もうデブとは言わせない! 第1章 出会い~決意

公開日:2008/03/23

出会い
いつもと変わらぬ朝。6時半前に起床して朝風呂に浸かった後、目覚ましテレビを見ながら身支度をするのが朝の日課である。
目覚ましテレビでは注目のCD、DVDなどを日替わりで紹介している時期があった。今日は書籍を紹介する日だ。耳だけがテレビを見ていた(聞いていた)のだが、その中で衝撃的な内容が聞こえてきたのだった。
「一年間で50kgの減量に成功した」
えぇ~とテレビに釘付けになった。どんな方法なんだろうか?
アナウンサーが本とダイエット方法の概略を説明している。食べた物をメモするだけ?何だそのダイエットは?本のタイトルはインパクトがあり覚えやすかった。

「いつまでもデブと思うなよ」

いつから販売するのであろう?そんなことを考えながら身支度を整えると勤務先へ向かうのであった。

再会
それから一ヶ月くらい経過したであろうか。忙しい毎日。土日共に出勤だったりして自分のことを考えたり、自分の用事を行う暇がない時期だった。
ある帰宅時のこと。今日も残業でクタクタ。自腹で新幹線に乗るのが日課になっていた。特急券を購入し頭上にある時刻表を見上げた。
『ついてない…さっき出ちゃったんだ。次は30分後かぁ』
次の新幹線まで30分の待ち時間がある。私は駅構内のちょっとした本屋で暇つぶしをすることにした。この店は本格的な本屋と言うよりは「ちょっとした本屋」と言う方が合っている感じのこじんまりした本屋だ。所狭しと並べられた本の中に見覚えのある文字を見つけた。
「いつまでもデブと思うなよ」
この本の事もすっかり忘れていた。8月下旬にテレビで聞いた本のタイトル。今は既に涼しさも感じる9月下旬。時の流れの早さを感じていた。
手にとって数ページ眺める。著者と思しき人物のダイエット前とダイエット後の写真が掲載されていた。そのダイエット前の顔に私は見覚えがあった。

話はいきなり飛ぶが私はガンダム世代である。中学生の頃、丁度ガンダムがヒットした。ガンプラもガンガンに作った。ガンダム世代の人は今でもガンダムを見ている人が多いんじゃないであろうか。昔、あのNHKが夜通しガンダムを放映した事があった。劇場版3部作のガンダムを夜の7時過ぎから夜中の4時過ぎまで放映するのだが、各部の間に座談会的なコーナーが設けられていた。その番組の司会をしていた人物。伊集院光似のデカい人。私は始めて見る人だった。勿論、名前も知らなきゃ何を生業((なりわい))にしている人なのかも判らない。ただ、一つ言えることはガンダムには詳しいと言うことと、話が面白いと言うことだった。キャラがマジで伊集院光と被っていた。

話を戻そう。
そう、正にそのガンダムの番組で司会をしていた人だったのだ。名前を見ると「岡田斗司夫」と言うらしい。初めて知った。話の面白い人が書いた本だ。多分、面白いであろう。レジに持っていくのはちょっと恥ずかしかったが早速購入。帰りの新幹線で早速読んでみることにした。
このダイエットは、前述したように「食べた物をメモする」と言う作業がダイエット自体の軸に添えられている。著者は食べた物をメモすること5ヶ月。10kgのダイエットに成功したと言う。何もガマンをしていないで、ただ食べた物をメモするだけで10kg。月に2kgのダイエットと言うペースは結構ハイペースだ。そもそも、私なんて101.5kgの内の1.5kgでさえ落とすのに苦労しているのだ。どんどん興味が惹かれていく自分に気が付いていた。
しかも、このダイエットの良い点は「何を食べても良い」と言う点である。「りんごダイエット」とか「低インシュリンダイエット」のように「りんご以外はダメ」とか「炭水化物はダメ」と言う縛りがない。緩~いダイエットなのだ。
しかしだ。メモすることを怠ればダイエット自体をしていないのと変わらない。日記さえろくに書かない筆不精の私が食べたものをメモし続けることが果たして出来るのか?
そんな自分を知っている私は興味深く本は読んだが実践するには至らなかった。

決意
基本的にテレビっ子である私は本を読むスピードがあまり早い方ではない。帰宅時の新幹線での25分間を読書の時間に充てていた私が全262ページの文庫本を読むのには相当の期間を有した。
そんな本を読んでいる最中((さなか))。勤務先でダイエットの話になった。現在、読んでいる本の話をしていたのだが、事務員のネーちゃんにこんなことを言われた。
「ラーメンばっか食べているから太るんですよ」
この言葉に私はある疑問を抱いていた。それは去年の佐野市ラーメンツアーでのことだ。
相互リンク先の次郎長さんと初めてお会いした私はかなりのショックを受けた。結構な頻度でラーメンを食べ、ブログに掲載する次郎長さんのスタイルは細身だったのだ。
「この人があのブログの管理人?」
自分の目を疑った。しかもだ。爽やかイケメンである。(あんまり関係ないか)

そんな疑問を持った私はあることを思いついた。
『そうだ。ラーメンを食べ続けてこのダイエットに成功したらちょっとカッコよくないか?>俺』
確かにラーメンはカロリーが高い。それはダイエットをやったことがない私でも何となく判る。しかしだ。ラーメン好きとしては「ラーメン=悪」と言う図式だけは払拭したい。ラーメンだって食べ物なんだから、食べ方次第ではダイエットは可能じゃないのか?そう考えたのである。ありがたいことにこのダイエットは「何を食べても良い」のである。それならラーメンだって食べても良いんじゃないか。ここで私はある決意をした。
先ずは来年5月に行われるであろう健康診断までに標準体重になる。ここで言う標準体重とはBMI法と呼ばれる方法で算出される理想体重のことだ。私の場合は68kgが標準体重となる。101.5kg-68kg=33.5kg…気の遠くなりそうな数値だ。
次にラーメン紀行の更新ペースは続けると言うこと。これを怠っては元も子もない。
そしてもう一つ。健康診断時の結果を多事笑論に掲載する。これはおまけみたいなものであるが、読者にどのような形で報告出来るか。と言うか自分に渇を入れるために決めたことである。
こうして私のラーメンとダイエットの二重生活がスタートを切ったのである。

つづく

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