島田に新たな家系が誕生
よこはまいえけいらーめん こいぶとや
【閉店】横浜家系ラーメン 濃太家

photo

SHOP DATA
住  所
電話番号
営業時間10:00〜22:00(月〜日)
定休日無休
席数カウンター15 テーブル8
駐車場あり
緯度経度
(日本測地系)
N  34゚50'00.8''
E138゚12'19.4''
地図を見る
最寄駅六合駅(JR東海道本線)
取材日2015/09/10その他の情報...

メニュー

味玉ラーメン
790円
ラーメン
690円
ネギレッドラーメン
790円
ネギホワイトラーメン
790円
more...

台風18号から変わった温帯低気圧の影響で茨城、栃木を中心とした記録的な大雨は甚大な被害をもたらしました。
大雨がもたらす水の怖さは、風化し始めている4年前の東北の震災でおきた津波を思い起こさせました。
被害に遭われた方にお見舞い申し上げます。管理人です。

話を戻して今日は木曜日。
仕事の関係で島田市に行く機会が多くなっている私。今日は午後から出張先に出向く予定だ。
昼飯を取ってから出張先に向う私はある店の事を思い出していた。

話は逸れて先月の事。
某掲示板で2月頃に取材した「とん亭」という店が閉店したというカキコを目にした。
それと同時に跡地にまたラーメン屋が入るという情報もゲットした。
何度か島田市へ向う途中でその店がどんな店になるのか、確認しに行った事があるのだが、どうも家系ラーメンの店が入るらしい。
しかし、看板などのイメージからすると、所謂似非家系ラーメン店である事が何となく判ってしまう悲しい性よ。
何度か確認する内にオープンが9月1日であることも判った。

話を戻そう。
オープン当初って結構混むイメージがあって、時間的な制約がある私はいきなりの取材は避けていた。
既にオープンから10日が経っているし、そろそろ大丈夫だろうということで取材を開始した。

最寄り駅である六合駅から徒歩で2、3分程度で現地に到着。見覚えのある書体で書かれた派手な看板。静岡市内にある魂心家、昔取材した伊勢原の濃厚家、未取材だが小田原にある小田原商店などと関係があるのであろうか。
店内に入るとレイアウト自体は前の店と変わらず。厨房をコの字に囲うカウンター席とテーブル席の構成。昼時の店内は結構混んでいるが行列が出来ているという訳ではない。空いている席に陣取った。
席に備え付けのメニューを見てみる。前述通り、オープンして10日が経過しているも、未だプレオープンっぽい感じでメニュー限定である。
オーダーは口頭。味玉ラーメンをオーダーした。好みを聞かれたが全て普通とした。また、ランチタイムは半ライスが無料らしいが丁重にお断りした。
店内は流石にオープンし立てということもあり、厨房2名、ホール3名の5名で切り盛りする。
厨房観察。
寸胴の数はこの位置からは確認出来ない。スープはオーダー毎に雪平鍋で加温する小鍋系。注がれるスープは真っ白で業務用っぽいスープである。また、たまたま見る事が出来たが鶏油「とりあぶら」と書かれた冷凍保存された業務用のものを溶かして使用しているようだ。麺茹では深ざるを使用したもの。茹で加減を何で管理しているかは判らない。麺箱は通い箱ではなくダンボール製。製麺所も不明で宅配便で運ばれてくるのであろう。
そして、ラーメンがやってきた。先ずはスープからすすってみた。
ベースのスープは前述通り、乳化が進んだものであるが、濃縮スープっぽい印象である。表層にはオイルが確認出来る。醤油ダレはやや強めに効かせてあるが、飲み進めるとあまり気にならなくなった。勿論、調整可能である。
麺は太ストレート麺。かん水の量、加水率共に標準的な印象を持った。楕円形状の平打ち断面を持っており、茹で加減はデフォルトでやや硬めに仕上がっている。麺の長さが短く、こんな所は家系っぽい。
具はチャーシュー、味玉、ほうれん草、のり、ネギ。チャーシューは豚バラ肉使用の煮豚。超柔らか仕上げである。味玉は黄身がネットリしたタイプ。半身に切られて供される。味付けは穏やか。
島田市の家系ラーメンといえば、古くから「いっこう」というラーメン店が牽引してきた印象があるが、新たな勢力と言った感じであろうか。
ただ、同じ家系と名乗っていても、製法は全くの別物で、いっこうのそれはオールドタイプで、しっかりと自分でスープを取っている。
麺は別としても今はスープ、タレ、味玉などの具材に至るまで、業務用が存在し、調理経験がなくても案外簡単にラーメン屋を開くことが出来る時代である。
業務用はロスが少なく、ゴミも出ないのは魅力であるが、当たり前だが値段は高めになる。その跳ね返りは私達、消費者が背負う事になる。

ページトップに戻る