居酒屋でラーメン |
【閉店】THE すすきの
SHOP DATA | ||||
住 所 | ||||
電話番号 | ||||
営業時間 | 11:30〜14:30(火〜木) 11:30〜21:00(日・祝) 17:00〜23:00(火〜木) 18:00〜0:00(金〜土) | |||
定休日 | 月曜 | |||
席数 | カウンター10 テーブル26 | |||
駐車場 | あり | |||
緯度経度 (日本測地系) | N 35゚06'54.9'' E138゚54'46.6'' | 地図を見る | ||
最寄駅 | 三島広小路駅(伊豆箱根鉄道駿豆線) | |||
取材日 | 2012/04/14 | その他の情報... |
メニュー
- THEすすきの特製 さっぽろ味噌ラーメン ハーフ
- 500円
- THEすすきの特製 さっぽろ味噌ラーメン レギュラ
- 800円
- THEすすきの特製 醤油ラーメン レギュラー
- 750円
- THEすすきの特製 醤油ラーメン ハーフ
- 500円
昼に沼津市内のダイニングバーで出すラーメンを取材した私は夕刻。自宅に戻ることにした。
静岡県東部でも居酒屋がラーメンを出すと言う二毛作的な新店がオープンした時期が結構あった。昼の取材記の中でも書いたのだがバーも居酒屋もラーメン屋も飲食業と言う括りでは同業者。既成概念に囚われない自由な発想の店が増えたと言う事で個人的には興味深い。
そんな店が自宅の近所にある事を知ったのは一年ほど前の事であろうか。ネットで拾った情報ではあるがなにぶん近所過ぎて取材自体を躊躇していた。その店を「すすきの」と言った。
この店が出来る前は「茶色の小瓶」と言う店だったのだが、私が足しげく通う三島市内ではかなり古いオーセンティックバーである「After Bar 石垣」と同じ経営者がそのバーよりも前から営業を続けていた店が茶色の小瓶と言うバーだったと石垣のバーテンダーから聞いた事があった。
私がバーに興味を持った直後くらいに茶色の小瓶は閉店した事もあり、その店がどんな感じの店だったのか、見てみたいとずっと考えたのだった。
話を戻そう。
店は自宅から近所にあると言う事で徒歩で向う。
店のHPによればランチタイムはラーメンを専門に扱う店に業態を変えたらしく、昼の屋号は「THEすすきの 麺工房 たいし」と言うらしいが今回は夜の取材なので居酒屋時間での取材。急な階段を上った2階にあるあたりは前述のバーと構造が似ている。居酒屋っぽくない重厚なドアが当時の茶色の小瓶らしさを残している。ドアを開けて早速入店。
店内はテーブル席が多くを占め、後はカウンター席もある。
「ラーメンだけなんですけど良いですか?」
女店員に断りをいれると大丈夫だと言う返答。テーブル席に通された。
メニューは夜用なのでラーメン以外につまみや酒なども一緒に掲載されている。「ラーメンだけ」とは言ったもののさすがに居酒屋に来ているのでビールも頼むことにした。
ラーメンメニューを見てみると醤油やつけ麺などもあるのだがやはりここは鉄板のオーダーでいきたい。また、レギュラーと呼ばれるサイズ以外にハーフと言う小さめのオーダーも出来るようだ。実はこの取材が終わった後。別の飲み屋に行く予定もあったのでここで腹一杯というのも憚れた。オーダーは口頭。THEすすきの特製 さっぽろ味噌ラーメンのハーフサイズをオーダーした。
厨房は奥にあるので観察は出来そうにない。と言う訳で店内を観察。
カウンター席に面した厨房あたりの構造は多分、当時と同じなんだろうなぁと一人感慨にふける。隣では数名の客がジンギスカンなのだろうか、美味しそうな音と臭いを立てている。
ビールを頼んだ関係もあってかお通しが供される。ラーメンのみならお通しは出ないだろうがアルコールをオーダーした場合はチャージが発生しているであろう。夜、ラーメンのみをオーダーする方は注意が必要だ。(個人的にはチャージの発生は当たり前だと思っているが一応、念のため)
そしてラーメンがやってきた。先ずはスープからすすってみた。
ベースのスープは豚ガラを軸にした印象。味噌の風味や塩分はやや穏やか気味にふってあるので逆に旨み成分を強く感じる。調理法は確認していないが具材と一緒にスープを炊いた場合、具材の旨みをスープに移す事が出来るがそんな印象を持った。このスープ、美味いかもしれない。表層のオイルも少なめで全体的はさっぱりとした印象を残す。
麺は中太の縮れ麺。かん水の量は標準的、加水率は若干高めの印象を持った。一般的に味噌ラーメンで使用される麺に比べると麺線は細く、かん水の量も少ない。しかし、この程度の方がすすり心地は良く、量もハーフと言う事で〆の一杯に数名でシェアするのも悪くない。
具はチャーシュー、キャベツ、もやし、玉ネギ、きくらげ、メンマ、糸唐辛子、ネギ。チャーシューは豚モモ肉を使用した煮豚。醤油の香りを抱き込んだそれは肉感を残した物で美味。メニューを見ていないので想像の域を超えないが多分、つまみとして提供する事も考慮されているのであろう。結構シッカリとした味付けになっている。数種の野菜は炒めて熱を入れた痕跡はないので前述通り、スープと一緒に加熱したか、湯通してあるのだろう。そのあたりがサッパリとした後味に繋がっている。
北海道の料理をメインにしているだけに、スープカレー、ラーメンサラダ、ザンギ(鶏の唐揚げ)など、北海道ならではのメニューが三島に居ながらにして味わえる面白い店だ。
自宅から近い事もあり機会があればもう少し、ゆっくりと料理を味わってみたいものだ。
静岡県東部でも居酒屋がラーメンを出すと言う二毛作的な新店がオープンした時期が結構あった。昼の取材記の中でも書いたのだがバーも居酒屋もラーメン屋も飲食業と言う括りでは同業者。既成概念に囚われない自由な発想の店が増えたと言う事で個人的には興味深い。
そんな店が自宅の近所にある事を知ったのは一年ほど前の事であろうか。ネットで拾った情報ではあるがなにぶん近所過ぎて取材自体を躊躇していた。その店を「すすきの」と言った。
この店が出来る前は「茶色の小瓶」と言う店だったのだが、私が足しげく通う三島市内ではかなり古いオーセンティックバーである「After Bar 石垣」と同じ経営者がそのバーよりも前から営業を続けていた店が茶色の小瓶と言うバーだったと石垣のバーテンダーから聞いた事があった。
私がバーに興味を持った直後くらいに茶色の小瓶は閉店した事もあり、その店がどんな感じの店だったのか、見てみたいとずっと考えたのだった。
話を戻そう。
店は自宅から近所にあると言う事で徒歩で向う。
店のHPによればランチタイムはラーメンを専門に扱う店に業態を変えたらしく、昼の屋号は「THEすすきの 麺工房 たいし」と言うらしいが今回は夜の取材なので居酒屋時間での取材。急な階段を上った2階にあるあたりは前述のバーと構造が似ている。居酒屋っぽくない重厚なドアが当時の茶色の小瓶らしさを残している。ドアを開けて早速入店。
店内はテーブル席が多くを占め、後はカウンター席もある。
「ラーメンだけなんですけど良いですか?」
女店員に断りをいれると大丈夫だと言う返答。テーブル席に通された。
メニューは夜用なのでラーメン以外につまみや酒なども一緒に掲載されている。「ラーメンだけ」とは言ったもののさすがに居酒屋に来ているのでビールも頼むことにした。
ラーメンメニューを見てみると醤油やつけ麺などもあるのだがやはりここは鉄板のオーダーでいきたい。また、レギュラーと呼ばれるサイズ以外にハーフと言う小さめのオーダーも出来るようだ。実はこの取材が終わった後。別の飲み屋に行く予定もあったのでここで腹一杯というのも憚れた。オーダーは口頭。THEすすきの特製 さっぽろ味噌ラーメンのハーフサイズをオーダーした。
厨房は奥にあるので観察は出来そうにない。と言う訳で店内を観察。
カウンター席に面した厨房あたりの構造は多分、当時と同じなんだろうなぁと一人感慨にふける。隣では数名の客がジンギスカンなのだろうか、美味しそうな音と臭いを立てている。
ビールを頼んだ関係もあってかお通しが供される。ラーメンのみならお通しは出ないだろうがアルコールをオーダーした場合はチャージが発生しているであろう。夜、ラーメンのみをオーダーする方は注意が必要だ。(個人的にはチャージの発生は当たり前だと思っているが一応、念のため)
そしてラーメンがやってきた。先ずはスープからすすってみた。
ベースのスープは豚ガラを軸にした印象。味噌の風味や塩分はやや穏やか気味にふってあるので逆に旨み成分を強く感じる。調理法は確認していないが具材と一緒にスープを炊いた場合、具材の旨みをスープに移す事が出来るがそんな印象を持った。このスープ、美味いかもしれない。表層のオイルも少なめで全体的はさっぱりとした印象を残す。
麺は中太の縮れ麺。かん水の量は標準的、加水率は若干高めの印象を持った。一般的に味噌ラーメンで使用される麺に比べると麺線は細く、かん水の量も少ない。しかし、この程度の方がすすり心地は良く、量もハーフと言う事で〆の一杯に数名でシェアするのも悪くない。
具はチャーシュー、キャベツ、もやし、玉ネギ、きくらげ、メンマ、糸唐辛子、ネギ。チャーシューは豚モモ肉を使用した煮豚。醤油の香りを抱き込んだそれは肉感を残した物で美味。メニューを見ていないので想像の域を超えないが多分、つまみとして提供する事も考慮されているのであろう。結構シッカリとした味付けになっている。数種の野菜は炒めて熱を入れた痕跡はないので前述通り、スープと一緒に加熱したか、湯通してあるのだろう。そのあたりがサッパリとした後味に繋がっている。
北海道の料理をメインにしているだけに、スープカレー、ラーメンサラダ、ザンギ(鶏の唐揚げ)など、北海道ならではのメニューが三島に居ながらにして味わえる面白い店だ。
自宅から近い事もあり機会があればもう少し、ゆっくりと料理を味わってみたいものだ。