三島駅の南口。大きなスクランブル式の交差点から南下する方向で伸びる三島の本町交差点に向かう道がある。その脇に飲み屋街に通じる細い小路があり、その通りの入口に小さな看板を見つける事が出来る。
昭和の香りを色濃く残す店も多く存在する裏路地。その小路を降りていくとまわりの店とは少し違った雰囲気を放つ店が見えてくる。店先にアメリカ国旗が掲揚されていので見つけるのは意外と簡単であろう。
THE SNIPER BROTHERS。私が昔から通っているバーで、私のメインサイトであるラーメン紀行の中にも良く登場する「地元のワンショットバー」である。
ちなみにこの店は2011年1月に移転した店で元々は別の場所で営業をしていた。
また、この店のバーテンダーは私の実弟の小学校時代の友達であり、実はガキの頃から知っていた。そんな昔もあってか、一般的なバーと言うものの「敷居の高いイメージ」はこの店には全くなく、バーと言う物を身近に感じさせてくれた店でもある。

一度、店内に入るとそこは多くのミニカーとアメリカ雑貨が所狭しと陳列されている。
座面の高いカウンター席に腰をかけると気がつくのは鉄骨を組み合わせて出来たバーカウンター。
前述の通り、ワンショットバーなので重厚な雰囲気とは無縁であるが、逆にバー初心者の方にはとっつき易く、気軽に酒を楽しむ事が出来る。


バックバーにはスタンダードラベルの酒が並ぶ。
メニューは存在しないので初心者の方は飲みたい酒のイメージをマスターに伝えれば、適当に見繕ってくれるので安心だ。

私がこの店で覚えた味。行く度に毎回、オーダーしているのが「電気ブラン」と言うリキュールのソーダ割り。
リキュール特有の甘めのフレーバーながらブランデーのような芳香が鼻腔を抜ける様は口当り、後味共に良好な一杯だ。


フードの類は存在せず、「スナックあられ」のみ。この店ではこのスナックあられを開店当初から変わらず出しているらしく、あまり市場でも見た事がないので三島で唯一、スナックあられを食べれる店かもしれない。ちなみにいずみ製菓謹製。
固形物は持ち込みＯＫなので近くのコンビニで食べたい物を持って行くのがオススメ。
また、近くの飲み屋から焼き鳥、モツ煮、静岡おでん等のデリバリーも出来るので気軽にオーダーしてみよう。