何かが違う…
うまとんらーめん しょうふく あたみてん
うまとんラーメン 松福 熱海店

photo

SHOP DATA
住  所静岡県熱海市中央町1-5 水梅ビル1階
電話番号
営業時間12:00〜15:00(月〜日)
17:00〜21:00(月〜日)
定休日無休
席数カウンター4 テーブル20
駐車場なし
緯度経度
(日本測地系)
N  35゚05'34.1''
E139゚04'30.6''
地図を見る
最寄駅来宮駅(JR伊東線)
熱海駅(JR東海道本線)
熱海駅(JR東海道新幹線)
取材日2024/02/22その他の情報...

メニュー

黒うまとんラーメン+玉子
970円
うまとんラーメン
800円
黒うまとんラーメン
850円
赤うまとんラーメン
850円
more...

今日は木曜日。
明日から天皇誕生日を含む3連休だが、天気があまり良くなさそうだ。
勤務先での仕事を終えた私は静岡駅を18時に出発するホームライナーに乗車した。
今回の目的の店は熱海市内。先週が伊東市だったので偏っているかとも思ったのだが、新店の情報をキャッチしてしまった。しかも、夜飲みも出来そうな店なのだ。

話は逸れて先日のこと。
いつものように朝の通勤電車の中でブログや食べログ等のチェックをしている時のことだ。
食べログのニューオープンに松福の店舗情報が掲載されていた。熱海の上多賀にも昔取材した長浜海岸店があるのだが、住所を確認すると熱海市役所の近所だという。
熱海市役所の近所で思い出すのが昨年取材した「悟り」という泡系ラーメンを提供する店。早くも潰れたか?とも思ったがまぁ、現地を確認するまでは判らない。
メニューを確認すると酒も出すしつまみもある。ひとつ、気になるのは松福の看板メニューである「うまいラーメン」が存在せず、「うまとんラーメン」という聞き慣れないラーメンしかないことだ。
食べログの初投稿者は先週の伊東の新店のレビューを書いた神奈川のラーメンを追いかけているラーメンコンサルタントを生業とした方。私も店の店舗情報としてはお世話になるも、レビュー自体は提灯記事みたいであまりアテにしていない。Googleマップの方の口コミを見る限り、細麺を使用したもののようであるがスープに関しての言及がされていなかった。

話を戻そう。
19時過ぎに熱海駅に到着。
今日は朝からずーっと雨模様で3連休もあまり天気が良さそうではない。豪雨ではなくシトシトと霧雨が降っているがバス移動は控え、徒歩で現地に向かった。
今月は固定資産税を払ったり趣味で散在しており、極度な金欠病を患っているので無駄金を使うのは控えたい。

15分後。
店先に到着した。案の定、前述の悟りというラーメン店の跡地にオープンした店のようだ。外観を撮影して早速、店内へ。

店内に入ると右手に券売機が見えた。今回は飲みながらの取材なので酒のアテになるメニューを何個か見繕ってきたのだが、券売機には「おつまみ120円」などと書かれたボタンが並んでいるだけで、目的のメニューを見ながらでないとボタンすら押すことができない。
近くに店員がいたので「ラーメンも食べるけど先ずは飲みたいんだけど」と問うと、口頭での注文も受け付けるらしく、カウンター席に通された。
席に着くと灰皿が置いてあることに気付く。
「もしかして喫煙できるの?」と私が問うと、若い店員が「大丈夫ですよ」と返答する。これはありがたい。
席に備え付けのメニューを改めて見てみる。いつもの唐揚げはメニューにない。ただ、揚げ物に関しても私の好物が確認出来た。オーダーは口頭。角ハイボール、枝豆、牛のモツ煮、ハムフライ、うずら串2本をオーダーした。

店内は以前のレイアウトとは異なり、中央を動線としたコの字型のカウンター席は廃止されている。その代わり、店内の多くはテーブル席が占めており、カウンター席は壁伝いに僅か4席。前の店はカウンター席が多いレイアウトだったが、こちらの方が客席が広々としており、しかもテーブルの配置を変えれば変則的な人数にも対応できるので良い。

店内は男性ばかり5名で切り盛りする。店主と思しき男性を含め厨房に3名。ホール係2名の布陣だ。プレオープンは2月18日。グランドオープンしたのが2月20日なので5営業日目なのだが、店主と思しき男性がオーダーを確認しながらホール係に的確な指示を出しているので上手いこと店が回っているように見えた。

先ずは角ハイボールがやってきた。お疲れチャン>俺。仕事終わりのハイボールが腹に染み渡っていく。しかも、喫煙も出来るので普通の居酒屋使いが出来るのは良い。ただ、営業時間は21時がラストオーダーであると店員が他の客に言っていたのであまりゆっくりも出来ない。まぁ、熱海も昼はともかく、夜は閑散としているのでこれで良いのかもしれない。
新コロ以降、人は戻ってきているが、酒類を含めた物の価格が高騰する中で外飲みをする人も減っているのを肌で感じる。

次に枝豆がやってきた。枝豆はスピードメニューであると共に、つまみを食べ終えて追加オーダーをする間の中継ぎの役目をする。腹にも溜まりにくいので重宝するが特筆する部分は少ない。

更に牛のモツ煮がやってきた。牛モツ、こんにゃく、ネギの構成。モツは柔らかく煮含められており味も染みている。ただ、ちょっと量が少ないかな。これが450円だとコスパを感じられない。

更にハムフライがやってきた。メニューには「ハムフライ(1ヶ)」で380円と書いてあるが2枚付いている。これって2人前の量なのだろうか。後で計算してみよう。卓上に中濃ソースがあるのでかけていただく。酒のアテってこういうのが良いよね。巷ではよく肉の加工品(ソーセージ、ウインナー、ハムなど)は亜硝酸ナトリウムなどの発がん性物質が含まれているので身体に良くないと言われていますが、個人的にはこれら加工品が大好き!誰が何と言おうと美味いから仕方ないのだ。

遅れること数分でうずら串もやってきた。鶏卵の黄身がカッチカチなのは好きではないが、うずらの卵ってカッチカチでも口の中の水分を持っていかれるほど大きくないので食べ易くて好み。しかも、フライになっているので必然的にソースをかけて食べる事でこれら諸問題が解決する。

料理が全て出てきたので、ハイボールでキメているが流石に1杯ではやっつけきれない。
若い店員を呼び、「角ハイボールをおかわり」とお願いした。

出てきたハイボールには1杯目には入っていたレモンが入っていない。まぁ、角ハイボールに付属するレモンって個人的には要らないので良いのだけれど。
ただ、一口飲んでこれがサントリー角ではないことに気付く。少し炭酸由来の酸味を感じる味わいが顔を出し、ウイスキー自体の味わいが先ほどよりも軽い印象。レモンの入れ忘れか、そもそもウイスキーが違うのか?ハムカツの件も含めて後で値段を確認だ。

ハイボールが少し残ったところで料理をやっつけ終わった。まだ、少し腹に余裕があるものの、そろそろ取材モードに入る。
前述したGoogleマップの口コミで「餃子は三個入りであんが多く」と書かれていて気になっていた。通常のラーメンでも良いが、今回は変化球を投げてみる。オーダーは口頭。黒うまとんラーメン、餃子をオーダーした。他の客には麺の硬さ、味の濃さ、油の量を聞いていたが私は聞かれる事はなかった。まぁ好みを聞かれても「普通で」とお願いするので良いのだが。

厨房観察は厨房が奥にあって絶望的。これは前の店の時も一緒だったので端から期待はしていないが。そもそも、壁伝いのカウンター席からでは角度的にも厨房観察は難しい。

そしてラーメンがやってきた。
マー油を避けようもなかったので普通にスープをすすってみた。

ベースのスープは白い濁りを見せる白湯スープにマー油の組み合わせ。マー油単体を飲んでみると若干の香ばしさを感じるがオイル感は弱め。松福のスープということで少し期待していたが業務用っぽいスープでサラサラとして粘性も皆無。松福のスープには唇にまとわりつく程の粘性の高さを期待してしまうがやや期待外れか。

麺は細ストレート麺。かん水の量はやや少なめ、加水率はやや低めの印象を受けた。茹で加減は指定できなかったが普通の茹で加減なのだろう。適度に熱が入っている。

具はチャーシュー、キクラゲ、ネギ。そして別注の玉子。チャーシューは豚腕肉使用の煮豚。玉子は黄身がカッチカチのハードボイルドタイプ。おでんの玉子かと思うほどカッチカチで口の中の水分を持っていかれる。味付けは穏やか。

餃子もやってきた。
口コミに書かれていた通り、餡がギッシリと入っていて一粒が大きめ。肉が半分以上を占めたものでニンニクもシッカリと効いている。卓上に餃子のタレが置かれていたのでそれでいただくことに。

お会計は3570円。レシートは出ないのか?と聞いてみましたが手書きの領収書なら出るということで丁重にお断りしました。
値段を計算して見ると、ハムカツはオーダー通りの1人前。2杯目のハイボールはデュワーズであることが判りました。

ページトップに戻る