静岡でこの屋号を見るとは… |
横浜家系ラーメン 魂心家
SHOP DATA | ||||
住 所 | 静岡県静岡市葵区紺屋町7-17 | |||
電話番号 | 054-266-9122 | |||
営業時間 | 11:00〜2:00(月〜木・日) 11:00〜4:00(金〜土) | |||
定休日 | 無休 | |||
席数 | カウンター11 テーブル12 | |||
駐車場 | なし | |||
緯度経度 (日本測地系) | N 34゚58'11.5'' E138゚23'21.4'' | 地図を見る | ||
最寄駅 | 静岡駅(JR東海道本線) 静岡駅(JR東海道新幹線) 新静岡駅(静岡鉄道) | |||
取材日 | 2012/03/22 | その他の情報... |
メニュー
- 味玉ラーメン
- 750円
- ラーメン
- 650円
- 野菜ラーメン
- 750円
- のりSPラーメン
- 750円
今日は木曜日。
勤務先での仕事を終えた私はある新店に向かっていた。
先日、静岡市内にオープンした家系を扱う店。オープン初日の昼間は行列がヒドくて断念した店である。その屋号を魂心家といった。
今夜の予定ではバー紀行のコラムに掲載中のバー巡りの店も同時に向かう事から飲む前の腹ごしらえと言った趣もある。いつもは空きっ腹に酒をぶっこむヒドい飲み方をしているのでたまには胃を気遣う意味では丁度いい。早速、取材を開始した。
店は静岡パルコの目の前と言う好立地。昔はマックだった店舗だが当時のマックの1階を思い出すとカウンターが前面にあってあまり広い印象はない。しかし、マックの厨房と言うのは実に場所を取ると言うのも昔、テレビ番組で見た記憶があった。
店に入ると奥に長い店内。左手には奥まで繋がる厨房。その厨房に面したカウンターとテーブル席を有している。店の入り口に券売機がある。オーダーは食券制。味玉ラーメンをオーダーした。ちなみに好みは全て普通とした。店員によって空いているカウンター席に通された。一段高くなっている厨房の観察は絶望的だ。
この魂心家と言う店は初めてではない。昨年の正月、恒例の新春ラーメンツアーで実兄と目黒駅前の店に訪れた事がある。その時、相模原の有名店、胡心房の名を見たのが非常に印象に残っている。ここ最近、神奈川県内でも支店がオープンしているのは知っていたがまさか静岡市内でこの屋号を見るとは個人的には思わなかった。当時、食した目黒の店ではトッピングにレタスがあったり、「くずれ味玉」と言う見た目は悪いが値段は半額と言うナカナカ斬新なトッピングが揃っていたが、この店ではレタスはないようで代わりに「野菜盛り」と言うキャベツともやしのトッピングがあったりする。これも時代の流れなのであろうか。
そうこうする内にラーメンがやってきた。先ずはスープからすすってみた。
ベースのスープはげん骨、豚ガラを軸にした印象で乳化度合いが高い。同市内にある清六家同様、壱六家系のイメージである。醤油ダレの塩梅もクドくなるギリギリを狙っていて、それがミルキーさを印象付ける呼び水となっている。味の濃さは調整が出来るので味コメにすればキレが、味ウスにすれば更にマッタリとするであろうがデフォルトが意外と丁度いい。
麺は太麺で軽いウェーブを持つもの。かん水の量、加水率共に標準的な印象を持った。デフォルトの茹で加減も良く、コシと言うよりはややモチっとした食感を持っている。
具はチャーシュー、味玉、うずらの茹で卵、ほうれん草、のり、ネギ。チャーシューは豚バラ肉使用の煮豚。ややスモーキーな香りがするのだがどのようにこの香りを付けたかは判らない。味玉は黄身がトロトロのタイプで私好み。味付けも穏やかで申し分ない。業務用の存在も確認されている味玉ではあるが、くずれ味玉があると言う事はちゃんと手作りしている事を雄弁に語っている。
静岡市内の家系っぽいラーメンの存在は実は意外と古く、私が食べ歩きを始めた11年前には既に家系っぽいラーメンを出す店が数軒あった。
しかし、ここまで濃厚路線のスープは当時は存在せず、とんこつスープ自体も珍しい時代だった。
焼津にある松壱家が人気を博し清六家、そして今回の魂心家と次々と壱六家系のスープが身近で飲めるようになったのは個人的には非常に喜ばしい。
勤務先での仕事を終えた私はある新店に向かっていた。
先日、静岡市内にオープンした家系を扱う店。オープン初日の昼間は行列がヒドくて断念した店である。その屋号を魂心家といった。
今夜の予定ではバー紀行のコラムに掲載中のバー巡りの店も同時に向かう事から飲む前の腹ごしらえと言った趣もある。いつもは空きっ腹に酒をぶっこむヒドい飲み方をしているのでたまには胃を気遣う意味では丁度いい。早速、取材を開始した。
店は静岡パルコの目の前と言う好立地。昔はマックだった店舗だが当時のマックの1階を思い出すとカウンターが前面にあってあまり広い印象はない。しかし、マックの厨房と言うのは実に場所を取ると言うのも昔、テレビ番組で見た記憶があった。
店に入ると奥に長い店内。左手には奥まで繋がる厨房。その厨房に面したカウンターとテーブル席を有している。店の入り口に券売機がある。オーダーは食券制。味玉ラーメンをオーダーした。ちなみに好みは全て普通とした。店員によって空いているカウンター席に通された。一段高くなっている厨房の観察は絶望的だ。
この魂心家と言う店は初めてではない。昨年の正月、恒例の新春ラーメンツアーで実兄と目黒駅前の店に訪れた事がある。その時、相模原の有名店、胡心房の名を見たのが非常に印象に残っている。ここ最近、神奈川県内でも支店がオープンしているのは知っていたがまさか静岡市内でこの屋号を見るとは個人的には思わなかった。当時、食した目黒の店ではトッピングにレタスがあったり、「くずれ味玉」と言う見た目は悪いが値段は半額と言うナカナカ斬新なトッピングが揃っていたが、この店ではレタスはないようで代わりに「野菜盛り」と言うキャベツともやしのトッピングがあったりする。これも時代の流れなのであろうか。
そうこうする内にラーメンがやってきた。先ずはスープからすすってみた。
ベースのスープはげん骨、豚ガラを軸にした印象で乳化度合いが高い。同市内にある清六家同様、壱六家系のイメージである。醤油ダレの塩梅もクドくなるギリギリを狙っていて、それがミルキーさを印象付ける呼び水となっている。味の濃さは調整が出来るので味コメにすればキレが、味ウスにすれば更にマッタリとするであろうがデフォルトが意外と丁度いい。
麺は太麺で軽いウェーブを持つもの。かん水の量、加水率共に標準的な印象を持った。デフォルトの茹で加減も良く、コシと言うよりはややモチっとした食感を持っている。
具はチャーシュー、味玉、うずらの茹で卵、ほうれん草、のり、ネギ。チャーシューは豚バラ肉使用の煮豚。ややスモーキーな香りがするのだがどのようにこの香りを付けたかは判らない。味玉は黄身がトロトロのタイプで私好み。味付けも穏やかで申し分ない。業務用の存在も確認されている味玉ではあるが、くずれ味玉があると言う事はちゃんと手作りしている事を雄弁に語っている。
静岡市内の家系っぽいラーメンの存在は実は意外と古く、私が食べ歩きを始めた11年前には既に家系っぽいラーメンを出す店が数軒あった。
しかし、ここまで濃厚路線のスープは当時は存在せず、とんこつスープ自体も珍しい時代だった。
焼津にある松壱家が人気を博し清六家、そして今回の魂心家と次々と壱六家系のスープが身近で飲めるようになったのは個人的には非常に喜ばしい。