やっぱりとんこつが好き!
ひゃっぽらーめん きたうらわてん
百歩ラーメン 北浦和店

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SHOP DATA
住  所埼玉県さいたま市浦和区常盤9-23-13
電話番号048-822-7676
営業時間11:00〜4:00(火〜日)
定休日月曜
席数カウンター8 テーブル6
駐車場あり
緯度経度
(日本測地系)
N  35゚51'58.4''
E139゚38'55.5''
地図を見る
最寄駅北浦和駅(JR東北本線)
取材日2009/05/02その他の情報...

メニュー

百歩ラーメン+味付玉子
750円
百歩ラーメン
650円
赤百歩ラーメン
750円
もやしラーメン
780円
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今日は実兄と行く埼玉ラーメンツアー。
おみやげ購入を目的に交通博物館を堪能した私達ラーメンバカ兄弟は大宮駅周辺に戻ってきた。
実は夜は飲みながらラーメンと言う予定で考えているのだが、その前に一杯行きたいと考えていた。
今回、実兄は実兄で色々な方から埼玉のラーメン情報をゲットしていて、そちらからの情報で百歩ラーメンと言う店に取材に行こうと考えているである。
「そろそろ、お店を探すか。」
実は事前に調べておいた紙の資料は車の中に置いてきてしまっていたのだが、ラーメン屋の情報をゲットすることは苦ではない。携帯でらーナビを検索してみた。
「あれ?」
百歩ラーメンは確かに出てくるのだが、大宮駅周辺の店舗情報が出てこない。何だかおかしい。
仕方ないので車を停めてある駐車場まで戻り、紙の資料を見直すと、全くの勘違いで浦和区だったことが判明した。
「どうするか?」
まぁ折角、駐車場まで戻ってきているので車はある。電車に乗って行くと言う選択肢もあるのだが不慣れな土地でナビ無しでウロウロするのは無駄に時間が掛かる場合もある。
ナビで場所を探すと時間にして距離にして5km。時間にして7分程度と表示された。
「出庫するか。」
折角停めた駐車場であったが出庫して現地に向かった。
 
20分後。
現地に到着した。正直、埼玉県について良く判っていない私達。大宮と浦和って意外と近いんだぁと思ったりしている。店先に駐車場はないが道を挟んだ目の前にコインパーキングがあったので入庫後。早速店へと急いだ。
店の外観には何故か漢字で書かれた内容が多く、中国の何かを意識している印象。後から調べて判ったことだが、中国の思想で言う「養生」がキーワードになっているらしく、簡単に言えば「ラーメン食べて精つけて健康になりましょう」と言うことであろうか。早速、店内へ。
店内はL字のカウンター席とテーブルの構成。カウンター席に陣取った。オーダーは口頭。百歩ラーメン、味玉をオーダーした。
厨房内は男性店員2名、女店員2名で切り盛りする。夕飯時には少し早い店内は先客が1名。夕飯時には少し早いので意外と空いている。
厨房観察。
大きな寸胴が1器あり、仕込み中のようだ。営業用の寸胴は別にある。麺茹では平ざるを使用したものだが直接、平ざるを突っ込んで麺を掬うのではなく、菜箸で麺を平ざるの上に上げ、湯切りのみを平ざるで行っているスタイル。このスタイルはあまり見たことがないスタイルだ。
そしてラーメンがやってきた。早速、スープをすすってみた。
ベースのスープはげん骨、鶏ガラ、野菜などを軸にした印象の白湯スープ。乳化度合いは高いが獣臭も皆無。ライトな印象で鶏が多めに使用されている印象を持った。表層のオイルの風味が良い。塩ダレの効かせ方も良い塩梅である。
麺は中細のストレート麺。かん水の量は標準的。加水率は少なめの印象を持った。この真っ白なスープからかん水が使用された麺が出てくると正直驚く。茹で加減はデフォルトでやや柔茹で。
具はチャーシュー、メンマ、のり。そして別注の味玉。チャーシューは豚バラ肉使用の煮豚。メンマは甘い味付けがされており自家製を思わせる。味玉は黄身が溶け出さない程度の茹で加減。味付けも穏やかで良い。ネギの類は入らないが卓上に用意されており入れ放題である。
とんこつスープを作る手法として呼び戻しと言う手法が存在するが、この手法にはちょっとしたデメリットがある。苦手な人は最も嫌うあの獣臭に代表される酸化した油の存在である。マニア垂涎(すいぜん)である呼び戻しであるが、健康を意識した時は取り切りが最適であり、特に成人病が心配される私のような中年が長くとんこつラーメンと付き合うには、この店のように獣臭のないライト系とんこつをたまには混ぜた方が良いのかな?と言う感想をこの店のラーメンを食べながら感じたのである。

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