家を建てよう その2

公開日:2014/07/13

■ローン計画
契約が終わると、そこに記載された額を借りるための住宅ローンを組みます。
この際、見積り額よりある程度、多めに借りていく事をオススメします。
私の場合、特に消費税増税のタイミングで9月末までに契約を済ませないといけないと言う事情もあり、大まかな見積もりを早急に作成する必要がありました。しかし、家づくりの話しをしていくと色々とお金のかかる事案が何かと増えてくるのです。
私の場合、見積額よりも150万円ほど多めに借りましたが、最終的には何だかんだで借りた額をほぼ使い切ってしまいました。仮に多く借りて、結局使わなかったとしても、返すこともできますので問題はありません。
逆にお金が足りなくなって自己資金を手出しする必要にかられた場合、自己資金があれば良いですが、私のようにそもそも家を建てるつもりがなかった状況では自己資金も大した額は用意できていないので困った事になる所でした。
当時、自分ではかなり多めに借りたつもりでしたが結局はギリギリでした。

■引越しと解体作業
契約も終わり、住宅の細かい仕様などを話し合うのと同時に、引越しと自宅の解体に向けての話を同時に進めないといけません。
引越しするためには先ず、仮住まいとなる家の手配、契約。そして、引越し業者との話し合いで引越し日の確定および契約を行います。また、解体業者から見積りを取り、解体業者を確定、契約します。
今回、解体業者は母親の学生時代のお友達にお願いしましたので金額もかなり抑えられました。
また、仮住まいについては住宅メーカーの方でも敷金、礼金なしで物件を案内していただきましたが、現在の場所から遠いのもあり、特に車の運転が出来ない母親には負担がかかることもあって、近所に無いか物色していました所、我が町内の町内会長の持ち物を格安で借りる事が出来たので良かったです。その近さは僅か数十m(笑)
と言う訳で引越し自体もアマゾンで段ボールを購入して自分達で荷造りをし、約一ヶ月をかけて少しづつ移動しました。引越し業者にお願いしたのは直前まで使用していたテレビ、冷蔵庫、洗濯機などの大型家電や食器棚など僅か11点。3万5千円と言う安さでした。

解体作業解体作業解体作業

■境界線の確定
私の自宅は築後50年を超える古い家ですので、その家が建っている土地も 50年以上前に土地の測量がされています。固定資産税を払っているので自分の土地の面積はわかるのですが、隣の家との土地の堺、いわゆる境界線が曖昧で判らないのです。
そこで測量士にお願いをして隣の家との境界線を画定する必要があります。
住宅新築に合わせ、分譲地などを購入する人は、境界線の確定というこの作業を行う必要はありませんが、私のように親から土地を譲り受けた場合で、塀などで隣との境がはっきりしていない場合は必要になります。
まずは市役所に行き、公図((こうず))と呼ばれる土地や建物の位置を確定する地図を手に入れる必要があります。この公図がいつ作られたものなのか判りませんが、まずはこれを頼りに大まかに自分の土地を把握します。
公図

測量士は構図と測量の結果を照らし合わせることで境界線を確定していきます。
測量の手順を見ていたのですが、まずは国土地理院が定めた正確な測量点というのがそこらじゅうにあるので、その測量点の2点の距離を測ります。
公国土地理院基準点測量機器測量風景

さらにその2点のうちの1点を望める測量点(今回は私の家の道を挟んだ対面にある誰かが付けた点)を決め、自宅のあった基礎の部分を中心に隣家の建物なども含めいろいろな点を計測していきます。現在の計測器はレーザーを使用した正確なもので、測量機を回転させた角度と距離を記録していきます。そのポイントデータをパソコンなどに取り込むことによって測量結果が出てきます。そして、前述の公図と照らし合わせることで固定資産税の納付書に記載された面積値に近づけていきます。
測量点測量風景

ただ、これによって得られた境界線が即座に自分の土地として認められるかというとそんな訳もありません。境界線の確定とは、隣の土地の持ち主との合意によって確定します。つまり、民民((みんみん))での合意が不可欠になります。
私の場合、右隣と奥、左隣の方と境界線を確定しなければなりません。左隣の方との境界線は塀があり昔、亡くなった私の父親が左隣の家をつくるときに合意した線であり、両者が合意した線になるためもめることもありません。
右隣と奥に関しては境界線があいまいなためこちらが測量した結果や公図をもとに話し合いによって境界線を確定します。
この境界線をめぐっての争いというのも世の中には結構あると話で聞いたことがあります。私の場合は割とスムーズに行った方とは言いながらも 1カ月半以上の期間を有しました。
境界線が確定しないと実際の工事には入れないため、大変重要な作業となります。

■地鎮祭
境界線が確定し、着工の目途が立った所で地鎮祭を行いました。
今では地鎮祭を行わない方もいるようで、私自身もあまり前向きには考えませんでしたが母親のたっての希望で行いました。
wikipedeiaによれば、「その土地の神(氏神)を鎮め、土地を利用させてもらうことの許しを得る。」とあったのですが既に使用させてもらっているので良いじゃね?とも思いましたが、工事が無事終了する事や関係する大工さん達の無事も考えて行う事に。
当日は風が強く、11月末の午後3時は寒さも一入。
「風が強いですね」と言うと「邪気を吹き飛ばしてくれますよ」と神主。なるほど、上手い事を言う。
ちなみに雨が降った場合は「雨降って地固まる」とか言うんでしょうね。物は言いようです。
お供え物地鎮祭

■着工・基礎つくり
いよいよ、着工です。
先ずは土地を整地した後、基礎を作成します。現在の基礎は所謂「べた基礎」と言う物で、昔の住宅用の基礎とは違います。
鉄筋を引き詰めた所にセメントを流すことで耐震性に優れたものになるそうです。コンクリートは表面強度に3日、初期強度が出るのに7日ほどかかるそうです。
基礎が完成すると下水関係の配管を設置します。
基礎関連の作業が完了すると1階部分の床が張られ、多くの木材が搬入されてきます。
土地基礎基礎基礎


■棟上げ
ここまで来るといよいよ棟上げです。建前(たてまえ)とも言いますね。
棟上げは多くの大工さんが携わり、僅か1日で柱を立て、梁を渡し、2階部分の床を作り、更に屋根まで作ってしまうという大掛かりなものです。
上棟前の風景クレーン登場!

昔は出来上がった屋根に施主が上り、お餅やお菓子をまいたりして棟上げの成功をご近所皆で祝い、大工さんには振舞い酒を出したりと一大イベントだった訳ですが、飲酒運転が厳しくなった昨今では衰退の一途を辿るイベントの一つです。
勿論、私自身も仕事が忙しく朝、大工さんに挨拶をしただけでした。
そして、仕事を終えて戻ってくると2階建ての立派な家の外観が出来ているではありませんか。
ここに掲載している写真については住宅メーカーから提供していただきました。クレーンとかで吊り上げるんですね。スゴいですね。
1階部分が出来た!富士山の眺めも良い!屋根まで完成!


つづく

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