| スピリッツに関する話題 日本産 高濃度スピリッツ |
新型コロナウイルスの流行に伴い、マスクや消毒液の不足が続いています。
マスクについてはシャープやトヨタなどマスクとは関係ないメーカーがマスク製造に乗り出したりと増産体制に入った感じがします。
しかし、消毒液についてはまだまだ不足気味で先日もこのコラムでご紹介したように、スピリタスを代用する向きも見られますよね。
今回のコラムは先日、国内の3つの酒造メーカーが相次いで高濃度のスピリッツを販売したというネットニュースを見つけましたのでご紹介したいと思います。
ひとつ目は茨城県にある「明利酒類」が販売する「メイリの65%」という商品。(ニュース記事はコチラから)
江戸時代末期の安政年間に創業した酒造メーカーのようで、かなり古い歴史を持った老舗酒蔵です。
日本酒、焼酎、スピリッツ、リキュールなども製造していて、製品ラインナップにもクラフト・ジンやウオッカがあるので、製造自体は容易く出来たでしょう。
今回の商品は一般的な消毒用アルコールと度数は近いですがあくまでスピリッツとしての販売らしく、酒税も乗っているようです。
価格は360mlで1100円(税別)。明利酒類のオンラインショップから購入できるようです。
明利酒類オンラインショップ
ふたつ目のメーカーは富山県にある「若鶴酒造」の「
若鶴酒造は文永2年(1862年)から清酒製造をはじめたという老舗酒造メーカー。
日本酒の他、ウイスキーやリキュールなどの製造もしているようです。
また、鋳造製のポットスチルも持っているようです。スゴいですね。
今回の商品、4月6日に製造を表明してから僅か4日で販売の告知をHP上でしています。スゴい機動力です。
この商品もあくまでもお酒としての販売で価格は300mlで880円(税別)。
北陸を中心とした商圏に限定で販売されるようで、オンラインショップなどでの販売はしないとのこと。
供給量にも限界がありますので、地域に貢献する形の販売のようです。
若鶴酒造HP
最後のメーカーは高知県にある「菊水酒造」の「アルコール77」という商品。(ニュース元記事はコチラから)
菊水酒造と言えば以前、このコラムでもご紹介したラム、「セブンシーズ」を製造しているメーカーです。(当時のコラムはコチラから)
こちらの商品もお酒としての販売で500mlで1200円(税別)です。
菊水酒造HP
どのメーカーもお酒としての販売と言っていますが、消毒液の不足の一助になればと急遽、製造を決定したようですね。
前述のマスクの話もそうですが、各メーカーが自分たちに出来ること、得意分野でこの難関を乗り越えようとしています。
と言えば美談ですが、この先のこの国の経済低迷は目に見えています。
メーカーの生き残りを賭けた販売戦略が垣間見えますが、小さな酒造メーカーの小回りの良さが光る記事だと感じました。

