ＧＷを利用して茨城に来ています。管理人です。

今回、茨城県に行くにあたり、茨城県のご当地ラーメンというものが存在するのか？と調べてみると、水戸市やひたちなか市あたりで「スタミナラーメン」というラーメンがある事が判った。
そのラーメンは「茨城スタミナラーメン 松五郎」という店を発祥(実際は別の店で働いていた時に考案した)としたご当店ラーメンのようなのだ。
しかし、問題はその具材の中に「豚レバー」が使われていることだ。
個人的な話で恐縮だが、私はレバーが嫌いだ。もっと言えば納豆も嫌いだ。もう、水戸に行く意味が全くないのである。
まぁ、私も50直前の大人である。食べられない訳ではないが進んでは食べないレベル。もう、諦めるしかないのだが…。

でだ。
今回、前述の松五郎はパスした。理由としては写真撮影が許可制で、写真と食べた感想を一緒にネットで掲載する事を店側が拒んでいると食べログに書かれていたからだ。これでは取材自体が無理なのだ。
で、今回夜の取材先として訪れたのが「めんや　酒楽処　喜つね」という店。この店を選んだ理由はいくつかある。
先ずはスタミナラーメンがある。酒のアテがあり飲める。そして宿に近いのである。
水戸駅で黄門様の撮影が終わった足で店へと向う。かなり後で知ったのだが実はこの店、今年の3月に出来たばかりの新店である。外観を撮影して早速、入店する。
店内は厨房をＬ字に囲うカウンター席とテーブル席の構成。今回は2名なのでテーブル席に通された。
席に備え付けのメニューがあるので先ずは酒のアテが書かれたメニューを見てみる。すると、蛍光ペンで二重丸が書かれたメニューが４つあった。もう、全部頼んじゃうか。オーダーは口頭。私は角ハイの濃いめ。実兄は生中。炙りネギチャーシュー、納豆餃子、納豆メンチ、陽菜田のからあげをオーダーした。ちなみに「陽菜田」とはこの店の2階にある店らしく、そこで揚げた唐揚げのようだ。
ほんじゃあ乾杯！いやぁ〜、今回は渋滞もあったけど、意外とスムーズだった等と話しながらアテの到着を待つ。
先ずは餃子がやってきた。これには納豆が入っている。実兄がパクリとやった光景を見ていると「ネバーッ」と糸を引いているのが判る。本当に入ってるな。私もひとつ食べてみる。う〜ん、納豆だ！その臭いに混じって紫蘇も入っているようだ。うん、紫蘇が若干ではあるが臭いを和らげてくれた。
そうこうする内に唐揚げを持って入口のドアを入ってくる女店員の姿が。はは〜ん、これが唐揚げか。意外とカリっとした衣を纏った唐揚げで、地元の「やぶれ傘」の唐揚げを思い出す。
その後、納豆メンチも到着。こちらも納豆が入っているが、ポン酢で頂くので若干臭いがスポイルされる。
これだけのアテは流石に一杯ではやっつけられず、ド炭酸酎ハイのグレープフルーツをオーダー。そんなこんなで納豆の洗礼を受けながら、そろそろラーメンの事を考え始めた。
事前に知っていたのだが、この店のスタミナラーメンには鶏レバーが使われている。そしてもうひとつ、豚肉を選ぶ事が出来るのだ。これはレバー嫌いの私には非常に助かる。オーダーは口頭。スタミナラーメンの冷やしを豚肉でお願いした。ちなみにスタミナラーメンは冷やし又はホットが選べる。
厨房観察はテーブル席なので絶望的。まぁ、今回は一人ではないので仕方ない。
そして、ラーメンがやってきた。このラーメンは所謂「汁なし」なので先ずはシッカリと混ぜてから麺を食してみた。
麺は中太の縮れ麺。かん水の量、加水率共に標準的な印象を持った。冷水で〆られており冷たいのだろうが餡を纏っているので全体的には温い。茹で加減は〆てある分、シッカリとしたコシがある。
餡の具は豚バラ肉、かぼちゃ、人参、玉ねぎ、キャベツ、ニラ。かぼちゃをはじめとする野菜は油通ししてあるようで、特にかぼちゃはホクホクとした食感が印象的。餡自体の味付けは醤油をベースに甘さと豆板醤の辛さを加えてあるようで、特に豆板醤の香りが印象に残る。辛さ自体はガマン出来ない辛さではない。
スタミナラーメン以外にも色々と納豆を愉しみたい方にはオススメの店である。
ただ、納豆嫌いな方は…