〆の一杯に
たいしゅうさかば やすべえ
大衆酒場 安兵衛

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SHOP DATA
住  所静岡県三島市本町5-7
電話番号055-972-9915
営業時間21:00〜5:00(月〜日)
定休日不定期
席数カウンター5 テーブル12
駐車場なし
緯度経度
(日本測地系)
N  35゚07'01.6''
E138゚54'57.8''
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最寄駅三島広小路駅(伊豆箱根鉄道駿豆線)
三島駅(JR東海道本線)
取材日2012/07/26その他の情報...

メニュー

煮玉子ラーメン
800円
ラーメン
600円
塩ラーメン
600円
辛口ラーメン
650円
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先日からちょこちょこ紹介を始めた「飲んだ後に寄れるラーメン屋」であるが、今回紹介するのは安兵衛と言う店である。
この店の営業時間は夜9時過ぎ。終了は5時と言う完全に酔った客や酒場の店主をターゲットにした店である。

今日は木曜日。
夕飯は外食することにした私は早速、取材を開始した。
取り合えず夜9時からの営業なので店に行くのもその時間に合わせて静岡を出発した私。前に取材を試みた事があるのだが、時間が早くて開店していなかった事があったが今回はバッチリ営業中である。早速、店内へ。
店内はテーブル席が大半を占める中、少しばかりのカウンター席もある。先客は誰も居なかったのでテーブル席に陣取った。
先ずはビールで乾杯!と言う訳でビールと餃子をオーダー。しかし、後から気が付いたのだがチャーシュー盛りもあったのでそっちにすれば良かったと後悔…。ビールをやりながら餃子の到着を待った。
数分後。
餃子がやってきた。餃子には造形が深くない私であるが、肉とニラがその大半を占める餡は少しばかりの味付けが施されており、そのままでも充分食べることが出来る。大きさも量も一人でオーダーするには丁度良い。
餃子でビールを堪能しながら壁に掲示されたメニューを見てみる。醤油と塩があり、それぞれの辛いバージョンもあるようだ。そして、何とつけ麺もある。つけ麺も一般的なメニューになったんだなぁとつくづく思った。
そんなメニューの中に私にピッタリのメニューを見つけた。オーダーは口頭。煮玉子ラーメンをオーダーした。
今回はテーブル席に陣取った関係もあり、厨房観察は出来ない。しかし、煮玉子は卵パックに入った状態で冷蔵保存されている様子だけは確認出来た。
そして、ラーメンがやってきた。先ずはスープからすすってみた。
ベースのスープは鶏ガラを軸にした印象。味の輪郭を成す醤油ダレの間から煮干しを中心とした魚介系の香りがするのだが、これは後入れで魚粉によって付けられたもののようだ。最近の中川は判らないが、開店当初の中川はこの手法だったのを思い出す。
麺は細縮れ麺。かん水の量は多め。加水率は高めの印象を持った。多かん水なので細麺ながらシッカリとした立体感を持っており、スープを程よく拾って来る。この手の麺は初めて食すように思える。あまりお目にかかった事のない麺である。
具はチャーシュー、味玉、メンマ、なると、ワカメ、ネギ。チャーシューは豚肩ロース使用の煮豚。味玉は黄身が溶け出さない程度の茹で加減でネットリとしたタイプ。味付けは穏やか。この味玉がトッピングとして他のラーメンに乗せられるかは未確認。
三島の酒場の多くが集まる白雪通りの外れにあると言う立地は多くの酔っ払いに愛され、今日も夜遅くまで営業中である。あなたも〆の一杯に如何であろうか。

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