あの有名な曲を思い出す屋号
やーやーや
yaya屋

photo

SHOP DATA
住  所静岡県熱海市咲見町7-54
電話番号0557-81-1570
営業時間11:30〜14:00(土〜日・祝)
17:30〜0:00(月〜日・祝)
定休日不定期
席数カウンター10 テーブル20
駐車場なし
緯度経度
(日本測地系)
N  35゚05'44.0''
E139゚04'39.5''
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最寄駅熱海駅(JR東海道本線)
来宮駅(JR伊東線)
取材日2021/04/23その他の情報...

メニュー

らーめん(塩)
650円
すーめん
550円
らーめん(醤油・塩)
650円
味噌らーめん
750円
more...

文頭から話は逸れますが先日、ネットニュースを見ていた時に障害者でコラムニストの伊是名夏子氏が乗車駅である小田原駅にて来宮駅までの乗車を拒否されたという内容を自身のブログに公開し、反響を呼んでいます。
実際にそのブログを読んだのですが、障害者とはいえ、なかなかのクレーマーぶりと言うか、熱海駅の神対応などが際立っていると個人的には思いました。
確かにバリアフリー法だったり障害者差別禁止法だったり障害者の方の生活を皆で助けていこうと言う論理は間違っていないのですが、健常者同士であっても助け合いながら生きていくというのが古来日本の文化だったりすると私は思うんです。
この世の中の弱者は障害者ばかりではありません。経済的な弱者もいれば、老人や子供のように身体的能力が成人に比べれば劣っている弱者もいる訳です。
そういう色んな人達が助け合いながら生きていくのがこれまでの日本だったように思います。
前述したような法律があるからと言って、障害者がそれら法律を盾にして自分の主義主張だけを声高らかに言ってしまうのはわがままでしかないと個人的には思います。
ちなみに「伊是名夏子 ブログ」でググるとそのブログに辿り着けると思いますので興味のある方は是非、ご覧になってみて下さい。
その内容を読んで、皆さんはどんな感想をお持ちになるでしょうか。管理人です。

話を戻して今日は金曜日。
来週からゴールデンウィークが始まるわけであるが時を同じくして東京都に対する緊急事態宣言の施行が政府から発表になるのも今日だ。
出来レースではあるが東京都に対する緊急事態宣言が施行されるのは確定であり、来週あたりの都内は飲食店をはじめ遊興施設、大型ショッピングモールなど全ての店が閉まってしまう。そうなると都民は近県に出かけるのが嫌でも予想できる訳で熱海も例外ではないだろう。
そんなふうに考えた時、熱海市内での取材をこのタイミングでしてしまおうと考えていた。
勤務先を後にした私は静岡駅を17時34分に出発する熱海行きの在来線に飛び乗った。
今回熱海に行く目的はラーメン取材もそうなのだが、熱海市内で唯一ある行きつけのバーの生存確認も含まれている。そのバーの経営者は高齢のご夫婦なのだが、以前聞いた話でマスターが新コロに感染したという噂を聞いたのだった。
今回の取材先のアテは2ヶ所用意しているのだが、自身の行きたいランキング的に言うと駅から離れた店の方が今回の目当て。ナカナカ渋い町中華の店でそのバーからも近い店である。

1時間半後。
熱海駅に到着した。金曜日の夜だけど人の気配は疎ら。来週になってこの駅前が混むのかは判らないけど、用心するに越したことはない。
駅からいつものように熱海銀座方面にむかって歩き出す。するともう一つのアテである店を発見した。「yaya屋」というこの店は何度も見た事があるのだが今回、私が目指す店は今までに見た事がない店。興味を惹かれていた。

更に5分後。
目的の店の近所までやってきた。どう考えても近寄った事のない路地だ。しかし…

『やってない…』

まぁ、私の人生の7割は思うようにいかないのが通常なので踵を返して先の店に戻る。勿論、坂道を登る訳である。

10分後。
若干、汗をかきながら現地に到着。外観を撮影して早速、店内へ。
店内に入ると先客が2名のみ。手の消毒をするように指示されたので消毒後。ソーシャル・ディスタンスを考慮してカウンターの末席に陣取った。

席に備え付けのメニューを見てみる。今回、この店も多少は予習してきた訳だが、気になるメニューがあった。先ずはこの喉の渇きを癒しますか。オーダーは口頭。生ビール、ネギちゃボール、にら玉をオーダーした。この「ネギちゃボール」というのが気になっていたメニュー。事前に画像は見ているのだがネギとチャーシューが見えるのだが「ボール」って何だ?
先ずは生ビールがやってきた。お疲れチャン>俺。この店、ハイボールがないので生ビールにしたのだが、久しぶりの生ビール、ウマっ!キンキンに冷えている。
そして、ネギちゃボールがやってきた。輪切りにしたネギとコロチャーをゴマ油や塩で調味したものだ。結局、ボールの意味は判らなかったけど…
大量のネギは水にさらしてある訳ではないので辛み成分が結構キツい。で、ビールで中和しようとするのでビールがススむ。個人的にはネギの辛みが苦手なのでねぎラーメンとか頼まないのだが、じゃあ何で今回はこのメニューを頼んだのか?と言えば完全な好奇心だけである。
そうこうする内にビールが終わった。にら玉も来てないのでウイスキーの水割りにしようかとも考えたが、あのシュワシュワした感じが好きな私はウイスキーの水割りを飲むことは殆どない。仕方なく生ビールをおかわりした。
そして、にら玉がやってきた。850円という価格から心配していたが案の定、ナカナカの大きさでお一人様は苦戦する事が予想された。ニラ以外に細切りの筍も入っている。

改めて店内を見ると女性ばかり2名で切り盛りする店内。カウンター席の他に奥にテーブル席もあって、テレビが点いている。丁度、菅総理が映っていたので音声は聞こえないが緊急事態宣言に関する会見なのであろう。

やっとのことでにら玉をやっつけてここから取材モードに入るために改めてメニューを見てみる。
「すーめん」と呼ばれる素ラーメンもあるのだが、それでは面白くない。タンメンもあるが腹も結構厳しい状況だ。オーダーは口頭。らーめんを塩味でお願いした。

厨房はカウンター内の一段高い場所にある寸胴の姿も見えるのだが大きさが判らない。麺茹では深ざるを使用したもの。茹で加減はキッチンタイマー管理。

そしてラーメンがやってきた。先ずはスープからすすってみた。
ベースのスープは鶏ガラ、香味野菜などを静かに炊きだした清湯スープ。非常に透明度の高いスープである。塩ダレの塩梅も丁度良く、サッパリした後味でキレがある。
麺は細麺で軽いウェーブを持つもの。かん水の量、加水率共に標準的な印象を受けた。飲んだ後には最適な番手でスルスルと腹の中におさまっていく。
具はチャーシュー、メンマ、白ごま、ネギ。いつもの味玉はメニューにない。チャーシューは豚モモ肉使用の煮豚。醤油ではなく塩味のチャーシューだ。ネギが大量に入っており、今夜だけでどれだけネギを食べたであろうか。勿論、水でさらしてないのでスープに沈めてから食すと辛みが抑えられてよい。

店をあとにし、行きつけのバーに行ってみた。
店先には「休業」の張り紙が見て取れたが、その後に立ち寄ったバーのバーテンダーに閉店したという話を聞いた…
ただ、マスターがコロナで亡くなっての閉店ではないというのが唯一の救いである。

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