小さな沖縄料理店 |
cobaco
SHOP DATA | ||||
住 所 | 静岡県沼津市三枚橋町17-1 外川ビル 1階 | |||
電話番号 | 090-7604-6933 | |||
営業時間 | 11:30〜13:30(木〜日) 17:00〜23:00(月・水〜日) | |||
定休日 | 火曜 | |||
席数 | カウンター5 | |||
駐車場 | なし | |||
緯度経度 (日本測地系) | N 35゚05'52.1'' E138゚51'56.3'' | 地図を見る | ||
最寄駅 | 沼津駅(JR東海道本線) 沼津駅(JR御殿場線) | |||
取材日 | 2018/10/05 | その他の情報... |
メニュー
- 沖縄そば
- 1000円
- 沖縄焼きそば(塩)
- 750円
- ■サイドオーダー
- もずく酢
- 400円
- とうふよう
- 500円
先日のこと。
沼津市内にあるバーのオープンを待っている時のことだ。このバー、オープンが20時と若干遅い。まぁ、静岡から帰ってきている私にとっては丁度いい時間なのだが。
店に早めに着いてしまったので辺りをウロウロしていると、ある店の布製の看板が目に入った。そこには「沖縄そば」の文字が見えた。
この場所に元々、何があったのかは判らないが出来てそう日は経っていないと思われる。ガラス製の扉から中を窺い知ることが出来るのだが、カウンターのみの小さな店だ。
店先に置かれた立て看板には「ちょい飲み」の文字が。その中にしっかりと沖縄そばの文字も見えた。
話を戻して今日は金曜日。
勤務先を後にした私は前述の店を目指した。既に食べログにも掲載があって営業時間も判っている。その店を「cobaco 」といった。
沼津市内で沖縄料理を出している店は昔、ラー紀でも取材した「なんくる」が思い出されるが、それほど多いとは思えない。
現地に到着。外観を撮影して早速、店内へ。
店内に先客の姿はない。外から見たのと違わず、店内は狭い。L字のカウンターはたった5席の小さなお店だ。年の頃は70に近いであろう女将が一人で切り盛りしているようだ。
席に備え付けのメニューを見てみる。お酒はビール、焼酎、泡盛、ウイスキー、ワインと品数こそ多くないが種類はかなり広い。オーダーは口頭。沖縄料理店なのでオリオンビールもあったが素直に生ビール、スパムソテーをオーダーした。
可愛らしい外観と英語表記の屋号からもっと若い人がやっている店かと思ったが意外だった。一人で切り盛りする関係で料理のオーダーが入ると奥に入ってしまう。厨房は奥にあるようで観察自体は出来そうにない。
先ずはビールがやってきた。お疲れチャン>俺。今週も終わったなぁ。また3連休がやってくる。
スパムソテーのオーダーだが、奥からは何故か揚げ物をしている音が聞こえる。何でだろう…。その答えはその料理が出てくる事で判ることになる。
「お通しです」
ゴルフボール大の大きさのコロッケが2個と沖縄では良く食べられている「ミミガー」が出てきた。お通しが出るならこれでビール一杯いけちゃうんじゃね?店のシステムを知らずに先走りオーダーしてしまった。
コロッケは揚げ立てでサクサクして美味い。ミミガーは豚の耳を茹でたものを千切りにして酢味噌のようなもので和えたもの。コリコリとした食感が良い。
またしてもビール一杯ではやっつけられず…安定のハイボールを追加オーダー。最近のラー紀は私の呑兵衛ぶりを露呈している場になっているような気がする。
そうこうする内にスパムソテーがやってきた。もう説明の必要もないであろう、ランチョンミートをソテーしたものと、これは嬉しい誤算、目玉焼きが付属したもので所謂「ポーク玉子」と呼ばれる料理だ。目玉焼きは黄身が溶け出さない程度に熱が入ってしまっているのが残念。スパムはハムとは違って挽肉が原料なので歯応え自体は弱い。そして塩味が強い。
私の料理を作り終わった女将と談笑していると外から「キーッ、ガシャン!」という音が聞こえた。
その瞬間を私は見たのだが、緊急車両と一般車が出会い頭の衝突事故を起こしたようだ。
「この交差点では事故、よくあるんですか?」
私が尋ねるとそこそこあるらしい。女将はこの辺りに住んでいて昔、沼津警察署近くで「さぼわぁる」という沖縄料理店を営んでいたという。
実は私はこのさぼわぁるにも行った事があった。あの日もあるバーのオープンを待っている間、たまたま見つけて寄った店だった。座敷席ばかりの大きな店でその時も女将が一人で切り盛りしていたと記憶している。かれこれ、3年前の暮れの話だ。
そろそろ取材モードにが入りますか。とは言っても沖縄そばしかない。オーダーは口頭。沖縄そばをオーダーした。
前述した通り、厨房は奥にあるので観察自体は絶望的。仕方なく到着を待つことにした。
そして沖縄そばがやってきた。先ずはスープからすすってみた。
ベースのスープはかつを出汁を軸にした印象。醤油の香りは弱く、塩味で調味されている。途中から紅しょうがから来る酸味に汚染されている印象を受ける。
麺は平打ち麺。かん水の量は標準的。加水率は若干低めの印象を持った。これまでの沖縄そばは縮れがある麺が多かった印象だが、こちらはストレート麺で低下水なきしめんといった印象。
具はラフテー、かまぼこ、紅しょうが、ネギ。ラフテーは豚バラ肉使用の煮豚。皮が付いているのが特徴的だ。
新店と思って来てみた訳だが実は縁 のある店だったのが印象的だった。
そして、店を見つけるきっかけがバーのオープンを待っている時というシチュエーションが一緒だったことにも何か不思議なものを感じながら店を後にした。
沼津市内にあるバーのオープンを待っている時のことだ。このバー、オープンが20時と若干遅い。まぁ、静岡から帰ってきている私にとっては丁度いい時間なのだが。
店に早めに着いてしまったので辺りをウロウロしていると、ある店の布製の看板が目に入った。そこには「沖縄そば」の文字が見えた。
この場所に元々、何があったのかは判らないが出来てそう日は経っていないと思われる。ガラス製の扉から中を窺い知ることが出来るのだが、カウンターのみの小さな店だ。
店先に置かれた立て看板には「ちょい飲み」の文字が。その中にしっかりと沖縄そばの文字も見えた。
話を戻して今日は金曜日。
勤務先を後にした私は前述の店を目指した。既に食べログにも掲載があって営業時間も判っている。その店を「
沼津市内で沖縄料理を出している店は昔、ラー紀でも取材した「なんくる」が思い出されるが、それほど多いとは思えない。
現地に到着。外観を撮影して早速、店内へ。
店内に先客の姿はない。外から見たのと違わず、店内は狭い。L字のカウンターはたった5席の小さなお店だ。年の頃は70に近いであろう女将が一人で切り盛りしているようだ。
席に備え付けのメニューを見てみる。お酒はビール、焼酎、泡盛、ウイスキー、ワインと品数こそ多くないが種類はかなり広い。オーダーは口頭。沖縄料理店なのでオリオンビールもあったが素直に生ビール、スパムソテーをオーダーした。
可愛らしい外観と英語表記の屋号からもっと若い人がやっている店かと思ったが意外だった。一人で切り盛りする関係で料理のオーダーが入ると奥に入ってしまう。厨房は奥にあるようで観察自体は出来そうにない。
先ずはビールがやってきた。お疲れチャン>俺。今週も終わったなぁ。また3連休がやってくる。
スパムソテーのオーダーだが、奥からは何故か揚げ物をしている音が聞こえる。何でだろう…。その答えはその料理が出てくる事で判ることになる。
「お通しです」
ゴルフボール大の大きさのコロッケが2個と沖縄では良く食べられている「ミミガー」が出てきた。お通しが出るならこれでビール一杯いけちゃうんじゃね?店のシステムを知らずに先走りオーダーしてしまった。
コロッケは揚げ立てでサクサクして美味い。ミミガーは豚の耳を茹でたものを千切りにして酢味噌のようなもので和えたもの。コリコリとした食感が良い。
またしてもビール一杯ではやっつけられず…安定のハイボールを追加オーダー。最近のラー紀は私の呑兵衛ぶりを露呈している場になっているような気がする。
そうこうする内にスパムソテーがやってきた。もう説明の必要もないであろう、ランチョンミートをソテーしたものと、これは嬉しい誤算、目玉焼きが付属したもので所謂「ポーク玉子」と呼ばれる料理だ。目玉焼きは黄身が溶け出さない程度に熱が入ってしまっているのが残念。スパムはハムとは違って挽肉が原料なので歯応え自体は弱い。そして塩味が強い。
私の料理を作り終わった女将と談笑していると外から「キーッ、ガシャン!」という音が聞こえた。
その瞬間を私は見たのだが、緊急車両と一般車が出会い頭の衝突事故を起こしたようだ。
「この交差点では事故、よくあるんですか?」
私が尋ねるとそこそこあるらしい。女将はこの辺りに住んでいて昔、沼津警察署近くで「さぼわぁる」という沖縄料理店を営んでいたという。
実は私はこのさぼわぁるにも行った事があった。あの日もあるバーのオープンを待っている間、たまたま見つけて寄った店だった。座敷席ばかりの大きな店でその時も女将が一人で切り盛りしていたと記憶している。かれこれ、3年前の暮れの話だ。
そろそろ取材モードにが入りますか。とは言っても沖縄そばしかない。オーダーは口頭。沖縄そばをオーダーした。
前述した通り、厨房は奥にあるので観察自体は絶望的。仕方なく到着を待つことにした。
そして沖縄そばがやってきた。先ずはスープからすすってみた。
ベースのスープはかつを出汁を軸にした印象。醤油の香りは弱く、塩味で調味されている。途中から紅しょうがから来る酸味に汚染されている印象を受ける。
麺は平打ち麺。かん水の量は標準的。加水率は若干低めの印象を持った。これまでの沖縄そばは縮れがある麺が多かった印象だが、こちらはストレート麺で低下水なきしめんといった印象。
具はラフテー、かまぼこ、紅しょうが、ネギ。ラフテーは豚バラ肉使用の煮豚。皮が付いているのが特徴的だ。
新店と思って来てみた訳だが実は
そして、店を見つけるきっかけがバーのオープンを待っている時というシチュエーションが一緒だったことにも何か不思議なものを感じながら店を後にした。