| もうデブとは言わせない! 最終章 結果 |
公開日:2008/07/19
人間ドックは車で向かえば大して遠くない病院内で行われる。外来の棟とは別に「健康管理センター」と呼ばれる棟があり、そこで人間ドックを専門に行っているようだ。ちなみに私はこの病院は初めてだ。病院に到着する。様子も判らないでいるとどうも私が来たのは外来棟らしく、院内を通って健康管理センターに抜けられるようだ。
別棟に着くと既に会社の先輩達が待っていた。ちなみに私は初めての人間ドックなのでこの中では一番の下っ端と言うことになる。
受付を終え待っていると名前を呼ばれた。更衣室に案内され検査衣に着替えるように指示された。ロッカーに自分の衣服や貴重品を預け、検査衣に着替える。脈拍と採血からはじまった。このあたりは通常の健康診断と変わらない。脈拍を測り、採血。いつもの健康診断よりも若干取られる量が多い。そして採血が終わると次の指示が…
「では隣でお小水を取ってくださいね」
所謂採尿である。実は困った事に昨日から水分を控えたこと。朝一のトイレで出してしまったことから大して尿意を感じられずにいたのだ。
渋々採尿室という名のトイレに篭り、採尿カップを片手に立ち尽くす。しかもだ。尿の出始めと出終わりの尿は入れるなと言う注文付きである。
それでなくても大して出ないと思われる尿をそんな自由自在に出したり引っ込めたり出来る訳もなく…出た分を全部入れておきました。しかも、量少なめ…こんな量でまともな検査が出来るのであろうかと言うほど微量である。
更に待っていると視力・眼圧検査、心電図、エコー検査と続くがなかなか身長・体重検査に呼ばれない。ちなみに人間ドックを受けている人それぞれ検査項目の順序・順番はまちまちである。
更に更に待っていると今度は問診。これは通常の健康診断では実施されない項目で、医師と話をする時間が与えられるのである。
診察室に入ると事前に記入して提出しておいた問診表に沿って話が進む。
私は「肥満」と記入しておいたので話はその方向へ。実はこの人間ドックで体重測定が一番大きなウェイトを占めているのは事実だがこの9ヶ月間。素人考えで続けてきたダイエットで身体がどの程度のダメージを受けているかも心配だったのだ。特にこれまで「疲れやすくなった」などの自覚症状はなかったのだが、それでも心配だったのだ。
私はレコーディングダイエットをやっていること。9ヶ月間で33kg減量したこと等を話した。ちなみに担当医師はお世辞にも痩せている感じではない。どちらかと言えばメタボな体系。自分でも言い訳がましく「私も痩せなきゃね」と言っていた。興味津々な担当医師と看護婦。まさか、医療関係者を相手に吹聴するとは思わなかったが、聞かれるままにレコダイの内容、これまで行ってきた内容を話した。どう考えても立場が逆だ…
そして腹を出してベットに横になるように言われた。シワシワになった腹の皮を見て妙に納得したような看護婦(今は看護師と言うのか)の顔が印象的だった。
そしていよいよ身長・体重測定。ここまで長かった…緊張の一瞬。検査衣は脱ぐ必要がないと言われたのだが出来れば脱ぎたい…仕方なくそのまま検査機に乗る。
「ウィ~ン」
身長を測るためのバーが上から降りてきてチョコンと頭を叩いて戻っていく。
「176cm、68.2kgですね」
看護師の声が聞こえた。何とか68kg台ではある。しかも前半である。検査衣が300gほどあるようだ。終わってみるとあっけない。これが9ヶ月間の結果だ。101.5kg-68.2kg=33.3kg。長い旅路であった。
しかし、人間ドックは更に続く。今回の検査項目の中で最大の心配事である胃カメラである。
皆さんの想像する胃カメラって口から黒いチューブを突っ込み、「オェッ」とか言いながら検査するアレを想像していると思う。しかし、技術の進歩は目覚しく、今は鼻から入れるタイプが存在すると言う話を聞いた。実は事前の問診資料の中に胃の検査を何で行うか?アンケートがあり、鼻から胃カメラ、口から胃カメラ、バリウム飲んでレントゲン撮影と言うセレクトが出来た。折角なので胃カメラを飲んでみようと考え、負担が楽な鼻から胃カメラを選択していたのだった。
胃カメラの設備がある部屋に通される。待合室では鼻に麻酔をかけるために鼻からゼリー状の麻酔が入れられた。味こそ甘いが結構刺激的な薬剤である。この時点で既に「オェッ」と来そうだ。
カーテンの向こうでは他の人の診察が行われている。
「オェッ~、ゲホッ、ゲホ」
断末魔のような声が聞こえる。一気に不安になった。
『楽だって言ってたよなぁ…』
そして私の番がやって来た。診察用のベットとその横にカメラ、モニターも見える。
「じゃあ、このモニターが見えるように横になって下さい」
言われるがまま横になる。
「はい、じゃあ入れていきますので気分を楽にして~」
この状況で楽にしろと言うのがそもそも無理な相談である。モニターを見ると鼻の中が見える。多少の違和感を覚えながら喉元に到着。
「はい、じゃあ唾を飲み込んでみましょうか」
言われるがまますすると一気にカメラが喉を超え、食道に入ってくる。
「オェッ~、ゲホッ、ゲホ」
この瞬間だけはいい歳の大人なのに涙が出るほどキツいです…看護師さんが背中を擦りながら私を気遣ってくれている。
この瞬間を超えると喉に違和感を残しながらも意外と落ち着いてられます。ただ、唾を飲み込もうとすると同じようにゲホゲホ来るので唾は飲み込まずに口元にある容器に出した方が懸命です。
胃カメラは一気に十二指腸を目指します。到達した十二指腸と胃の間には丁度ケツの穴のような弁が存在し、定期的に開いたり閉じたりしているようです。そこからカメラは胃壁全体を撮影。ここに炎症があれば胃炎。ポリープがあれば胃がん。潰瘍があれば胃潰瘍です。特にそういう物はないようで一安心。そして食道をゆっくり眺めながらカメラは体外へ戻ってきます。この間、時間にして5分程度でしょうか。貴重な体験でした。
最後に先ほどの担当医師から検査の結果を教えてもらえます。
結果といえばかなり良好で特に血液検査の値は全て正常値。血中コレステロールの値は基準値を下回るほどの値を記録したそうです。エコー検査で一部、腎臓に空気だまりが確認されましたが、よくあることらしく経過観察ということで特に問題はないだろうという結果でした。
と言うことで長きに渡って挑戦してきたダイエット企画「もうデブとは言わせない!」はこれにて終了ですが、これまで体重や体脂肪率を中心に経過をお知らせして来ましたが実際に見た目で私がどの程度変わったのかを写真でご覧頂きましょう。
この写真は
運転免許証の写真で3年前と今年の6月に撮影された物です。顔の輪郭しかご覧頂けないのが残念ですが、目元も結構変わっていて、3年前から比べると別人です。
最後に、これからダイエットをはじめようと考えている人達に私からちょっとした助言です。
ダイエットは決してツラいものではありません。気を張らず、明日からでも少しづつ、自分のペースではじめてみましょう。
そして私が言うのも何ですが目標体重は決めても、目標期間はあまり決めない方が良いです。人によっては無理をする人もいるでしょうし、ダイエットをして健康を害しては意味がありません。身体と相談しながら半年~1年を目安に長期的な視野を持って行うことをお勧めします。
そして最後にいつでも食べることに意識を持ち、長い期間持続させることです。「今日は食べ過ぎたから明日はちょっと量を控える」など、少しの気遣いから徐々に生活習慣を変えていく方が成功すると思います。私のようにいきなり1500kcalとかは人によってはツラいでしょうし。先ずはマイナス200kcalからでも良いです。7200÷200=36日後には1kg痩せられるはずです。(あくまで計算上の話ですが)
でも、そう考えると随分と気が楽だと思いませんか?お酒が好きな方は生ビール中一杯分、お菓子の好きな人はいちご大福1個分のカロリーを抑えれば達成できるのです。勿論、毎日達成出来なくても良いじゃないですか。2日に一度でも我慢出来れば約2ヵ月後には1kg痩せてますから。
皆さんのダイエットが成功することを心より願っております。
永い間、お付き合い頂きましてありがとうございました。
おしまい
