| 週刊ガールズ&パンツァーIV号戦車H型(D型改)をつくってミタ 号外~Ⅳ号戦車、作れません!~ |
公開日:2025/02/16
昨年からお送りしている「週刊ガールズアンドパンツァーⅣ号戦車を作る」ですが、ここにきてトラブルが発生したようです。
次回、紹介する「54号~57号」ですが、予定では1月22日に発送される予定でしたが、品物が来ませんでした。
「おかしいなぁ」とアシェットのⅣ号戦車を作るのHPに何か載ってないかとサイトを訪れた時のことです。
いきなり、画面に上記のような「重要なお知らせ」が表示されたのです。
内容を確認すると前回の53号で取り付けた弾薬架が、砲塔の回転時に干渉する事が判ったとか。
でも、それっておかしくないですか?
既に砲塔がグルグル回っている動画もある訳だし、何でこんな設計ミスが起きるのか?
で、その答えが前回の作成記の中にありました。
前回、弾薬架を塗装して、原作再現した訳ですが、その際に使用した画像にヒントがあります。
この画像はアシェットのHPから拝借したのですが、通信手席の奥にある弾薬架が存在しないのです。
ここで思ったのですが、アシェットが砲塔内のリアリティを追及するために弾薬架と砲弾まで用意したのだと思うのですが…
この画像の通り、弾薬架前の床面はほぼクリアランスがありません。
その後、対策案が発表になり前回作成した車体下部が再度発送されることと弾薬架の代わりの部品が発送されるようです。
その発送時期が69号に一緒に付随するという内容でした。
69号と言えば、4月16日の発送分に含まれる訳ですが、それまでお預けってことです。
また、原作再現で折角塗装した弾薬架を捨ててしまうのも勿体ない。というかリアリティがあってこっちの方が良いとさえ思っている。
そこで私は考えました。
『干渉している部分を何とかすれば、弾薬架を生かせるのではないか?』
と言う訳で、干渉している部分を見てみる事にしました。
実はある程度、予想はしていたのですが、バスケット部分の支柱で唯一、配線が走っている車長席の支柱は真っ直ぐではありません。
これが干渉の原因であることは明らかです。
この干渉部分をマスキングテープでざっくりとマーキングし、干渉部分の長さを調べると、15㎜×7㎜程度が干渉していることが判りました。
この弾薬架の横の壁の一部を切り取ってしまえば問題ないと思われる。
更に砲弾自体も干渉しそうだし、実は原作では砲弾自体がこんなに長く出てはいないのだ。
そこで、砲弾自体の長さも少し短くすることで更に干渉のリスクを低減させようという作戦だ。
ただ、弾薬架の壁や砲弾自体を切断することになる訳だが、そんな工具は持っていないので、新たにアマゾンでポチってミタ。
それがタミヤ製の「薄刃クラフトのこ」である。
また、砲弾の長さを一定の長さに切るための治具が必要になってくる。
先ずは治具から作っていこう。
先ず、砲弾をセットする部分をレジンで作成し…
木の板や蝶番、L字金具などを用いて、このような構造の治具を作ってミタ。
砲弾の頭の部分にはレジンのブロックを設置し、ゴムサックを切って貼ってある。
こうすることで切断中に砲弾がグルグルと回ってしまうのを防いでいる。
後は赤い線の箇所にのこを当ててカットし、紙やすり等で切断面を滑らかにすれば完成。
長さ的には半分以上をカットしているため、大分原作に近づいた感じだ。
また、3つある弾薬架の内、クリアランスが一番狭い中央の弾薬架の砲弾については干渉する可能性があるので付けない方向で考えているのだが、無加工だと突起が残りカッコ悪いので、砲弾を抜いた状態を再現するために砲弾のあった部分にドリルで穴をあけることにした。
次に弾薬架の横の壁のカットに入る。前述の計測結果である「15mm×7㎜」の部分をケガキして、その2点にカッターで印を付ける。
更にマスキングテープで印をして、カットする部分を明確化。
そして実際にカットすると、カッターで付けた傷にノコギリの刃が上手い具合に乗っかり、キレイに切断できた。
3つの弾薬架全てのカットが終わったら全ての弾薬架を揃え、両面テープを貼って固定し、紙やすりで同じ角度になるように切断面を整える。
後は塗装をすれば完成である。
最後に切断した砲弾をセットすれば、弾薬架の加工は終了である。
完成した弾薬架を車体下部に両面テープで仮止めして、旋回テストをしてみると…
「ガキッ、バキッ!」
仮止めした弾薬架が外れてしまった。何かまだ干渉しているのであろうか。
改めて車長席を確認してみるが、干渉している様子はない。
更に砲塔を回してみると、砲手席の柱が干渉していることが判った。
改めてバスケットの下部を見てみると、砲手席の柱だけバスケットの床面から数㎜飛び出しているのが判った。
何でこんな作りになっているのであろうか。
しかも、弾薬架に付いている飾りに干渉するようだ。
と言う訳で、弾薬架に付いている中央の飾りをルーターで削ることにした。しかし、それでも尚、干渉している。
こうなると弾薬架と床面の間に物理的にクリアランスを取るしかない。
そこで車体下部と弾薬架の間にプラ板を加工したスペーサーを挟むことにした。
プラ板自体は目測で0.2㎜程度なので4枚重ねで0.8㎜。接着剤なども考慮すれば1㎜程度の隙間になるだろうか。
そして、改めて旋回テストを行うと、見事に干渉が解消されました!
ここまでくるのに丸一日かかってしまった…
と言う訳で今回はかなり改造を加えた訳だが、如何だったであろうか。
本来、ここまで大がかりな改造をしなくても、4月まで待てば代替部品が届くのだが、弾薬架があることでやはりリアリティが各段に上がるし、また愛着が沸くというものだ。
また、仮に失敗しても4月には代替部品が来ると思えば、ダメ元でチャレンジしたのである。(これまで切った、貼ったしたパーツは使わないので)
これでまた製作が続けられる。
次回こそ、54号から57号までの製作記になります。おたのしみに。
(つづく)
