三島のとある老舗バーに出向いた時のこと。
この日はこのバーオリジナルの樽詰めのウィスキーを頂く事にした。
たまに顔を会わす、常連さんと隣同士、そのオリジナルウィスキーを飲んだ事もあり、話はいつしか、ブレンドの話に。
このオリジナルウィスキーはマスターが数種のウィスキーをブレンドして作っているという。
「このブレンドをする時に使用するのがこの2つだよ」
と言ってメスシリンダーと少し見慣れないグラスを出してきた。
私のように、俄かバー好きの方なら、ティスティング・グラスと言えば、丸みのある、香りを確認出来るようなグラスを想像するであろうか。
しかし、このグラスには、血圧でも測定するかのような、ゴム製のポンプのようなものとチューブが付いているのである。
このグラスの底部を見てみると、細かい部品で出来た構造物が確認出来ます。
このグラスに少量のウイスキーを入れ、前述のポンプを操作すると、グラスの底の少量のウイスキーが霧状にグラス内に噴霧され、香りを確認出来るというものでした。
ポンプで押し出された高速の空気で負圧を発生。ガラス管の底に満たされたウィスキーが負圧により吸い上げられ、霧状になるのであろう。
マスター自身、このグラスの正式な名称は判らないというが、購入したのは大分前のカッパ橋らしいです。
このグラスを使う利点は、少量のウイスキーで香りを最大限に確認出来ることのようです。
ブレンド作業をする際、限られた量を使って試行錯誤するブレンドという作業を如何にロス無く行うか、という点で非常に役立つらしいです。
勿論、洗浄には細心の注意を払い、乾燥も自然乾燥以外はないらしいです。
普段はあまり見せる事はないとマスターも言っていましたが、貴重な物を見せていただきました。
(※ いつも見せてもらえる訳ではありませんのでご了承下さい)

