| 突撃!アポイント商法体験! その2 |
公開日:2004/09/01
今日は土曜日。例の電話勧誘の件の説明会が午後6時からである。ちなみに午後6時は私が指定した。昼は会社のテニスがあったので、余裕を持って夕方からとしたのだ。
会場となる三島市民文化会館は歩いて行くには少し遠い。しかし、三島駅に近い立地なので通勤で定期を使用している私は電車と徒歩で会場へ向かうこととした。
会場前には既にそれらしい制服を来た女性が2名、立っていた。会場に向かう私に声を掛けてきた。
「すいません、N社の説明会に来られた方ですか?」
図星だった。嘘言っても仕方ないので言われるがまま会場入り。そこは殺風景な場所だった。ちなみに私自身、この市民文化会館へ入るのは始めてだった。
受付には女性が4名ほど居て、名前や住所などを記入後、電話の時に書き留めた受付番号と担当の名前の書かれたメモを渡すと…
「あっ、長電話の人ですね」
何だか少し有名人らしい。話によれば通常2分。長くても15分で終わる話を延々と40分近くしていた私の担当Sは、「友達と電話しているのか?」と上司に怒られたようだ。勿論、笑い声さえ飛び出す担当、そして私。私の演技の賜物と言ってもいい。と言うかこちら的には全てが上手く行っている。
その後、会議室に通された。長机と椅子が数組置かれただけの場所。その一つへ陣取った。
お茶が出され、担当を待った。しかし担当は現れず、他の女性が私の前に座った。電話での話を聞かされた。
「非常にフレンドリーで楽しい担当でしたよ。」
おべんちゃらの一つも言ってやった。私の今回のモットーはとにかく「フレンドリー」だ。
女性「今、Sは何だかお腹が痛くなったとかで。もう少しで来ると思うのですが…」
私「ほう、それは大変ですね。心配です。」
歯の浮く言葉のオンパレードで自制心を抑えるので必死だった。気を抜くと笑い出してしまいそうだ。
そして数分後。担当Sがやって来た。
S「こんにちは!本当に来てくれたんですね。スゴくうれしいです!」
そして硬い握手を交わした。しかしお互い「裏の顔」を持つ者同士。向こうの態度もフレンドリーだ。
イントネーションから想像した「田舎娘」とは少し違い、一般的には可愛い部類に入る担当S。私の趣味ではないが…
S「例の長電話ですごーく上司に怒られたんですよ。友達と勘違いされて」
私「それは悪かったね。俺も話好きだからさぁ。ごめんねぇ。でもその話。先ほどの人から聞いたよ。」
S「えーっ、もう知ってるんですか。恥ずかしい!」
私「もう、バレバレだよ。」
二人の間に笑い声が聞こえた。この笑い声が回りの奴らの期待をも更に高める効果を持っていることを私は知っている。
「コイツは落ちる」
何人ものやつらがそう思ったに違いない。俺の思惑通りに事は運ぶ。
そして今日の趣旨が告げられた。彼女によれば今日の説明会のプロセスは以下の通りだ。
1.会社の概要。
2.商品の説明。
3.作文(要は感想を聞きたいらしい)
4.テスト(謎)
5.抽選会(来てくれたことへの感謝に意を込めてらしい)
そしていよいよ、この説明会の本当の目的。売りたい商品が明らかになって行く!
(つづく)
