突撃!アポイント商法体験! 完結編

公開日:2004/09/01

もう、ここまで来ると「買う」「買わない」の押し問答で((らち))があかない。
こうなってくると向こうも無理に「ダイヤモンド」とは言わず、例のサービスについて再度押してくる。サービスの素晴らしさを際立たせて何とかしようと必死である。
そもそも特許まで取得したお前らの商品をもっと説明すべきではないのか?何でサービスの凄さを強調して買わせようとするのか?お前らの商品はその程度のサービスの力を借りないと売れないほどショボいものなのか?
もう口からそれらの言葉が飛び出しそうなのを必死に抑えた。多分、向こうの一番弱い部分であり、私にとってはライダーキックに匹敵する最終兵器であろう。言っちゃうとこれで終わりそうな気がした。もう少し、向こうの作戦を見ておきたい。
しかし、担当Sの万策は尽きたようで、車外に出て行った。クリアファイルなどを車内にしっかり残してだ。入れ替わりで他の女性が車に近寄ってきた。私はおもむろにドアロックをした。
他の女性「開けてくれないんですか?」
「嫌だね。俺はSさんとしか話さないし、Sさんしか乗せないよ」
必ず誰かがターゲットを見張るようになっているのであろう。勝手に帰られるのは困るからであろう。
時間は既に深夜12時に近かった。
「もういい加減にしてくれよ。もう帰るからよ。彼女の荷物、持ってってくれよ」
軽くキレてみた。勿論、演技。その女性は慌てたように「すぐに担当が来ますから、そのまま待っていてください。」と少し当惑気味だ。もう一超((ひとこ))えあるはずだ。まだ大御所が出ていない。担当Sは万策尽きているのである。このまま帰れるとは勿論思っていない。上の人間が出てくるはずだ。
数分後、彼女が戻ってきた。色々と上の人間にアドバイスを聞いてきたのであろう。しかし、私はもう担当Sでは満足できない。こいつと話していても埒があかない。早く上の人間を呼べ!
やはり話は平行線を辿る。そりゃそうだ。俺はもともと買う気ゼロなんだから。小一時間が経過したころ、再度彼女は外へ出た。やはりすぐ、また別の女性が声を掛けてきた。素早い連携プレイ。周りを見渡すともうこんな話をしているのは私だけのようだ。
この頃から私は最後の一言を考え始めていた。この膠着状態から一発で開放される一言。担当Sが外している間、その一言は決まった。後は上の人間がどのような手を使ってくるのか?最終決戦は近かった。
そして遂に上の人間がやってきた。
歳の頃は30代前半で私よりやや年下といった感じで少し落ち着きがある。
どんな話をするかと言えば、やはりサービスの良さを強調してくるだけだった。ボスキャラなのに攻撃パターンは雑魚と同じとは情けない。これ以上話していても面白くないので、最終段階に入った私。
「もういい加減にしてくれよ。2時だぞ。2時。」
それでも食い下がろうとする彼女。仕方が無いので最後の一言を炸裂させた。
「私は三島市役所市民相談課の者だ。悪質商法の実態把握のために来た。本当、色々聞かせてもらったよ。」
これにはさすがの彼女もビビッたらしい。勿論、大ウソであるのは言うまでもない。だって私は単なるラーメンサイトの管理人。一応、三島市民だけど「市民相談課」があるのかすら知らない。
「話は終わりだ!降りてくれ!」
一喝してやった。渋々降りる彼女。そして私は開放された。

次の日。91万円と言う市場価格が適正なものなのか?気になった私は大阪の西心斎橋のある宝石店にメールを出した。このお店、例の「4C」の話もHPで説明してくれているし、何よりメールでお問い合わせが出来るのだ。
「0.3カラット、Gカラー、VSクラス、エクセレントで御社ではいくらで販売しているのか?」

回答はこうだった。

「その程度だと10~11万。ちなみに91万だせば1カラットがgetできます」

やはりダイヤモンドに対する男の無知を逆手に取った悪徳商法と言わざるを得ないだろう。
ラー紀フリークの皆さんも気をつけましょう。そして、覚えておきましょう。

「ダイヤは1カラットで約100万円」


※N社について知りたいからはメールを下さい。折り返しURLをお教えします。

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